インプラント治療を受けたいけど、費用が高い!
どうにか安くする方法はないの?
と思うことがありますよね。
たしかにインプラント治療は自費診療のため、保険適用の治療に比べると治療費が高くなります。
実際に患者さまでも、費用面が気になり治療の選択を悩まれる方も多いです。
そこで本記事では、日本口腔インプラント学会所属の歯科医師・田口が、
の3つの情報を中心に、インプラント治療を少しでも安く受けたいと考えている方に役立つ情報を紹介していきます!
では、さっそく本文に移っていきしょう^^
1:インプラント治療を安くする4つの方法
インプラント治療を安くする方法は、大きくわけて
①条件に該当する方は保険適用内で治療を受ける
②医療費控除を利用する
③クレジットカード払いでポイントを得る
④複数の歯医者の見積もりや治療内容を比較する
の4つです。
それぞれの方法の注意点などについて、この後に詳しくお話していきますね!
1-1:条件に該当する方は保険適用内で治療を受ける
インプラント治療を安くする1つ目の方法は、「条件に該当する方は保険適用内で治療を受ける」です。
ただし、ほとんどの方はこの条件の適応外になります。
・生まれつきあご骨の1/3以上が連続していないまたは形成不全の場合
・病気や事故などやむを得ない事情で、大きなあごの骨を失った場合
そのため、虫歯や歯周病などで歯を失い、インプラント治療を検討している方は、この後に紹介する3つの方法を実践しましょう!
1-2:医療費控除を利用する
インプラント治療を安くする2つ目の方法は、「医療費控除を利用する」です。
医療費控除とは、
- 支払った医療費が年間10万円を超えたときに
- その年の税金(所得税や住民税)を軽減できる国の制度
で、インプラント治療にも利用できます。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてください!
また、医療費控除と混同されがちな高額医療費制度ですが、自費診療となるインプラント治療は対象外になります。
なぜなら、高額医療費制度は保険適用の医療費を対象とした制度だからです。
1-3:クレジットカード払いでポイントを得る
インプラント治療を安くする3つ目の方法は、「クレジットカード払いでポイントを得る」です。
2015年時点の公益社団法人日本口腔インプラント学会のデータによれば、インプラントは平均で1本あたり約20万円〜40万円かかる治療になります。
2022年時点の現在では、オプションなども含めると総額で1本あたり約30万円~40万円になるケースが多いです。
そのため、治療費の支払いにポイント還元率が高いクレジットカードを使うことで、ただ現金で支払うよりもお得なポイントをゲットできます。
ただし、すべての歯医者がクレジットカード払いに対応しているわけではありません。
気になる方は、念のため契約前にクレジットカード払いに対応しているかの有無を確認したほうが良いです。
ちなみに、当院では現金以外に、
- クレジットカード
- デンタルローン
- PayPay
などでのお支払いが可能です。
1-4:複数の歯医者の見積もりや治療内容を比較する
インプラント治療を安くする4つ目の方法は、「複数の歯医者の見積もりや治療内容を比較する」です。
というのも、インプラントは基本的に自費診療となるため、保険適用の治療とは異なり歯医者によって治療費や治療内容が異なります。
そのため、本当にコスパが良いインプラント治療を受けるためには、複数の歯医者の見積もりや治療内容を比較する必要があるのです。
では次に、「インプラント治療を安くする方法でNGなやり方」や「実際の比較方法」を紹介していきます。
2:インプラント治療を安くする方法でNGなやり方は?比較ポイント
インプラント治療を安くする方法でNGなやり方は、「格安インプラントを選ぶこと」です。
なぜなら、あまりに安いインプラント治療は品質が低いケースが多く、長期視点で見たときに問題が発生する確率が高まるからです。
▼治療費が「安い歯医者」と「相場帯の歯医者」の比較例
A歯医者 | B歯医者 | |
---|---|---|
1本あたりの治療費 | 35万円 | 20万円 |
検査体制 | 3DCTによる立体診断 | 通常のレントゲン診断のみ |
上部構造 | 耐久性や審美性に優れたジルコニア | 審美性は高いが、耐久性がやや低いセラミック |
インプラントメーカー | 大手メーカーの製品 | マイナーなメーカーの製品 |
アフターフォロー(保証) | 10年保証 | なし |
治療費だけをみると、B歯医者がお得。
しかし、インプラントがメンテナンス次第で約40~50年持つ可能性があることを考えると、A歯医者を選んだほうがトラブルが発生しにくく長持ちしやすい。
つまり、「コスパが良い」と判断できます。
歯医者を比較する際は、治療費以外のポイントもしっかりチェックしましょう!
では次に、インプラントの費用以外に知っておくと得するポイントをお話していきます。
3:インプラントの費用以外に知って得するポイント2選
インプラントを安くする方法など、費用以外でも知っておくと得するポイントは、
①インプラント以外の治療の選択肢
②信頼できる歯医者の選び方
の2つです。
それぞれどういうことか、ご説明していきますね!
3-1:インプラント以外の治療の選択肢
第一に、インプラントの治療費について悩む際には、インプラント以外の治療の選択肢についても理解を深めるようにしましょう。
なぜなら、それぞれの治療法には一長一短があり、長期目線でみると初期費用だけで判断するのが難しいケースが多いからです。
具体的には、
の6つが歯を失ったときの治療法として選べます。
ただし、
- インプラント
- オールオン4・オールオン6
- 歯牙移植
- 接着ブリッジ
は、難易度が高く、どこの歯医者でも受けられる治療法ではありません。
それぞれ適応条件も異なるので、自分に適した治療法が知りたい場合には、すべての治療に精通する総合的な歯医者で相談をするのがおすすめです。
当院では、上記のすべての治療法に対応しております。
幅広い選択肢の中からベストな治療法をご提案できますので、お悩みの際は遠慮なくお声がけください^^
3-2:信頼できる歯医者の選び方
第二に、インプラントの治療費について悩む際には、信頼できる歯医者の選び方を知っておきましょう。
なぜなら、どんなに患者さまに適した良い治療法でも、
- 仕上がりが良くなるか
- 長持ちするか
- 治療後にトラブルが起きにくいか
などは、治療を受けた歯医者(歯科医師)の質によって、大きく左右されるケースが多いからです。
信頼できる歯医者かどうかを見抜くポイントは、大きくわけて
- 検査・診断をしっかり行ってくれる
- 残せる歯はできるだけ残す方向性を示してくれる
- インプラント以外の治療の選択肢も丁寧に説明してくれる
- 治療のメリットだけでなくデメリットも説明してくれる
の4つになります。
また、歯医者によって得意な治療も異なるので、歯医者のHPなどで、どの診療科目に力を入れているかをチェックするのもおすすめです。
セカンドオピニオンも利用し、自分の歯の治療を任せられる担当医を探しましょう!
4:インプラント治療を安くする方法の結論
それでは最後に、インプラント治療を安くする方法について重要なポイントを簡単におさらいしていきます。
インプラント治療を安くする方法は、大きくわけて
①条件に該当する方は保険適用内で治療を受ける
②医療費控除を利用する
③クレジットカード払いでポイントを得る
④複数の歯医者の見積もりや治療内容を比較する
の4つです。
ただし、インプラント治療を安くする方法として、「格安インプラントを選ぶ」のは長期的な視点で見たときにおすすめできません。
また、患者さまが費用対効果が高い治療を受けるためには、
①インプラント以外の治療の選択肢
②信頼できる歯医者の選び方
の2つのポイントへの理解を深めるのが有効です。
以上、今回はインプラント治療を安くする方法についてお話しました。
「少しでも治療費を安く抑えたい!」と思うお気持ちは当然のことです。
ただし、インプラントは約10年~15年たっても、約9割の方がインプラントの状態を保持している寿命が長い治療法です。
初期費用だけに目を向けてしまうと損をするケースも多いので、治療費については長期視点で長く使っていけるかどうかも判断ポイントにしましょう!
当院では、そういった観点から、材料費は一切妥協せずに相場から大きく外れない料金設定でインプラント治療を提供しております。
支払い方法も広くご用意しておりますので、治療費で気になる点がある場合はお気軽にご相談いただければ幸いです^^