「インプラントって、入れてからどのくらい持つんだろう…」と思っている方。
たしかにインプラントは他の歯科治療に比べてお金がかかるので、持ちが気になるのは当然のことだと思います。
そこでこの記事では、インプラントの平均寿命をテーマにインプラント学会所属の歯科医師視点で解説してみました。
具体的には、
①インプラントの平均寿命
②インプラント寿命を縮める原因と延ばす方法
③インプラントの平均寿命が長い歯医者の特徴
④まとめ
の順番に重要なポイントを紹介していきます。
5分くらいで読めますし、インプラント治療を受けるか否かの判断が格段にしやすくなる可能性が高いので、まずはご一読ください!
【執筆・監修者】田口 耕平
北戸田COCO歯科 院長
【経歴はこちら】
1:インプラントの平均寿命は何年?
インプラントの平均寿命は、「10年~15年以上」※だと言われています。
ただし、すべての方のインプラント寿命が10年~15年になるわけではありません。
上記にも記載されているとおり、約10~15年たっても約9割の方がインプラントの状態を保持しているので正確な平均寿命はもっと長いと考えられます。
この後に紹介しているインプラント寿命を延ばす4つの方法をしっかり実践されていれば、40年以上長持ちするケースもあるのです。
1-1:【平均寿命の比較】ブリッジや入れ歯との違い
インプラントとブリッジや入れ歯の平均寿命の違いは、以下のとおりです。
インプラント |
ブリッジ 約7年~8年 |
入れ歯 約4年~5年 |
ただし、平均寿命だけを見て治療を選択するのはオススメしません。
大切なのは、各治療法のメリット・デメリットの比較だからです。
患者さまによってライフスタイルは異なるので、歯がない場合の治療法を選ぶ際はその特性を理解して、自分に合うものを選択すると良いでしょう。
2:インプラント寿命を縮める原因と寿命を延ばす4つの方法
平均寿命よりも短い期間でインプラントがダメになってしまう方がいる原因は、大きく分けて4つあります。
☑歯の清掃不良(インプラント周囲炎)
☑喫煙している
☑歯ぎしりや食いしばりによる歯への負荷
☑料金だけで歯医者を選んだ
寿命を延ばす方法を含めて、以下で詳しく説明していきますね。
2-1:歯の清掃不良(インプラント周囲炎)
インプラントの寿命を縮める最大の敵は、「インプラント周囲炎」です。
歯の清掃不良などの影響で細菌感染すると、インプラントを支える骨(土台)が溶ける歯周病のような病気になります。
放っておくと以下の症状が発生するので、注意が必要です。
・口臭や膿の排出
・インプラントのぐらつきや脱離
ただし、次の2つの予防法を実践すれば、インプラント周囲炎の進行を防げます。
毎日のセルフケアの徹底
歯医者での定期的なメンテナンス
2-2:喫煙している
喫煙をされている方がインプラント治療をすると、
・インプラント周囲炎になるリスクが上がる
・インプラントが骨に定着しにくくなる
・手術後の傷の治りが悪くなる
といったデメリットがあります。
そのため、インプラントの寿命を延ばすためには、禁煙や節煙(タバコを吸う本数を減らす)が必要になってくるのです。
2-3:歯ぎしりや食いしばりによる骨への負荷
歯ぎしりや食いしばりが強い方は、インプラントを支えている骨に必要以上の負荷をかけてしまい、インプラント周囲炎を悪化させるリスクが高いです。
そのため、歯ぎしりや食いしばりの症状が目立つ方は、
・マウスピース(ナイトガード)の装着によるダメージの軽減
・インプラントの治療前にかみ合わせを改善する
などの方法で、噛む力をコントロールしてインプラントの寿命を延ばすのがオススメです。
2-4:料金だけで歯医者を選んだ
料金の安さだけで歯医者を選んでしまうと、平均寿命よりもインプラントが持たないケースが多くなります。
なぜなら、インプラント治療を安く提供している歯医者は治療に必要なコストをカットしてしまっている可能性が高いからです。
・インプラントの上モノに安価な材質を使用
・感染予防や手術器具等の設備投資が不十分
こういった格安のインプラント治療は、平均寿命を縮める原因につながります。
そのため、インプラントを長持ちさせるためには、この後に紹介しているような特徴をもった歯医者を選ぶのが重要になるのです。
3:インプラントの平均寿命が長い歯医者の5つの特徴
他院よりもインプラントの平均寿命が長い歯医者は、大きく5つの特徴を兼ね備えているケースが多いです。
☑機材や設備が充実している
☑信頼できるインプラントメーカーを採用
☑担当の歯科医師に経験や実績がある
☑保証制度がある
☑メンテナンスに力を入れている
どういうことか、詳しく説明しますね。
3-1:機材や設備が充実している
インプラント手術は、感染予防に力を入れるのが最も重要なポイントになります。
なぜなら、感染予防に関係する機材や設備をコストカットしてしまうと、細菌の感染によって以下のようなデメリットが起こるケースが多いからです。
・手術後に炎症が起きる
上記のようなデメリットが起こると、結果的にインプラントの寿命を縮める可能性が高くなります。
そのため、インプラントの平均寿命が長い歯医者では、感染予防対策に力を入れているのです。
当院では、コストより衛生面を重視して、治療器具の滅菌や使い捨て製品の利用を徹底しています。
▶北戸田COCO歯科の感染対策
3-2:信頼できるインプラントメーカーを採用
インプラントの寿命を延ばすためには、信頼できるインプラントメーカーを採用している歯医者を選ぶのがオススメです。
なぜなら、信頼できるメーカーの高品質なインプラントには、以下のようなメリットがあるからです。
・高い強度があるので、歯ぎしりや食いしばりの影響を受けにくい
・普及率が高く、引越し先の歯医者でも対応してもらいやすい
・歴史や実績があり安全性が高い
ちなみに当院では、業界屈指の良質な3社(GC、カムログ、ストローマン)のインプラントを使用しています。
3-3:担当の歯科医師に経験や実績がある
インプラントの寿命は、歯科医師が適切な位置にインブランを埋入しているかによっても左右されます。
数ミリ単位の誤差や角度の違いでも、悪影響が出るケースもあるのです。
そのため、インプラントの手術をする歯科医師には、経験・技術・知識のすべてが求められます。
歯医者選びの際には、その辺りも頭に入れて、インプラント担当医師の経歴や実績の確認も行っておくと安心でしょう。
▶北戸田COCO歯科のインプラント担当医師
3-4:保証制度がある
インプラント手術後の保証制度がある歯医者は、それだけインプラントを長持ちさせる自信や責任を持っていると言えます。
また、万が一の安心・安全を確保するためにも、保証がない歯医者よりは保証が用意されている歯医者を選ぶのがオススメです。
▶北戸田COCO歯科の5年保証(10年までの延長保証)
3-5:メンテナンスに力を入れている
記事前半でもお伝えしたインプラント周囲炎を防ぐためには、インプラント治療後のメンテナンスが重要になります。
インプラントは、入れて終わりではありません。
治療後の管理やクリーニングをしっかり行ってくれる歯医者を選ぶことで、インプラントの寿命を延ばしやすくなるのです。
▶北戸田COCO歯科のメンテナンス
4:インプラントの平均寿命の結論
では、長くなってしまったので最後に簡単にまとめていきます。
インプラントの平均寿命は、「約10年~15年以上」です。
インプラントの寿命を縮める4つの原因と長寿化させる方法は、
☑歯の清掃不良(インプラント歯周炎)
→メンテ&セルフケア
☑喫煙している
→禁煙&節煙
☑歯ぎしりや食いしばりによる歯への負荷
→かみ合わせ改善&マウスピース
☑料金だけで歯医者を選んだ
→寿命を延ばす特徴を持った歯医者を選ぶ
でしたね。
インプラントの平均寿命が長い歯医者の5つの特徴は、
☑機材や設備が充実している
☑信頼できるインプラントメーカーを採用
☑担当の歯科医師に経験や実績がある
☑保証制度がある
☑メンテナンスに力を入れている
でした。
ぜひ、本記事も参考にしつつ、インプラント治療を受けるか否かを検討してみてくださいね!