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【インプラント専門医の選び方】絶対外せない4つのポイント

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歯医者・担当医の選び方

【インプラント専門医の選び方】絶対外せない4つのポイント

インプラントを入れるか迷っているときに、「信頼できる先生に相談したいな…」と考えることってありますよね。

とはいえ、

  • どんな条件の
  • どんな先生が

本当に良い先生なのかは、判断が難しいと思います。

そこで本記事では、

  • 日本補綴歯科学会・専門医(インプラントの上部構造)
  • 国際口腔インプラント学会・認定医(難症例にも対応できる)

のダブルライセンスを持つ歯科医師・田口が、「インプラントの専門医(担当医)を選ぶ方法」を紹介していきます。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

担当医を選ぶ際に、「とりあえずこれだけは絶対に外せない!」というポイントをまとめてあります。

ぜひ最後までご一読くださいね。

【執筆・監修者】田口 耕平

日本接着歯学会
日本口腔インプラント学会
日本補綴歯科学会・専門医
国際口腔インプラント学会・認定医
日本糖尿病協会登録歯科医

北戸田COCO歯科 院長
【詳しい経歴はこちら】

歯科医師:田口 耕平

1:インプラント専門医を選ぶ意識を持つのが重要な3つの理由

インプラント専門医を選ぶ意識を持つのが重要な3つの理由

インプラント治療は、歯科医師であれば誰でも治療する資格を持っています。

しかし、専門的な治療だからこそ、”歯科医師のレベルの差が大きい”のが現実です。

実際に、

①インプラント未対応の歯医者もある
②資格がなく、経験が浅い歯科医師もいる
③他の治療法に比べて、担当医と長い付き合いになる

といった3つの理由もあることから、患者さまご自身がしっかりインプラントの専門医(担当医)を選ぶ意識を持つことが重要になります。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

それぞれどういうことか、詳しくお話していきますね。

1-1:インプラント未対応の歯医者がある

インプラント専門医を選ぶ意識を持つのが重要な1つ目の理由は、「インプラント未対応の歯医者がある」です。

インプラントは、すべての歯医者で受けられる治療ではありません。

なぜなら、インプラントは保険適用外(自費診療)の治療になるため、インプラント治療に積極的に取り組んでる歯医者とそうではない歯医者があるからです。

中には、インプラント治療そのものを行っていない歯医者もあります。

そのため、インプラント治療については

  • かかりつけの先生だから
  • 家から近いから
  • 口コミサイトの評価が良いから

という理由だけで、歯医者や担当医を選ぶのはオススメできないのです。

まずは、

  • そもそもインプラント治療を行っているか
  • インプラント治療を行える設備が整っているか
  • インプラント治療に対応できる歯科医師が所属しているか

など、インプラント治療に積極的に取り組んでいる歯医者か否かを見極めるようにしましょう!

1-2:資格がなく、経験が浅い歯科医師もいる

インプラント専門医を選ぶ意識を持つのが重要な2つ目の理由は、「資格がなく、経験が浅い歯科医師もいる」になります。

先程お伝えしたとおり、インプラントは資格がなくても歯科医師であれば誰でも治療が可能です。

一方で、トラブルを防ぎ長持ちさせるためには、専門的な知識や経験が特に必要とされる治療となっています。

なぜならインプラント埋入時の数ミリ単位のズレのせいで、術後の経過が左右されることがあるからです。

しかし、中には資格がなく経験も浅い歯科医師が入れたインプラントのせいで、治療後に後悔されている患者さまもいらっしゃいます。

その上で、インプラント治療関連の資格の有無は、”歯科医師は一定レベルをクリアしているか”を患者さまが見極める際に有益な役割を果たしてくれているのです。

具体的には、

などの

  • 指導医
  • 専門医
  • 認定医

が”インプラント治療関連の資格を保持した歯科医師”にあたります。

もちろん「資格を持っている歯科医師=全面的に信頼できる歯科医師」ではありません。

というのも、それぞれの資格を取るためには、インプラント学会の

  • 大会・研修会・講演会などへの出席や発表
  • 多数の症例提出
  • プレゼンによる審査
  • 論文執筆による審査

などが必要になり多くの時間を取られることから、あえて資格は取らずに診療に集中した結果、実績や経験が豊富な歯科医師もいるからです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

ですので、資格についてはあくまでも、専門医(担当医)選びをする際の1つのポイントだと考えてチェックするのがおすすめです!

1-3:他の治療に比べて担当医と長い付き合いになる

インプラント専門医を選ぶ意識を持つのが重要な3つ目の理由は、「他の治療に比べて担当医と長い付き合いになる」になります。

実際に以下の表をご覧いただくとわかるように、インプラントは他の治療法よりも寿命の長い治療法となっています。

ブリッジ入れ歯インプラント
イメージ図銀歯のブリッジ部分入れ歯インプラント
平均寿命約7年~8年約4年~5年約10~15年以上
(9割が保持)

そして、より長持ちさせるためには、治療後の管理も重要になります。

つまり、インプラントを入れた歯医者で、年に2~4回程度は継続して歯をチェックしたり清掃したりする必要があるのです。

治療後の保証を有効にする意味合いでも、インプラントを入れた歯医者との付き合いは長くなります。

管理がうまくできていれば、40年間の付き合いになることもあるのです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

そういった意味で患者さまが担当医を選ぶ際は、長期にわたって歯を任せられる相手を選ぶ必要があります。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

では次に、信頼できる専門医(担当医)を選ぶ4つのポイントを紹介していきます。

2:インプラントの専門医(担当医)の選び方!4つのポイント

インプラントの専門医(担当医)の選び方!4つのポイント

患者さまがインプラントの専門医(担当医)を選ぶ場合には、

①「丁寧」治療前のカウンセリングや問診
②「徹底」治療費や治療期間等の事前説明
③「総合的」お口全体の治療に精通している
④「勤勉」資格取得や定期的な研修会への参加

の4つのポイントを満たす歯科医師であるかをチェックしたほうが良いでしょう。

今相談している歯科医師がこの4つのポイントに当てはまらなと感じた場合には、セカンドオピニオン※を利用して、他の歯科医師の話を聞いてみるのもオススメです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

具体的なポイント毎のチェック方法は、この後に一つひとつ詳しく紹介していきます。

※セカンドオピニオンとは

最初に相談した歯科医師に提示された診断内容や治療方針などについて、別の歯科医師に意見を求めること。

2-1:「丁寧」治療前のカウンセリングや問診

まずはインプラントの専門医(担当医)が、丁寧に治療前のカウンセリングや問診を行ってくれるかをチェックしたほうが良いでしょう。

なぜなら、治療前のカウンセリングや問診で

  • インプラントのメリット・デメリット
  • 手術や全身疾患におけるリスク
  • インプラント以外の治療の選択肢

などの気になることをしっかり相談できれば、患者さまが正しい治療の選択をできるようになるからです。

2-2:「徹底」治療費や治療期間等の事前説明

次に、インプラント治療を検討する上での事前説明が徹底されているかをチェックしましょう。

なぜなら、インプラント治療は自費診療のため制限等がなく

  • 治療方針
  • 治療費
  • 治療期間
  • 治療で使われる道具や材料
  • 保証内容

などが、歯医者や歯科医師によって大きく異なるからです。

治療後に「そんな話は聞いていなかった」などのトラブルが起きないようにするためにも、患者さまご自身がしっかり説明を受けるのが重要になります。

例えば当院では、

  • 説明漏れをなくし
  • 理解や同意を得ながら
  • 話を進められるように

説明時には、患者さまには以下の書面をお渡しするように徹底しています。

2-3:「総合的」お口全体の治療に精通している

3つ目に重要なポイントは、お口全体の治療を総合的に行っているかという点です。

インプラントを長持ちさせるためには、インプラントの部位だけを治せばいいわけではありません。

  • 正しいかみ合わせ
  • 美しい口元
  • 長く持つ歯

を回復させるためには、お口全体の状態を考えて治療できる

  • 補綴(人工歯)
  • 歯周病治療
  • 外科手術
  • 咬合(かみ合わせ)

などに精通した歯科医師が必要になります。

さらに、あご骨が少ない場合のインプラント治療に対応できるかどうかも大切なポイントです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

歯医者ホームページ等から「歯科医師の経験年数や経歴(実績)」をチェックして、どんな診療科目に積極的に取り組んでいるのか確認してみてくださいね!

2-4:「勤勉」資格取得や定期的な研修会への参加

4つ目の重要なポイントは、歯科医師の勤勉さです。

というのも、インプラント治療も日進月歩で進化しています。

歯科医師であっても定期的に研修会などに参加していないと、最新技術や知識を習得できないのです。

また、新たな知識や技術の獲得のために、資格取得なども行っているかもインプラントの専門医を選ぶ際の1つのポイントになります。

歯医者のホームページでは、

  • ブログ
  • お知らせ(Information)
  • 担当医のプロフィール

などから、「歯科医師が研修会などに参加している様子」や「治療への向き合い方」をうかがい知ることができるケースが多いです。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

3:専門医の選び方以外に知っておきたい歯医者選びの方法5選

専門医の選び方以外に知っておきたい歯医者選びの方法5選

良い専門医(担当医)を見極めるのも大切ですが、歯医者選びの方法を知っておくのも重要なポイントになります。

なぜなら、インプラントに積極的に取り組んでいる歯医者には、インプラントに精通している歯科医師が従事している可能性が高くなるからです。

具体的には、

①3DCTなど検査設備
②医院内の感染対策や清掃状況
③使用しているインプラント体
④インプラント以外の治療への取り組み
⑤働いているスタッフの質

の5つをチェックしましょう。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

どういうことか、一つひとつ詳しく説明していきますね。

3-1:3DCTなど検査設備

正確かつ安全なインプラント治療を受けるためには、検査設備が整っている歯医者を選ぶのがオススメです。

具体的には、口腔内スキャナーや3DCTと呼ばれるお口の中を立体的に検査できる機器が用意されているのが理想的でしょう。

  • 骨の厚みや神経の位置
  • 血管の状態
  • 噛み合わせ

などを手術前にしっかり調べられるので、最適な治療計画を立ててもらえます。

3-2:医院内の感染対策や清掃状況

インプラントは外科手術が必要になることから、感染対策が必須です。

当院でも元々感染対策には力を入れていましたが、新型コロナウイルスが流行して以降、より感染対策を強化しました。

さらに、手術をする部屋についても衛生面を徹底管理しています。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

インプラント治療を受ける歯医者を探す場合には「感染対策」に加えて、「医院内の清掃状況」もよく確認するようにしましょう。

3-3:使用しているインプラント体

インプラント体とは、あご骨に埋め込むインプラント材料のことです。

このインプラント体は、歯医者によって使用する種類が異なります。

1本10万円~20万円以下の格安インプラント治療を提供している歯医者は、品質が悪いインプラント体を扱っているケースがあります。

セカンドオピニオン時にも役立つように、「歯医者でどんなインプラント体を使用しているか」についても事前確認するようにしましょう。

ちなみに、当院ではインプラントメーカーは症例ごとに得意・不得意があることから、業界屈指の良質な3社のインプラントメーカーをご用意しております。

当院が使用しているインプラントメーカー
  • GC(国内約30%シェア/安全性と予知性の高い国産インプラント)
  • camlog(世界30ヶ国以上のシェア/世界的工業先進国ドイツ産インプラント)
  • Straumann(世界シェアNO.1/50年の実績がある)

歯科医師:田口
歯科医師:田口

「日本補綴歯科学会・専門医」✕「国際口腔インプラント学会・認定医」のダブルライセンスを持つ歯科医師が、あなたにとってベストなインプラントメーカーを選定いたします!

3-4:インプラント以外の治療への取り組み

歯医者では、インプラントと他の診療科目で担当医が異なるケースもあります。

そのため、担当医だけではなく、歯医者で積極的に取り組んでいる診療内容もチェックしたほうが良いでしょう。

どんな治療に力を入れている歯医者なのかを、見極められるようになります。

また、幅広い診療内容に対応している歯医者を選ぶことで、治療の選択肢を広げることが可能です。

診療科目の例

・一般歯科
・小児歯科
・矯正歯科
・ホワイトニング
・インプラント
・予防歯科 など

歯科医師:田口
歯科医師:田口

当院は総合歯科診療を行っているため、幅広い診療科目に対応できる専門設備や歯科医師が揃っております。

どの治療法を選べばいいかお悩みの際は、ぜひご相談ください!

3-5:働いているスタッフの質

『1-3:他の治療に比べて担当医と長い付き合いになる』でもお伝えしたように、インプラントは治療後も定期的に歯医者に通うことになります。

つまり、担当医だけではなく働いているスタッフとも長い付き合いになるのです。

そのため、

  • 受付
  • 歯科アシスタント
  • 歯科衛生士(お口の清掃担当)

など、働いているスタッフの質にも目を向けて歯医者選びをすると、よりストレスの少ない状態で通い続けられるようになります。

当院では、インプラント治療後の通院やメンテナンスにも力を入れており、一人ひとりの患者さまに専属の歯科衛生士(国家資格保持者)をつける担当制を採用しています。

歯科医師:田口
歯科医師:田口

いつも同じ歯科衛生士が、患者さまの細かな変化も見逃さないように対応いたしますのでご安心くださいね!

4:インプラント専門医(担当医)の選び方の結論

それでは最後に、重要なポイントだけを簡単におさらいしていきます。

本記事のまとめ

患者さまが、インプラント専門医(担当医)を選ぶ意識を持つのが重要な理由は、

①インプラント未対応の歯医者もある
②資格がなく、経験が浅い歯科医師もいる
③他の治療法に比べて、担当医と長い付き合いになる

の3つです。

そのため、インプラントの専門医(担当医)は、

①「丁寧」治療前のカウンセリングや問診
②「徹底」治療費や治療期間等の事前説明
③「総合的」お口全体の治療に精通しているか
④「勤勉」資格取得や定期的な研修会への参加

の4つのポイントを満たす人を選ぶのがオススメです。

さらに、専門医(担当医)だけでなく歯医者についても、

①3DCTなど検査設備
②医院内の感染対策や清掃状況
③使用しているインプラント体
④インプラント以外の治療への取り組み
⑤働いているスタッフの質

の5つをチェック項目が満たせていると、より安全かつ精度の高い治療を受けられるようになります。

以上、インプラント専門医(担当医)の選び方についてお話しました。

ぜひ、本記事を参考に信頼できる担当を探してくださいね!

歯科医師:田口
歯科医師:田口

信頼できる担当医が見つからない場合には、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

患者さまの不安なお気持ちに全力で寄り添いながら、信頼を裏切らないよう誠心誠意治療に取り組みます!

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執筆協力:森崎ことり(ライター)