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インプラントの値段の違いが出る9つの理由!相場や歯医者の選び方も解説

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歯医者・担当医の選び方

インプラントの値段の違いが出る9つの理由!相場や歯医者の選び方も解説

インプラント治療って、歯医者によって大きく治療費が異なりますよね。

 

なんで同じ治療なのに、こんなに値段が違うんだろう?

 

安いとなにか問題があるの?

など、値段の違いが気になる患者さまも多いと思います。

そこで本記事では、

  • 日本補綴歯科学会・専門医(インプラントの上部構造)
  • 国際口腔インプラント学会・認定医(難症例にも対応できる)

【執筆・監修者】田口 耕平

日本接着歯学会
日本口腔インプラント学会
日本補綴歯科学会・専門医
国際口腔インプラント学会・認定医
日本糖尿病協会登録歯科医

北戸田COCO歯科 院長
【詳しい経歴はこちら】

歯科医師:田口 耕平

 

1:歯医者によってインプラントの値段の違いが出る9つの理由

歯医者によってインプラントの値段の違いが出る9つの理由

まず、大前提としてインプラント治療は「自費診療」にあたります。

保険で全国一律に治療費が定められている歯科治療とは違い、歯医者が独自に治療費を決めているです。

そのため、歯医者によって治療費が異なるのは当然の流れになります。

その上で、「なぜ同じ治療でも、数十万円単位の差が出るのか?」は、

  • インプラントを埋め込む位置や本数
  • インプラントの種類
  • 担当医の技術
  • ドクターやスタッフの質・人数
  • 歯医者の設備
  • 感染対策にかけるコスト
  • 保証の有無と内容
  • 立地条件
  • 上部構造(被せ物)


の9つの理由が関係してきます。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

歯医者を選ぶときに、費用対効果を見極める上で重要なポイントになります。

それぞれ詳しく解説していきますね!

1-1:インプラントを埋め込む位置や本数

歯医者によってインプラントの値段の違いが出る1つ目の理由が、「インプラントを埋め込む位置や本数」です。

インプラントは、埋め込む位置の状態や場所によって難易度がかなり異なります。

例えば、上の前歯にインプラントを埋め込む場合は審美的な要求も高くなり、より丁寧な施術が求められることから歯医者によって値段に差がつくケースがあるのです。

歯医者選びをする際は、ホームページに記載されている単純な1本あたりの料金ではなく、自分が治療したい部位でいくらかかるのかを直接カウンセリング等で聞いたほうが良いでしょう。

1-2:インプラントの種類

歯医者によってインプラントの値段の差が出る2つ目の理由が、「インプラントの種類の違い」です。

実はインプラントと一口に言っても、

  • 国内外を合わせると100種類以上
  • 日本で使用しているだけでも30種類以上


のインプラントメーカーがあります。

種類や大きさ(直径)など規格がそれぞれ異なり、もちろん金額も違うのです。

「どこのインプラントが一番良い」というのは一概に決まっていませんが、ある程度歴史や実績のあるメーカーのインプラントのほうが安心度が高いと考えられています。

ただし、知名度が高いインプラントはもちろん値段も高くなるので、格安インプラントを提供している歯医者では敬遠される傾向があります。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院では、歴史や実績がある3社のインプラントを採用しています。

患者さまの大切な体に埋め込むインプラントだからこそ、価格だけで選ぶことはしていません。

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インプラントメーカーはどこがいい?種類や選び方を歯科医師が解説

1-3:担当医の技術

歯医者によってインプラントの値段の違いが出る3つ目の理由が、「担当医の技術の差」です。

基本的に、インプラントはどの歯科医師でも法律的には治療が可能になります。

しかし、実際にはすべての歯医者でインプラントを入れられるわけではありません。

なぜなら、インプラントを入れるには「外科手術が必要」=「歯科医師の技術が求められる」からです。

また同じインプラント治療ができる歯科医師でも、

  • 骨造成(こつぞうせい)
  • 骨移植(こついしょく)
  • CTG(結合組織移植術)


など、アゴ骨の量を増やしたり歯茎を移植したりする治療は難易度が高く、誰でもできるものではありません。

以上の理由から、歯医者によって「技術費用」に差がつくことがあるのです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院では、

  • 日本補綴歯科学会・専門医(インプラントの上部構造)
  • 国際口腔インプラント学会・認定医(難症例にも対応できる)


のダブルライセンスを持つ歯科医師がインプラント治療を担当します。

ご安心ください!

1-4:ドクターやスタッフの質・人数

歯医者によってインプラントの値段の差が出る4つ目の理由が、「ドクターやスタッフの質・人数の違い」です。

インプラント治療というと、担当医のみ注目されがちですが、総合的にお口の健康を守るためには他の治療を担当するドクターやスタッフの質も重要になります。

なぜなら、インプラントを入れればお口が健康になるわけではなく、インプラント治療後も

  • メンテナンス(お口の中の清掃)
  • 虫歯や歯周病の予防


などは一生涯続けていく必要があるからです。

特にインプラントは、治療後のメンテナンス(定期検診)で持ちが大きく変わってきます。

インプラントを長持ちさせるためには、インプラントの担当医だけではなく、

  • 歯科衛生士(お口のケアを担当するプロ)
  • 歯科助手・受付(歯医者のホスピタリティを高める・ドクターのアシスタントをする役割)
  • インプラント以外のドクター(一般歯科、矯正歯科、口腔外科など)


など、それぞれ優秀な人材をそろえて育成する必要があるのです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

そういった点から、より良い治療を提供するための人材費で歯医者によって治療費に差が出ているケースがあります。

 

1-5:歯医者の設備
3DCT

歯医者によってインプラントの値段の差が出る5つ目の理由が、「設備の違い」です。

特に重要なのは、検査に必要な歯科用CTの機械があるか否かでしょう。

歯科用CTで撮影すると、今までのレントゲン写真では得られなかった三次元情報を取得できるため、より的確な診断が可能です。

ただし、導入には数千万円単位の費用が必要になるため、他院で撮影をお願いしたりそもそもCT撮影をせずにインプラント治療をする歯医者もあります。

他にも、カウンセリングルームの有無など、歯医者によって設備の有無が異なることから設備料も治療費の中に含まれているケースがあるのです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院では、より正確なインプラント治療を行うために3DCTを完備しております。

当院の各種設備については、こちらを参考にしてください。

1-6:感染対策にかけるコスト

歯医者によってインプラントの値段の差が出る6つ目の理由が、「感染対策にかけるコストの違い」です。

インプラントは手術中の細菌感染を防ぐために、通常よりも徹底した感染対策が求められます。

ただし、どこまで徹底するかは医院によって差があるため、感染対策にかけるコストの違いも治療費に反映されるのです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院では、患者さまの安全を第一に考え、「可能な限り使い捨ての道具を使う」「滅菌や除菌などにかかる薬剤や人件費は惜しまない」ことを意識しています。

具体的な感染対策については、こちらを御覧ください。

1-7:保証の有無と内容

歯医者によってインプラントの値段の違いが出る7つ目の理由が、「保証の有無と内容」です。

インプラントは入れるだけではなく、入れた後のアフターフォローも重要です。

しかし、

  • 保証が用意されているか
  • 保証内容が手厚いかどうか


は、歯医者によって大きく異なります。

そのため、保証制度の違いが治療費に反映されているケースがあるのです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院では、患者さまのご希望に答えるために2つのタイプの保証をご用意しています。

詳しくは、以下の記事で紹介しておりますので参考にしてください!

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1-8:立地条件

歯医者によってインプラントの値段の違いが出る8つ目の理由が、「立地条件」です。

歯医者は実店舗が必要になるため、家賃や土地代がかかることから地域によっても治療費の相場に差があります。

インプラント1本あたりの相場

・全国平均:約20万~40万円
・都心部や首都圏:約30万~50万

ただし、値段が安いからといって通いにくい歯医者を選ぶのはおすすめしません。

なぜなら、インプラントは入れた後も同様の歯医者の定期検診を受けることで保証が適用になるケースが多く、通院期間が一時的ではないからです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院は患者さまの通院負担を減らすために、北戸田駅東口徒歩1分の立地に開院しました。

詳しい交通情報は、こちらを御覧ください。

 

1-9:上部構造(被せ物)

歯医者によってインプラントの値段の差が出る9つ目の理由が、「被せ物の種類の違い」です。

インプラントは、

  • アゴ骨に埋め込む下部構造
  • 目視で確認できる上部構造(被せ物)


からできていますが、この被せ物の種類によっても治療費が異なります。

基本的には、すべて非金属で見た目が白い被せ物のほうが値段が高くなる傾向が強いです。

被せ物については、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

 

2:インプラントの値段が高い・安い歯医者の違い!結局どっちを選ぶ?

インプラントの値段が高い・安い歯医者の違い!結局どっちを選ぶ?

結論からお伝えすると、値段の違いだけではインプラント治療を受ける歯医者は選べません。

なぜなら、インプラントの価格がそのまま患者さまの安心や満足に繋がる部分に反映されているとは限らないからです。

ただし、相場からかけ離れるくらい治療費が高い歯医者・安い歯医者には、以下のような傾向が強くなるケースが多いです。

2-1:治療費が高い歯医者の傾向

相場よりもインプラントの治療費が高い歯医者は、

  • 有名メーカーのインプラントシステムを採用
  • 最新の機器、術後に休憩できる個室などハイスペックな設備を完備
  • 都心の一等地に歯医者を開院


など、より高品質な治療を提供するための環境を整えた歯医者が多い傾向にあります。

ただし、必要以上に華美な装飾など、過剰コストにより治療費が高くなっているケースもあるので、その点には注意をして歯医者選びをしたほうが良いでしょう。

2-2:治療費が安い歯医者の傾向

一方で、インプラント1本あたり10万円などの格安インプラント治療を提供している歯医者は、

  • CTなどの高額な医療機器は未導入
  • 感染対策にかかる薬剤や人件費を削っている


など安全面で心配な点が出ているケースも多いので、注意しなければなりません。

また、相場に比べてかなり安く見えても、実際には総額で高い治療費を請求されるケースも多いです。

インプラントは個々のお口の状態で費用が変わりやすいので、ホームページに記載された価格だけでなく、直接歯医者でのカウンセリングを受けるのがおすすめでしょう。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

セカンドオピニオンなどを利用して複数のカウンセリングを受けた上で、納得できる説明をしてくれる歯医者を選んだほうが安心ですよ!

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3:インプラントの値段の違いの結論

それでは最後に、インプラントの値段の違いについておさらいしていきます。

本記事のまとめ

歯医者によってインプラントの値段の違いが出る理由は、

・インプラントを埋め込む位置や本数
・インプラントの種類
・担当医の技術
・ドクターやスタッフの質・人数
・歯医者の設備
・感染対策にかけるコスト
・保証の有無と内容
・立地条件
・上部構造(被せ物)

の9つの理由が関係していました。

値段の違いだけで歯医者を選ぶと失敗しがちですが、相場から大きく離れた治療費の場合は、コスパや安全性をしっかり確認しましょう。

基本的には、値段だけではなく直接カウンセリングを受けた上で、患者さまが納得できる説明をしてくれる歯医者で治療を受けるのがおすすめです。

上記の9つのポイントをチェックしつつ、自分にあった歯医者選びをしてみましょう!


以上、今回は「インプラントの値段の違い」についてお話しました。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院では、患者さまの安全・安心に関係する部分では価格で妥協しないことをポリシーに診療を行っております。

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執筆協力:森崎ことり(ライター)