街を歩いていると、歯医者をよく見かけますよね。
それもそのはず!
実は、歯医者はコンビニよりも数が多いのです。
・コンビニ:5万5950軒
・歯医者:6万7886軒
→約1万2000軒も歯医者のほうが多い
※1:出典:コンビニエンスストア統計調査年間集計(2021年1月から12月)|一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会
※2:医療施設動態調査(令和3年11月末概数)|厚生労働省
しかし、そんなに歯医者の数が多いと、逆にどこでインプラント治療を受けたらいいのか迷ってしまう人も多いと思います。
そこで本記事では、
- 日本補綴歯科学会・専門医(インプラントの上部構造)
- 国際口腔インプラント学会・認定医(難症例にも対応できる)
のダブルライセンスを持つ歯科医師・田口が、「インプラントを入れる歯医者を選ぶ際の9つのチェックポイント」を紹介していきます。
本記事を読めば、品質が良く長持ちするインプラントを入れてくれる歯医者を見極めるコツが分かるようになります。
ぜひ最後までご一読くださいね!
【執筆・監修者】田口 耕平
日本接着歯学会
日本口腔インプラント学会
日本補綴歯科学会・専門医
国際口腔インプラント学会・認定医
日本糖尿病協会登録歯科医
北戸田COCO歯科 院長
【詳しい経歴はこちら】
1:インプラントはどこで治療が正解?9つのチェックポイント
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合には、以下9つのポイントをチェックするのがおすすめです。
①CTが完備されているか
②外科手術に適した環境が整っているか
③担当医が骨造成や骨移植などの治療に対応できるか
④事前説明を丁寧に行ってくれるか
⑤保証やアフターフォローが徹底されているか
⑥痛みや腫れに配慮した治療が行われているか
⑦インプラントメーカーや上部構造までこだわっているか
⑧噛み合わせやお口全体の健康まで考えられているか
⑨ご自宅または職場から通いやすいか
それぞれ具体的にどんなところをチェックすればいいのかは、この後に一つひとつお話していきますね!
1-1:CTが完備されている
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の1つ目のチェックポイントは、「CTが完備されているか」です。
CTとは、
- 検査・診断に使用する
- 三次元の画像診断設備のこと
で、今までのレントゲン写真では得られなかった立体的な情報を取得できるため、
- 骨の厚み
- 血管や神経の位置
を確認でき、的確な診断を可能にしてくれます。
ただし、CTはインプラント治療を受けられるすべての歯医者で完備されているわけではありません。
なぜなら、法律的には歯医者であればCTによる精密検査を行わなくても、インプラント治療は可能だからです。
しかし、患者さまがより適切なインプラント治療を受けるためには、治療の精度を高められるCTが必要不可欠。
そういった意味で、インプラント治療をどこで受けるか迷った際には、まずはじめに「CTが完備されているか」をチェックするのがおすすめです!
1-2:外科手術に適した環境が整っているか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の2つ目のチェックポイントは、「外科手術に適した環境が整っているか」です。
インプラントは手術中の細菌感染を防ぐために、通常よりも徹底した感染対策が求められます。
ただし、どこまで徹底するかは歯医者によって差があるのです。
そのため、
- 可能な限り使い捨ての道具が使われているか
- 滅菌や除菌などにかかる薬剤や人件費にコストが割かれているか
については事前に確認がおすすめです。
ご心配な場合には、歯医者を選ぶ段階で手術中の感染対策がどのように行われているかを担当医に聞いてみてくださいね!
ちなみに当院の感染対策や設備については、こちらからご確認いただけます。
1-3:担当医が骨造成や骨移植などの治療に対応できるか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の3つ目のチェックポイントは、「担当医が骨造成や骨移植などの治療に対応できるか」です。
基本的に、インプラントはどの歯科医師でも法律的には治療が可能になります。
しかし、実際にはすべての歯医者で適切にインプラントを入れられるわけではありません。
なぜなら、インプラントを入れるには「外科手術が必要」=「歯科医師の技術が求められる」からです。
また同じインプラント治療ができる歯科医師でも、
- 骨造成(こつぞうせい)
- 骨移植(こついしょく)
- CTG(結合組織移植術)
など、顎骨の量を増やしたり歯茎を移植したりする難易度が高い治療に対応できる担当医を選んだほうが、長期的に
- 機能面
- 審美性
の調和が取れたインプラントを入れられる可能性が高まります。
とはいえ、どの歯科医師が高難易度の治療に対応できるか見極めるのは難しいですよね。
そういった場合には、「インプラント治療関連の資格を保持した歯科医師がいるか」をチェックしてみてください。
具体的には、
などの
- 指導医
- 専門医
- 認定医
が”インプラント治療関連の資格を保持した歯科医師”にあたります。
1-4:事前説明を丁寧に行ってくれるか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の4つ目のチェックポイントは、「事前説明を丁寧に行ってくれるか」です。
なぜなら、インプラント治療は自費診療のため制限等がなく
- 治療方針
- 治療費
- 治療期間
- 保証内容
などが、歯医者や歯科医師によって大きく異なるケースが多いからです。
治療後に「そんな話は聞いていなかった」といった後悔を防ぐためにも、患者さまご自身がしっかり説明責任を果たしてくれる担当医を選ぶのが重要になります。
当院では、
- 患者さまと担当医の間で
- 認識や見解に食い違いが生じないようにするために
カウンセリング時には、患者さまに以下の書面をお渡しするように徹底しています。
また、ご希望があれば個室にて周囲を気にすることなく、費用やお悩みについてご相談いただくことも可能です。
仮に説明を受けている段階で不信感を抱いた場合には、そのまま契約を進めずに一旦ストップして考えてみるのがおすすめです。
ご不安な場合には、セカンドオピニオンを利用して現在の担当医以外の意見も聞いてみましょう!
1-5:保証やアフターフォローが徹底されているか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の5つ目のチェックポイントは、「保証やアフターフォローが徹底されているか」です。
というのも、インプラントは入れたら終わりの治療ではありません。
他の治療法と比べて耐久性が高く寿命が長いため、「入れた後の歯医者の対応」も非常に重要になるのです。
そのため、
- 保証内容が手厚いかどうか
- 保証は何年有効なのか
- 治療後のメンテナンスへの対応はどうなっているか
などについては、インプラント治療をどこで受けようか迷っている段階でチェックしておくのがおすすめになります。
ちなみに当院では、治療後に
- 5年保証(最長10年保証)
- 患者さま専属の歯科衛生士による定期メンテナンス
が受けられるようになっています。
詳しくはこちらをご覧ください!
1-6:痛みや腫れに配慮した治療が行われているか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の6つ目のチェックポイントは、「痛みや腫れに配慮した治療が行われているか」です。
インプラントは「ブリッジ」や「入れ歯」とは異なり、外科手術が必要になります。
そのうえで患者さまが気になるポイントが、術中や術後の痛みや腫れですよね。
術中については、手術前に埋入部位に確実に局所麻酔をしますので手術中に痛みを感じることはありません。
しかし、手術後は痛みや腫れを伴うこともあります。
その上で、歯医者によって
- 電動麻酔を使用し、低速の麻酔液注入で麻酔時の痛みを軽減しているか
- 切開や縫合を迅速に行い、骨膜のダメージを防げる歯科医師が手術を担当しているか
- 細菌感染による炎症を防ぐ衛生管理が行われているか
などが患者さまへの負担に配慮した治療を行えているかの分かれ目になります。
そのため、痛みや腫れが不安な方は、インプラント治療をどこで受けようか迷っている段階で担当医に「痛みや腫れへの対処はどのように行われているか」を質問してみるのがおすすめです。
ちなみに当院の「痛みや腫れに配慮した治療」については、こちらから詳細を確認できます。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
1-7:インプラントメーカーや上部構造までこだわっているか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の7つ目のチェックポイントは、「インプラントメーカーや上部構造までこだわっているか」です。
というのも、
- インプラントの上部構造(目視で確認できる歯の部分)
- インプラント体(顎骨に埋め込む人工歯根)
などは、歯医者によって種類やインプラントメーカー(会社)が異なります。
そのため、目に見える費用だけでなく、本当に質が良い材料が使われているのかを患者さま側からもチェックしたほうが良いのです。
とはいえ、
- 上部構造は何が使われているものを選べば良いのか
- どこのメーカーのインプラントが良いのか
を一般の方が判断するのは難しいと思います。
そういった場合には、以下2記事を参考にして、どんな材料が使われているのかを担当医に確認してみるのがおすすめです。
1-8:噛み合わせやお口全体の健康まで考えられているか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の8つ目のチェックポイントは、「噛み合わせやお口全体の健康まで考えられているか」です。
インプラントは、歯を失った部分に人工歯を埋め込む治療法になります。
しかし、たとえ1本であっても、噛み合わせやお口全体の健康まで考えて入れる必要があるのです。
そのため、インプラントをどこで入れるか迷った際には、インプラントだけでなく総合的な治療が可能な歯医者を選ぶのがポイントになります。
具体的には、
- 口腔外科
- 歯周病治療
- 矯正治療
などにも精通した歯科医師がいる歯医者がおすすめです。
ちなみに当院では、患者さまのお口全体のバランスや将来的なリスクを考えた上で最適な治療方法をご提案するために、総合歯科診療をご提供しております。
詳しくはこちらをご覧ください!
1-9:ご自宅または職場から通いやすいか
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合の9つ目のチェックポイントは、「ご自宅または職場から通いやすいか」です。
先程もお伝えしたとおり、インプラントは入れたら終わりではありません。
適切に長く使い続けたり、いざというときに保証を利用したりするためには、原則インプラントを入れた歯医者の定期検診に通うことになります。
そのため、家や職場から1時間以上かかるような通院負担が大きい歯医者は避けておくのが無難です。
当院は患者さまの通院負担を少しでも減らすために、北戸田駅東口徒歩1分の立地に開院しました。
詳しい交通情報は、こちらをご覧ください。
では次に、「インプラント治療をどこで受けるか迷ったときの対処法」を紹介していきます。
2:インプラント治療をどこで受けるか迷ったときの対処法
インプラント治療をどこで受けるか迷ってしまったときは、
①通いたい歯医者のホームページをチェックする
②セカンドオピニオンを利用する
の2つを実践するのがおすすめです。
それぞれどういうことか、お話していきますね!
2-1:通いたい歯医者のホームページをチェックする
インプラント治療をどこで受けるか迷ってしまったときは、まず通いたい歯医者のホームページをチェックしてみましょう。
なぜなら、歯医者のホームページをみると、
- 在籍している歯科医師の経歴や資格
- 専門的に取り組んでいる診療科目
- 設備や院内の雰囲気
- 診療時間や立地条件
など、その歯医者が「売り」「得意」としているセールスポイントがわかることが多いからです。
逆に、口コミサイトや雑誌などに掲載されている情報は、歯医者側が広告会社に費用を払い、良い口コミだけを載せてもらっているケースも多くあります。
そういった情報はあくまでも参考程度にとどめ、基本は一度相談に行って自分直接歯医者の雰囲気を確かめてみるのがおすすめです。
2-2:セカンドオピニオンを利用する
歯医者に相談に行ってみたけど、このままインプラントを入れて良いのか迷う場合には、セカンドオピニオンの利用がおすすめになります。
なぜなら、セカンドオピニオンを利用すれば、
- 1人目の担当医の話が適切か判断できる
- 治療費の適正価格がわかるようになる
- 設備や保証制度の手厚さの違いがわかるようになる
- インプラントへの理解が深まり、治療の選択肢も広がる
といった4つのメリットを得られるからです。
情報を増やすことで、比較検討した上で1番患者さまに適した歯医者で治療を受けられるようになります。
当院をセカンドオピニオンとしてご利用いただくことも可能です。
ぜひ、お気軽にご相談くださいね!
3:結論:インプラントはどこで治療を受けるかで持ちが変わる
それでは最後に、「インプラントはどこで治療を受ければいいのか?」について重要なポイントを簡単におさらいしていきます!
インプラント治療をどこで受けようか迷った場合には、以下9つのポイントをチェックするのがおすすめです。
①CTが完備されているか
②外科手術に適した環境が整っているか
③担当医が骨造成や骨移植などの治療に対応できるか
④事前説明を丁寧に行ってくれるか
⑤保証やアフターフォローが徹底されているか
⑥痛みや腫れに配慮した治療が行われているか
⑦インプラントメーカーや上部構造までこだわっているか
⑧噛み合わせやお口全体の健康まで考えられているか
⑨ご自宅または職場から通いやすいか
また、どこで治療を受けるか迷った際の対処法としては、
①通いたい歯医者のホームページをチェックする
②セカンドオピニオンを利用する
の2つを実践するのがおすすめです。
以上、今回はインプラント治療をどこで受けるかについてお話しました。
ぜひ、本記事を参考に信頼できる歯医者や担当医を見つけてくださいね!
もちろん当院にご相談いただくことも可能です。
お気軽にお声がけください^^