
「インプラント治療って、結局1本いくらかかるの…?」
インプラント治療を検討する際、一番気になるのは費用ですよね。
インプラント治療は保険適用外のため、「インプラント1本〇〇円」といった明確な定義がありません。
そのため、歯科医院によって費用が大きく異なる「自費診療」となります。
とは言え、「インプラント 1本 いくら?」という疑問を解消しないことには、治療に踏み切るべきか判断できませんよね。
そこでこの記事では、
- 日本補綴歯科学会・専門医
- 国際口腔インプラント学会・認定医
のダブルライセンスを持つ歯科医師・田口耕平が、
①インプラント1本あたりの料金相場【2025年版】
②インプラントの値段だけで歯医者を選ぶ【3つのリスク】
③失敗しない!信頼できる歯医者の【3つの条件】
④知っておくべき【インプラントとお金の基礎知識】
について徹底解説。
この記事を読めば、インプラントの費用に関する不安を解消し、納得のいく歯医者選びができるようになります。
では、早速本文にうつっていきましょう!
【執筆・監修者】田口 耕平
日本接着歯学会
日本口腔インプラント学会
日本補綴歯科学会・専門医
国際口腔インプラント学会・認定医
日本糖尿病協会登録歯科医
北戸田COCO歯科 院長
【詳しい経歴はこちら】

1:【2025年版】インプラント1本あたりの料金相場

一番気になるインプラント1本あたりの料金相場。
結論から言うと、2025年現在の相場は約30万~40万円です。
公益社団法人日本口腔インプラント学会が2015年に行った調査では、「約20万~40万円」が相場とされていました。
しかし、物価上昇の影響などを受け、2025年現在では約30万~40万円に設定している歯科医院が増えています。
ただし、これはあくまでも相場です。
歯科医院によっては、インプラント1本あたり10万円を切る場合もあれば、50万円以上になる場合もあります。
1-1:見積もりで「内訳」と「総額」を確認すべき理由
「インプラント 1本 いくら」という料金を見る際、注意すべき点があります。
それは、提示された見積もりの「内訳」と「トータルの治療費」を必ず確認することです。
なぜなら、インプラント1本あたりの料金だけを見てしまうと、最終的なトータル費用が予想以上に高額になってしまうケースがあるからです。

見積もりを確認する際は、以下の6つの費用項目をチェックしましょう。
- 治療前の診断・検査料
- インプラント手術費用
- 骨造成手術費用(骨が足りない場合)
- 手術関連オプション費用
- 上部構造(被せ物)の費用
- メンテナンス費用
もし、
- 明らかに料金が高いと感じる項目がある
- 見積もりに含まれていない項目がある
場合は、歯科医師に費用の内訳について詳しく尋ねてみましょう。

見積もり内容をしっかりチェックすることで、費用の不安を減らすことができます。
2:「インプラント1本いくら」の基準で格安の歯医者を選ぶリスク

インプラントは1本はいくらでも、安い方が良い!
そう考えるのは当然ですが、格安のインプラント治療には注意が必要です。
インプラント1本20万円以下の歯科医院を選ぶ場合は、3つのリスクがあることを理解しておきましょう。
- 感染症対策が不十分な場合がある
- 低品質なインプラント体を使用している可能性がある
- 耐久性・審美性の低い上部構造を使用している可能性がある
インプラント治療は、外科手術を伴うため、徹底した感染症対策が不可欠です。
また、インプラント体の品質や上部構造の素材も、長期的な耐久性や見た目の美しさを左右する重要な要素となります。
「安いインプラントには裏がある」
格安の歯科医院は、これらの重要な要素を削って費用を抑えている可能性があります。

「料金が高い=優良な歯科医院」とは限りませんが、格安すぎるインプラント治療には注意が必要です。
3:【失敗しない】インプラント治療で信頼できる歯医者の3つの条件

では、どのような歯医者であれば、安心してインプラント治療を任せられるのでしょうか?
- インフォームドコンセントの徹底
- 経験豊富な歯科医師が在籍
- アフターフォローの充実
一つずつ詳しく見ていきましょう。
3-1:インフォームドコンセントの徹底
インフォームドコンセントとは、歯科医師が治療内容について丁寧に説明し、患者さんが納得・同意した上で治療を進めることです。
信頼できる歯医者では、
- 検査の必要性
- 現在の口腔内の状態
- インプラント以外の治療選択肢
- 治療全体のスケジュール
などについて、患者さんが理解できるまで丁寧に説明してくれます。
質問にも真摯に答えてくれる歯科医師であれば、安心して治療を任せられるでしょう。
- カウンセリングルームの有無
- 専門のカウンセラーの有無
なども、インフォームドコンセントを重視している歯科医院を選ぶ際の参考になります。
3-2:経験豊富な医師が在籍
インプラント手術は、数ミリ単位のズレが予後に影響する精密な外科手術です。
経験豊富な歯科医師を選ぶことは、治療の成功に大きく関わってきます。
- 日本口腔インプラント学会の認定医・専門医
- 国際口腔インプラント学会の認定医
- 補綴歯科学会の専門医
- インプラント科や専門医院での勤務経験
これらの資格や経歴を持つ歯科医師が在籍する歯科医院を選ぶのがおすすめです。
3-3:アフターフォローの充実
インプラント治療は、インプラントを埋入したら終わりではありません。
治療後のメンテナンスこそが、インプラントを長持ちさせる秘訣です。
アフターフォローが充実している歯科医院を選びましょう。
- インプラント保証制度がある
- 定期的なメンテナンスを徹底している
- 歯科衛生士の教育・研修に熱心である
これらの点に考慮して、歯科医院を選びましょう。
4:【知っておきたい】インプラントとお金の基礎知識

「インプラント 1本 いくら?」を調べる際に、費用以外にも知っておくべきことがあります。
- 医療費控除:確定申告で税金が還ってくる
- 支払い方法:現金、 クレジットカード、デンタルローン
- 保険適用:条件次第で保険適用になる場合も
4-1:医療費控除:確定申告で税金が還ってくる
インプラント治療費用は、医療費控除の対象となる場合があります。
1年間の医療費が10万円を超える場合、所得控除を受けることで税金が還付されます。
- 歯科医院への交通費
- 他の医療機関の治療費
- 家族の医療費
なども合算できるので、忘れずに申請しましょう。

詳しい内容は、国税庁のホームページからご確認いただけます。
4-2:支払い方法:現金、 クレジットカード、デンタルローン
- 現金
- 銀行振込
- デンタルローン(分割払い)
- クレジットカード
- PayPay
クレジットカードやデンタルローンに対応していない歯科医院もあるため、事前に確認しておきましょう。
見積もりが提示された際に、追加費用の有無についても確認しておくと安心です。
4-3:保険適用:条件次第で保険適用になる場合も
インプラント治療は基本的に保険適用外です。
しかし、先天的な疾患や事故など、特定のケースでは保険適用となる場合があります。
- 生まれつき顎の骨の1/3以上が形成不全になっている
- 病気や事故で広範囲に顎の骨を失った
ただし、保険適用でインプラント治療を受けられるのは、大学病院などの特定の医療機関に限られます。

保険適用を検討される場合は、事前に医療機関に問い合わせてみましょう。
5:【結論】インプラント1本いくら?後悔しない歯医者選びのために
この記事では、「インプラント 1本 いくら?」という疑問を中心に、インプラントの費用と歯医者選びについて解説しました。
- インプラント1本あたりの相場は【約30万~40万円】(2025年現在)
- 格安インプラントはリスクも考慮すべき
- 信頼できる歯医者は【インフォームドコンセント・経験・アフターフォロー】が充実
- 【医療費控除・支払い方法・保険適用】についても知っておこう
インプラント治療は、決して安価な治療ではありません。
しかし、適切な歯科医院を選び、基礎的な知識を持って治療に臨めば、 長期的に生活の質を向上させることができます。

この記事が、あなたのインプラント治療の第一歩となることを願っています。
※ 記事の内容は一般的な情報であり、個別のケースによって適用されない場合があります。
※ 料金相場は2025年現在のものです。歯科医院によって、異なる場合があります。