インプラント治療は入院が必要?手術時間や手術後の過ごし方を解説|戸田市のインプラント治療|北戸田COCO歯科

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インプラント治療は入院が必要?手術時間や手術後の過ごし方を解説

安全性・リスク

インプラント治療後の入院は必要なし!手術時間や手術後の過ごし方を解説

インプラントを検討している方の中には、「外科手術」が必要になるという話を聞いて、

もしかして、入院することになるの?

と不安になっている患者さまも多いかもしれません。

結論からお伝えすると、インプラント治療で入院になることはほとんどありません。

ただし、外科手術が必要になったり例外的に入院が必要になるケースもあります。

そこで本記事では、日本口腔インプラント学会に所属する歯科医師・田口が、「インプラント治療の手術や入院が心配な方」に役立つ情報を分かりやすく紹介していきます。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

本記事を読んで、ぜひインプラント治療への理解を深めてくださいね!

【執筆・監修者】田口 耕平

日本接着歯学会
日本口腔インプラント学会
日本補綴歯科学会・認定医
国際口腔インプラント学会・専門医

北戸田COCO歯科 院長
【詳しい経歴はこちら】

歯科医師:田口耕平


1:インプラントは基本入院の必要なし!手術時間は?

インプラントは基本入院の必要なし!手術時間は?

冒頭でもお伝えしましたが、インプラント治療は、

  • 基本手術はなし
  • 日帰りで外科手術を受ける必要はあり


の治療法です。

手術時間は、歯医者や治療範囲にもよりますが以下の表くらいの時間がかかるケースが多いです。

インプラントの手術時間

・1本:約15分~30分
・2本~3本:約20分~45分
・4本~6本:約1時間~1時間半
・7本~10本:約1時間半~2時間

※事前の麻酔や術後の処置にかかる時間は、プラス約30分~1時間
※骨を増やす手術も同時進行の場合は、プラス約1時間~2時間


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1-1:痛みが怖い方は静脈内鎮静法も利用できる

「入院が必要ないのはわかったけど、外科手術がやっぱり怖い」という方には当院の場合ですと、ご希望があれば静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)もご利用いただけます。

静脈内鎮静法は精神安定剤を静脈に点滴する方法で、局所麻酔と合わせることで、身体面だけではなく心理面もリラックスした状態で治療が受けられます。

静脈内鎮静法を利用された患者さまからは、

いつの間にか治療が終わってしまった

寝てる間に手術が終わっていた

という声を聞くことも多いです。

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2:インプラント治療で例外的に入院が必要になるケース

インプラント治療で例外的に入院が必要になるケース

先程もお伝えしたとおり、インプラント治療は基本的には入院が必要ありません。

しかし、例外的に以下のケースに該当する場合は入院が必要になることもあります。

例外的に入院が必要になるケース

・事故など、歯科以外の理由で入院が必要になる
・重度の全身疾患があり、大きな病院じゃないと対応できない
・多量に出血しやすい傾向がある
・大規模な骨の移植をするため、全身麻酔が必要になる
・極度の歯科恐怖症により、心身の安静が必要になる


また、

  • 腫瘍や事故の外傷などが原因で顎の骨を連続して1/3以上失っている
  • 生まれつきの疾患により顎骨を連続して1/3以上失っている


など、健康保険適用になるインプラント治療の場合は、大学病院などの大規模病院(入院用のベッドが20床以上ある施設)での治療が義務付けられています。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

通常のインプラント治療で、上記に該当するケースはほとんどありません。

心配な場合には、一度担当医に確認をしてみましょう!

3:入院なしでもインプラント手術後に注意したい過ごし方

インプラント治療は入院する必要はないものの、手術後の過ごし方に注意したいポイントがいくつかあります。

手術後の過ごし方の注意点

・飲食物は、アルコールや刺激物を避ける
・運動やお風呂は術後すぐは控える
・タバコは禁煙する
・患部を舌や指で触らない など


親知らずを抜いたときにも同様の注意を求められるケースが多いので、親知らず抜歯の経験がある方はイメージしやすいでしょう。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

具体的にどのくらいの期間、食事や運動に気をつければいいかは以下記事で詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてくださいね!

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3-1:手術後に注意したい5つの症状

あまりあることではありませんが、万が一インプラント手術後に、

  • 以下のような症状がしばらくおさまらなかったり
  • どんどん悪化していく


場合には注意してください。

手術後に注意したい5つの症状

1.痛み止めを飲んでも激しい痛みを感じる
2.薬を飲んでから下痢や湿疹が出る
3.下唇がしびれる
4.よだれが止まらない
5.鼻から、血や膿が出てくる


薬があっていなかったり、手術部位や周辺組織に問題が起きている可能性があります。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

上記の症状がみられた場合には、かかりつけ医に連絡をして、指示をあおぎましょう。

4:インプラントと入院や手術の結論

それでは最後に、インプラントと入院や手術について重要なポイントを簡単におさらいしていきます。

本記事のまとめ

インプラントは、基本的に入院する必要はありません。ただし、外科手術が必要になります。

手術時間は、1本あたり約15分~30分。

事前の麻酔や術後の処置にかかる時間をプラスしても、全体で約45分~1時間30分で治療が終わるケースが多いでしょう。

例外的に、

・事故など、歯科以外の理由で入院が必要になる
・重度の全身疾患があり、大きな病院じゃないと対応できない
・多量に出血しやすい傾向がある
・大規模な骨の移植をするため、全身麻酔が必要になる
・極度の歯科恐怖症により、心身の安静が必要になる
・保険適用のインプラントに該当する


ケースでは、入院が必要になることもあります。

手術後の過ごし方は「飲食」「運動」「入浴」などにしばらくの間、制限がかかるので注意してください。

歯医者によっても、注意事項が異なるケースもあるので詳しくは担当医に確認しましょう。


以上、今回はインプラントと入院や手術についてお話しました。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

本記事を読んでも不安が拭えない場合には、ぜひ直接お問い合わせください!

お口の中を拝見した上で、患者さまの状態だとどうなるかについて詳しくお話させていただければと思います。

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執筆協力:森崎ことり(ライター)