こんにちは北戸田coco歯科です!
市場にはさまざまなホワイトニング商品が販売されていますが、効果が得られなかったり歯がしみたりといった経験をした方もいるでしょう。
本記事では歯科医院でホワイトニングを受けた方がいい理由やエステサロンのホワイトニングとの違いについて解説します。
また、SNS上で人気がある海外製のホワイトニング商品の注意点も解説しますので、歯を白くしたい方は参考にしてください。
目次
⬜︎歯科医院でホワイトニングをした方が良い理由
近年歯を白くしたいという人が増えてきており、歯科医院の他にもサロンでホワイトニングを取り扱うようになってきました。
そんな中、「歯を白くしたいけど、エステサロンで受けるか歯科医院で受けるか迷う」という方もいるでしょう。
エステサロンのホワイトニングは低価格で魅力的ですが、確実に歯を白くしたいなら歯科医院がおすすめです。その理由を4つ紹介します。
- 専門的な施術で確実に歯を白くできる
- クリーニングが受けられる
- 安心・安全に施術が受けられる
- ライフスタイルやお口の状態に合わせた施術が可能
・専門的な施術で確実に歯を白くできる
歯科医院のホワイトニングは、「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった薬剤が使用されます。
これらの薬剤は、薬機法により市販のホワイトニング歯磨き粉やエステサロンでは取り扱うことができない成分です。
これらの成分は、歯の内部に付着した着色汚れを強力に漂白し、歯の表面のエナメル質をすりガラス状にして歯を白く見せる効果があります。
歯科医院のホワイトニングは他では使用することができない専門的な薬剤を使用できるため、確実に歯を白くすることができます。
・クリーニングが受けられる
歯科医院のホワイトニングは、施術前に歯科衛生士によるクリーニングが行われます。
歯に付着した汚れや着色を丁寧に取り除いた後にホワイトニング剤を塗布するため、ムラになりにくく、ホワイトニング効果を最大限に引き出しやすいです。
エステサロンでは歯のクリーニングを行うことができないため、着色汚れやプラークがついたままホワイトニングをしてしまうことで、効果を感じられないこともあります。
・安心・安全に施術が受けられる
ホワイトニングの施術ができるのは、資格を持った歯科医師か歯科衛生士のみです。
施術前には必ず虫歯や歯周病などがないかもチェックし、問題があれば適切な処置を行います。たとえば、虫歯が見つかった場合は、治療を行った後にホワイトニングを受けることができます。
また、歯科医院でのホワイトニングなら施術中にしみるなどトラブルが発生しても適切に対処してもらえるため、安心して任せられます。
・ライフスタイルやお口の状態に合わせた施術が可能
ホワイトニングの種類には、歯科医院で行うオフィスホワイトニングや、自宅で行うホームホワイトニングなどがあり、ライフスタイルにあった施術が受けられます。
また、知覚過敏が気になる方には、しみにくい薬剤に変えたり、しみ止めを使用したりなど、お口の状態に合わせて施術を行うことも可能です。
さらには、ワンランク上のホワイトニング効果を感じたいという方には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングをご提案できるので、満足のいく白さを実感していただけます。
⬜︎歯科医院とエステサロンのホワイトニングは何が違う?
歯科医院とエステサロンのホワイトニングは使用する薬剤が異なります。
上記でも紹介した通り、歯科医院のホワイトニングは過酸化水素や過酸化尿素といった薬品を用いて歯を漂白します。これらは歯科医師や歯科衛生士が取り扱うことができるものです。
一方、エステサロンのホワイトニングは、自分で施術するセルフホワイトニングが主流で、歯科医師や歯科衛生士による施術は受けられません。
それに加えて、薬剤には「ポリリン酸ナトリウム」などが用いられます。
この成分は歯の表面に付着した汚れを取り除く効果があり、歯本来の色を取り戻せますが、漂白する効果はありません。
つまり、歯科医院のホワイトニングは歯を漂白することができる一方、エステサロンのホワイトニングは主に歯の表面の汚れを取り除く効果があるものとなります。
⬜︎歯科医院でできるホワイトニングの種類
歯科医院でできるホワイトニングの種類は、以下の通りです。歯科医院によっては提供されていない施術もあるため、事前に確認が必要になります。
・オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。
歯の表面に高濃度の薬剤を塗布して、特殊な光をあてることで歯を白くします。施術は全て歯科医師または歯科衛生士が行います。施術時間は60分程度で、1~2回の施術で歯を2~3段階白くすることが可能です。
オフィスホワイトニングは、短時間で歯を白くしたい方に向いています。ただし、色戻りしやすいため、施術後2日間は色の濃い飲食物を避けましょう。
・ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースに薬剤を入れて所定時間装着することで歯を白くする方法です。
薬剤の濃度によって装着時間は異なりますが、30分~2時間程度、2週間毎日行うことで歯を2~3段階白くできます。
効果が現れるまで時間がかかりますが、その分白さが長持ちしやすいメリットがあります。また、一度マウスピースを作製すれば、薬剤の購入だけで継続して行えるため、コストパフォーマンスに優れています。
ホームホワイトニングは、忙しい方や自宅でゆっくり行いたい方に向いている方法です。
・デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスとホームを併用して歯を白くする方法です。
両者の特性を活かすことが可能で、ムラになりにくく即効性と持続性が期待できます。特に、効果が現れにくい犬歯も白くすることが可能です。効果的に白くしたいと考えている方に適しています。
費用が高額になるデメリットがありますが、歯科医院によっては割引制度もあるので事前に相談してみると良いでしょう。
・ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチは、神経を取り除いて黒く変色した歯に行われる施術方法です。
歯の裏側から穴を開けて、神経の治療の際に入れた薬剤を取り除き、ホワイトニング剤を充填します。
1~2週間ごとにホワイトニング剤を交換して、歯を白くしていく方法です。歯の内部から白くできるため、オフィスやホームよりも高い効果が期待できます。
ただし、ウォーキングブリーチを行っている歯科医院は限られているため、事前に確認する必要があります。また、メタルコアや銀歯などによる変色は、効果が期待できないため注意が必要です。
⬜︎市販のホワイトニング歯磨き粉は白くなる?
ドラッグストアやインターネットで簡単に手に入るホワイトニング用の歯磨き粉は、歯を漂白する成分が配合されていないため白くできません。
代わりに、ポリリン酸ナトリウムやポリエチレングリコール、ハイドロキシアパタイトなどが配合されており、歯に付着した着色を除去・予防する効果が期待できます。
うまく活用することで歯科医院で受けたホワイトニングの効果を持続させることが可能です。
⬜︎海外製品のホワイトニング商品には注意が必要
SNS上で人気の海外製のホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングテープを手にする方もいるかもしれませんが、取り扱いには十分注意しましょう。
なぜなら、これら海外の商品には、過酸化水素や過酸化尿素が配合されているものがあるからです。
歯を白くする効果が期待できますが、日本人のエナメル質は欧米人と比較すると薄いため、高濃度の商品は歯がしみる、歯ぐきがただれるなどトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
もし、個人輸入やお土産などで海外製品のホワイトニング商品を手に入れ、使用するにあたって不安な方は、歯科医師に相談することをおすすめします。
また、もし使用後に痛みや違和感などを感じた場合は直ちに使用を中止してくださいね。
⬜︎まとめ
歯を白くしたいと考えている方は、歯科医院でのホワイトニングがおすすめです。
特別な薬剤を使用し、確実に歯を白くすることができます。また、エステサロンと異なり、施術前にお口の健康状態をチェックするので安心です。
歯科医院のホワイトニングには、さまざまな方法があるので、歯を白くしたい方はまずは歯科医師に相談してみましょう。
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