インビザライン矯正で失敗しないために!失敗の原因や注意点|北戸田の歯医者|北戸田COCO歯科

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インビザライン矯正で失敗しないために!失敗の原因や注意点

矯正歯科

こんにちは北戸田coco歯科です

インビザライン矯正を始めようと考えているけれど、高額な費用もかかるので「絶対に失敗したくない!」と思う方がほとんどですよね?

特にインビザラインをはじめとする矯正治療には長い治療期間がかかってしまうため、せっかく頑張ったのに失敗なんてことになったら後悔しかありません。

インビザライン矯正を失敗せずに行うためにも、今回はインビザライン矯正で起こりやすい失敗例、失敗しないためにできることなど、ぜひ読んで欲しいポイントをまとめました

ぜひ、参考にしてみてください

 

インビザライン矯正で失敗することはある?

 

インビザライン 失敗

 

そもそも、何をもってインビザライン矯正を「失敗」とするかで変わってきますが、インビザラインをしたけれど歯がガタガタのまま終わったなんてことは、ほぼありえません。

インビザライン矯正を担当している矯正医はインビザラインについて学んでいますし、矯正のエキスパートでもあるので治療後はキレイな歯並びにしてもらえるはずです。

ただし、インビザラインなどのマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて歴史も浅いことから歯科医師の間でも難しい治療法だとされています。

そのため、経験の浅い歯科医師やインビザラインの知識が少ない歯科医院での治療は失敗につながりやすくなります。

ここでは、インビザライン矯正で起きやすい失敗例をいくつかご紹介していきます

 

 

失敗例①:噛み合わせが合わない

 

 

インビザライン矯正は患者様の理想の歯並びをヒアリングして、コンピューターで3Dシュミュレーションをおこなってマウスピースを作製していきます。

しっかりと順番通りにマウスピースを装着できればいいのですが、何かしらの理由で理想通りに歯が動かなかったりした場合も多くあります。

そうすることにより、噛み合わせが途中で合わなくなるといったトラブルが起こりやすいです

しかし、大抵の場合は経験豊富な歯科医師の診断で治療計画の軌道修正を行っていきますので問題ないことが多いです。

ただし、インビザラインが終了した後でも噛み合わせが会っていない場合は失敗になります。

これは、経験が浅いために治療計画が不十分であること、途中での調整がうまくかなかったなどが原因として挙げられます。

そんなことにならないためにも、インビザラインの実績のある歯科医院で治療を行うようにしましょう

 

 

失敗例②:歯ぐきが下がってしまった

 

 

歯ぐきが下がってしまっている状態を「歯肉退縮」と言いますが、これも矯正治療中によくあるトラブルの一つです。

インビザラインではマウスピースを装着することにより歯に力をかけて動かしていきますが、歯の動くスピードに歯ぐきや骨が追いつけないと歯ぐきが下がってしまうことがあります

ひどい場合では「歯根露出」と言って歯の根っこ部分が外に露出してしまう状態になり、痛みや見た目の悪さなどに繋がってしまいます。

インビザラインでは、シュミレーションとしてパソコン上で治療計画を立てていきますが、その時は歯を自由に動かすことが可能です。

しかし、実際に治療が始まってみると、シュミレーションでは歯を動かせる位置に歯を支えている骨(歯槽骨)が足りなかったりするなど、計画とのズレが出てくることがあります。

この時にうまく対処できるか、そもそも計画の段階でそんなことにならないよう緻密に治療計画を立てる必要があります。

そのため、インビザラインは経験豊富な歯科医師の元で行うのがベターでしょう。

ただ歯肉退縮は、治療がうまく行っていても怒ることもありますので、毎月の通院に忘れずにいき様子を見てもらうようにしましょう。

また、無理な力をかけないためにもインビザライン矯正のマウスピースは順番通りに使用するようにしてください

ちなみに歯肉退縮はインビザラインだけに限らずどの歯列矯正でも起こることがあります。

 

関連記事:インビザライン矯正と「歯肉退縮」について!予防や対処法は?

 

 

失敗例③:正中が合わない

 

 

正中(せいちゅう)とは、上下の前歯の真ん中の線です。正常な歯並びは噛み合わせた時に、上下の正中線が真っ直ぐに合う状態です。

しかし、矯正をした後に歯並びが変わることで正中がずれてしまうことが起こり、矯正のトラブルの中でも特に起こりやすいです。

もちろんインビザライン矯正を行う場合は、正中線も計算に入れて治療をしていきますのでほとんどないケースですが、治療計画が正しくないと起こりやすいです

関連記事:インビザラインで正中のズレは治せる?原因とその悪影響

 

 

失敗④:抜歯したスペースに歯が倒れ込んでしまった

 

インビザライン 抜歯 タイミング

 

歯を並べるスペースが確保できない場合は、「抜歯」が必要になります。

しかし、抜歯をした後にインビザラインのマウスピースを装着することで歯が押され、抜歯をしたスペースに倒れ込んでしまうことがあります。

この場合は歯を起こしていくために早めの段階で処置が必要になりますが、インビザライン矯正だけで進めてしまうと失敗してしまう可能性があるためワイヤー矯正を使って動かしていくこともあります

当院のインビザライン矯正でも、全ての方にワイヤー矯正と併用することもあると言うことをご説明しています

 

 

失敗⑤:ディスキングのしすぎで歯を動かすのに時間がかかる

 

インビザライン ディスキング

 

インビザラインでは、歯と歯の間にスペースを作るための「ディスキング(IPR)」という処置を行なっていきます。

この時に必要以上に削ってしまうことで、歯を動かすのに時間がかかり、さらには追加のマウスピースが必要になってしまうこともあります。

ディスキングのしすぎは明らかに失敗につながってしまいますので、矯正のプロによるしっかりとして計画がとても重要です。

当院でも、ディスキングをする際には失敗しないよう計画通りに丁寧に行っていくので安心してください

 

関連記事:インビザライン矯正では「歯を削る」ことがある?ディスキングについて

 

 

失敗⑥:虫歯や歯周病になってしまった

 

 

インビザライン中に重度の虫歯や歯周病になってしまうと、インビザラインの治療が進められなくなってしまい失敗ということもありえます。

インビザラインはマウスピースの取り外しができるので、歯磨きがしやすいとは言えますが以下のようなことが原因で虫歯や歯周病を起こしてしまうことがあります。


・口が乾燥しやすく菌が繁殖しやすい
・マウスピースが不衛生
・マウスピースをしたまま飲食をしている
・食後歯磨きをしないでマウスピースを装着する

 

 

矯正中はいつもよりもお口のケアに気をつけなければいけません。

例えば、歯周病が進んでしまい歯を支える骨が溶け始めると矯正は失敗につながりやすくなるどころか、矯正治療自体ができなくなってしまいます。

医師が失敗をしないよう努力するのも大切ですが、患者さんの方でも矯正を失敗にしないよう努力していきましょう

 

 

インビザラインを失敗しないための医院選び

 

ここでは、インビザラインを失敗しないための医院選びについてお話ししていきます

 

■経験豊富で実績のあるドクターを選ぶ

 

インビザライン 無料相談

 

インビザライン矯正では矯正医師の技術や判断力がとても重要になります

できれば経験豊富でインビザライン矯正の実績がある歯科医院や矯正医師にお願いするといいでしょう

インビザラインは型取りやスキャンをした後に、マウスピースを発注するのでどんなドクターでもできるのでは?と思われがちですが、実際に治療計画をたて進めていくのは歯科医師です。

どんなにコンピューターがある程度の計画を立ててくれるとはいえ、誤差や細かい修正などを想定した計画を緻密に立てることで質の高いインビザラインを行うことができます。

矯正治療の経験が豊富な日本矯正歯科学会の「認定医」がいる歯科医院を選ぶのも一つのポイントです

当院(北戸田coco歯科)では、経験豊富な矯正の認定医が在籍しているため、質の高いインビザライン矯正をご提供できます。

認定医の元で治療を受けたい!と言う方はぜひ、ご相談ください

 

■さまざまな治療のオプションを提示してくれる

 

北戸田coco歯科

 

その人の症例によっては、インビザライン矯正のみでは治療が難しい症例もあります。

健康で美しい噛み合わせにするためにも、無理やりインビザラインだけで治療をすすめるのではなく、他の治療装置と併用するなどのオプションを提案してくれるところは信頼できるでしょう。

歯医者がコンビニよりも多いと言われる現代ですが、自分にあった矯正治療方法を提案してくれる医師を選んでくださいね。

矯正をする歯科医院を探す場合には、しっかりと歯科医院のホームページなどでリサーチしてみて下さい

当院でも、インビザラインをする患者様すべてに、必要に応じてワイヤー矯正を併用する必要があるということを事前にご説明しております

あとは、インビザラインを受ける患者様側での理由でインビザラインがうまく行かないこともあります。

それは次の項目で詳しくお話ししていきますね

 

インビザライン矯正中に失敗しないために気をつけること

 

インビザライン 失敗

 

ここでは、患者さんの方でインビザラインを失敗に終わらせないように気をつけていただきたい内容についてお話しします。

 

■歯の後戻りを防ぐ

 

インビザライン 再治療

 

インビザライン矯正でキレイにした歯並びもその後しっかりとメンテナンスしていかないと「後戻り」を起こしてしまいます

後戻りとは矯正治療を完了した歯並びが、矯正治療前の歯並びに戻ってしまうことを言います。

矯正治療の終了直後は歯を支えている骨がまだ柔らかい状態です。

この状態で勝手に通院をやめてしまったりすると後戻りの原因になり、せっかく長い時間をかけて行なった矯正が失敗に終わってしまいます

それを予防するためには、保定装置という後戻り防止の装置を歯科医師の指示通りに使用しましょう

 

 

■決められた順番でマウスピースを装着する

 

インビザライン アタッチメントすぐ取れる

 

インビザライン矯正ではある程度まとめてマウスピースが渡され、患者様自身で装着や新しいマウスピースへの交換の管理を行っていただきます

決められた順番通りに装着しないと、歯がうまく動かなかったりマウスピースがハマらなくなる原因にもなりますので、必ず決まった順番で進めていくようにして下さい

1つ飛ばしてマウスピースを装着しても矯正が早く終わるわけではありません、先ほど説明したトラブルや痛みの原因になりますので、絶対にしないようにしましょう

 

■マウスピースの装着時間を守る

 

インビザライン リテーナー

 

Invisalignインビザライン矯正は取り外し可能な矯正なのでしっかりと自分で装着時間を管理する必要があります

1日の装着時間が短いなど患者様ご自身がしっかりと管理できなければ、治療が計画通りに進まなくなってしまいトラブルの原因になってしまいますのできちんと装着時間を守って下さい。

 

 

■歯とマウスピースのケアをしっかりと行う

 

 

インビザラインを失敗にしないためにも、患者さんの方ではしっかり日頃から歯とマウスピースのケアを行うようにしましょう。

特にマウスピースをしている間は、唾液の自浄作用が効かないために虫歯になりやすくなります。食後や寝る前はしっかりと歯を磨き、マウスピースを装着しましょう。

また、マウスピースは定期的に専用の洗浄剤で洗うと除菌もできて衛生的に使用することができます。

 

 

当院のインビザライン矯正

 

インビザライン 歯科医院

 

当院では、目立たないマウスピース矯正のインビザラインはもちろん、ワイヤー矯正や小児矯正も取り扱っております

ワイヤー矯正では前歯の部分に白い器具を使った目立たない矯正を採用しているため、インビザラインだけでは矯正治療が難しい方でも満足して治療を進めていただけるので安心して下さい

 

北戸田coco歯科矯正治療専門サイト

 

ワイヤー矯正の併用が必要な方は費用が変更することがあります。

お支払いについては、自費診療の場合クレジットカードも使用できますので、お気軽にご相談下さい

 

まとめ

最後に、インビザライン矯正はしっかりと実績や経験のある矯正医の元で行えば失敗することはありません

しかし、自己管理がとても重要なインビザライン矯正では患者様の管理によって矯正の出来が大きく左右されてしまいます。

マウスピースの装着し忘れや、順番を守らないなどしないようにしっかりと管理するようにしましょう

また、矯正中にはトラブルが出やすいのでその都度しっかりと医師に対応してもらって下さいね

 

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参考:日本矯正歯科学会