こんにちは北戸田coco歯科です。
インビザライン矯正を始めてから「痩せた」という声は、インターネット上や口コミなどでよく聞きます。
歯並びがキレイになることに加えて、ダイエットにもなるとインビザライン矯正が気になる方も多いでしょう。
しかし、実際のところどうなのか疑問に思う人も少なくありません。ここではインビザラインで本当に痩せるのか、痩せる理由などご紹介します。
インビザライン矯正で痩せるって本当?
結論から言うと、インビザライン矯正で痩せる人もいます。
ただ、インビザライン矯正は歯並びとかみ合わせを整える治療方法で、ダイエットが目的ではありません。インビザライン矯正を行うと必ずしも痩せるわけではないことを念頭に置いておきましょう。
人が痩せたり太ったりするのは、食べ物で摂取したエネルギーと基礎代謝や運動などで消費したエネルギーのバランスによるものです。
摂取したエネルギーが消費したエネルギーを上回ると太り、反対の場合は痩せます。
インビザライン矯正で痩せるのは、間食の回数の減少などによって摂取できるエネルギー量が減少するためだと考えられます。
そのため、もともと摂取するエネルギー量が少ない人、消費するエネルギーが多い人はインビザライン矯正で痩せることは難しいでしょう。
インビザラインで痩せる理由
インビザライン矯正で痩せると言われる理由には、以下のようなことが考えられます。
|
間食の回数が減るため
インビザライン矯正では、マウスピースを1日22時間以上装着して歯並びとかみ合わせを整えます。
そのため、間食する際は毎回マウスピースを外す必要があります。加えて、間食する度に歯磨きをしてから再装着するため、面倒になる人も多いです。
それにより自然に間食の回数が減り、ダイエットにつながることもあります。
参考:e-ヘルスネット
糖分を含む飲み物は飲めないため
マウスピース装着中は糖分を含む飲み物は制限されます。
マウスピースをつけたままジュースなど飲むと、歯とマウスピースの間に糖分が溜まりやすい状態になり、むし歯になるリスクが高まるためです。
加えて、ジュースなどに含まれている糖分は血糖値を上昇させる働きがあり、体内でインスリンが大量に分泌されます。
インスリンはエネルギーとして使用されなかった糖分を体脂肪として蓄積する働きがあり、結果太りやすくなるのです。
インビザライン矯正中は糖分を含む飲み物を摂取する回数が自然に減るため、痩せやすくなる可能性があります。
関連記事:インビザライン矯正中の「飲み物」飲んでOKなものNGなもの
満腹中枢が刺激されやすいため
少量でもよく噛んで食べると満腹感が得られ、痩せるという話を聞いたことがある人は多いでしょう。
よく噛んで食べると満腹中枢が刺激されて食欲を抑えるホルモンが分泌し、満腹感が得られやすくなります。
インビザライン矯正でかみ合わせが整い食べ物をよく噛めるようになると、満腹感が得られやすくなるため痩せる可能性はあります。
インビザラインは小顔効果がある?
インビザライン矯正で小顔効果を期待する方もいるかもしれません。
インビザラインに限らず、以下のような特徴に当てはまる人は矯正治療でフェイスラインがすっきりする可能性があります。
|
エラが張っている人
かみ合わせが悪いと片側だけで食べ物を噛むことが多く、筋肉のバランスが崩れてエラが張ってしまうことがあります。
矯正治療でかみ合わせが改善すると、歯全体でバランス良く噛めるようになり、筋肉のバランスが整います。
結果、エラの張りがなくなる可能性があります。ただ骨格によるエラの張りは矯正治療で改善はできません。
親知らずがある人
親知らずを抜くと小顔になると聞いたことがある人も多いでしょう。
インビザライン矯正では、歯を動かすために親知らずを抜くことがあります。
親知らずを抜くとその部分の歯を支えている骨が痩せるため、結果フェイスラインがすっきりする可能性があります。
顔に歪みがある人
かみ合わせが悪いと、顔の筋肉のバランスが崩れて歪みを生じてしまうことがあります。
歯並びが整うと、顔の歪みも解消でき、フェイスラインがすっきりする可能性があります。
出っ歯の人
出っ歯の人は、唇が前方にでてしまい顔が大きく見えてしまうことがあります。
インビザライン矯正で出っ歯を改善すると口元が引っ込み、すっきりしたフェイスラインを得られやすいです。
インビザラインは痩せる以外にもメリットがある
インビザライン矯正の目的は、歯並びとかみ合わせの改善です。加えて、副次的に以下のような良い影響を与えることがあります。
|
むし歯や歯周病のリスクを軽減できる
例えば、凸凹した歯並びで重なり合っている箇所は歯ブラシが届かず、むし歯や歯周病になりやすいです。
インビザライン矯正で歯並びを整えると歯ブラシが届きやすくなり、むし歯や歯周病のリスクを軽減できます。
歯の寿命を伸ばせる
歯並びとかみ合わせが悪いと、噛んだときの力が歯全体に分散されず一部の歯のみに負担がかかってしまいます。
その状態が長く続くと将来的に歯が欠けたり割れたりする可能性が高くなり、歯の根っこまで割れてしまうと抜歯が必要になります。
歯並びとかみ合わせを整えると噛んだときの力が分散されるようになり、歯の寿命を伸ばすことができます。
食べ物の消化や吸収がしやすくなる
噛むことは食べ物をすりつぶす役割があり、消化や吸収を助けます。
それが不十分だと、食べ物がそのままの状態で胃や腸に運ばれてしまい、大きな負担がかかって胃もたれしやすくなります。
歯並びとかみ合わせが整うと、食べ物を十分に噛めるようになるため、胃腸への負担が軽減されます。
Eラインの獲得ができる
Eラインとは横顔を見たときに鼻の先端と顎の先端を結んだ線のことで、美しさの基準として用いられることが多いです。
唇がこの線に触れている、または少し内側に入っていると美しい横顔と言われています。
インビザライン矯正で歯並びとかみ合わせが改善されると、口周りのバランスも自然に整いEラインの獲得が見込めます。
関連記事:美しい横顔の基準「Eライン」!インビザライン矯正で整えることは可能?
肩こりや頭痛が改善する可能性がある
かみ合わせが悪いと身体のバランスにも影響し、肩こりや頭痛といった症状が出る人も多いです。
例えば、片側の歯だけで食べ物を噛む癖がある人は、片側の歯だけがすり減って筋肉の付き方に左右差が生じてしまいます。
その結果、身体のバランスが崩れて血流が悪くなり、肩こりや頭痛といった症状を引き起こしてしまうのです。
インビザラインでかみ合わせが整うとこれらの症状が改善する可能性があります。
当院のインビザライン矯正
北戸田coco歯科のインビザライン矯正は、幅広い世代の方でも治療していただけるよう経験豊富な歯科医師がその人にあった治療計画を立てていきます。
インビザラインの他にも白い器具を使ったワイヤー矯正(表側矯正)や、裏側矯正、そしてマウスピース矯正のインビザラインなど豊富なメニューをご用意しておりますので、気になる方は一度矯正相談にいらしてください。
北戸田coco歯科の矯正専門サイトでも詳しい内容が書いてありますので、ぜひチェックしてみてください
まとめ
インビザライン矯正で痩せたり、フェイスラインがすっきりしたりする人もいます。
これは、マウスピースの装着によって間食の回数が減少すること、かみ合わせが整うことで食べ物がしっかり噛めるようになり満腹中枢が刺激されやすいことなどが挙げられます。
しかし、インビザライン矯正によって痩せるのは可能性として考えられることで、すべての人が得られるものではありません。
矯正治療の本来の目的は、歯並びとかみ合わせを整えることです。
インビザライン矯正にはさまざまなメリットとデメリットがあるため、よく検討してから始めるようにしましょう。
こちらの記事もおすすめ:インビザラインのアンカースクリューはどんなときに必要?