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ホワイトニングで起こりやすいトラブルとは?原因や防ぐ方法を紹介

一般歯科

こんにちは北戸田coco歯科です!

歯を白くしたいと思い、ホワイトニングを選ぶ方は増えています。しかし、正しい知識がないまま誤った方法でホワイトニングを行うと、思わぬトラブルを引き起こしてしまうことがあります。

そこで本記事では、ホワイトニングで起こりやすいトラブルとその原因について解説。トラブルを防ぐ方法についても紹介するのでホワイトニングを検討している方はぜひ参考にしてください。

■ホワイトニングで起こりやすい6つのトラブル

ホワイトニングでは、以下のようなトラブルが起きることがあります。


  • 火傷した
  • 痛みが腫れた・出血した
  • 仕上がりにムラができた
  • 歯ぐきから出血した
  • 知覚過敏になった
  • すぐに色戻りした

・火傷した

オフィスホワイトニングは唇や歯ぐきが火傷するトラブルが発生することがあります。オフィスホワイトニングとは歯に薬剤を塗り、特殊な光や熱をあてて化学反応を起こし、歯を白くする方法です。

その際、温度が上昇するため、薬剤が唇や歯ぐきに付着したまま施術を行うと火傷を負う可能性があります。

予防のために保護剤が塗布されますが、非常に細かい作業であることと薬剤は液体のため、完全に防げないことがあります。熱いと感じたらすぐに施術者に伝えて対処してもらうことが重要です。

・歯ぐきが腫れた・出血した

薬剤が歯ぐきに付着すると腫れや出血を引き起こしてしまうことがあります。オフィスホワイトニングは十分に注意しながら施術を行うため、そのようなトラブルが起きることはほとんどありません。

しかし、ホームホワイトニングはご自身で施術で行うため注意が必要です。マウスピースを装着した際に、薬剤がはみ出したまま放置すると歯ぐきが腫れたり出血する原因になります。

そのため、ホワイトニングの薬剤がはみ出した部分はしっかり拭き取ってから施術しましょう。

また、マウスピースが歯ぐきにぴったり合わない場合、それが歯ぐきに接触し、結果的に出血を引き起こすことがあります。この場合、マウスピースを作り直してもらうことで解決できます。

・仕上がりにムラができた

ホワイトニングは、歯の白さにムラが生じることがあります。その理由は主に2つあり、1つは歯の表面のエナメル質の厚さが均一でないことです。厚い部分と薄い部分とでは、薬剤の浸透度が異なります。

その結果、仕上がりにムラができてしまうのです。このような場合は、継続して行うことでムラが徐々に解消される可能性があります。

2つ目は、詰め物や被せ物がある場合です。これらの部分はホワイトニングで白くできません。

そのため、周囲と比較すると白さが違ってしまいます。この場合は、ホワイトニング後に詰め替えや被せ直しなどの処置が必要になります。

・知覚過敏になった

施術中や施術後は一時的に、冷たいものや熱いもので歯がしみる「知覚過敏」を引き起こすことがあります。特にエナメル質が薄いと薬剤の刺激が神経に届きやすくなるため、しみやすい傾向にあります。

薬剤の濃度を下げるか、知覚過敏を引き起こしにくい別の薬剤に切り替えることでホワイトニングを続けることが可能です。

・すぐに色戻りした

ホワイトニング後は、歯の表面を覆っている保護膜(ペリクル)が剥がれている状態になります。一時的にバリア機能が低下しているため、色の濃い飲食物を摂取すると色素沈着しやすくなります。

ホワイトニング直後は色の濃い飲食物を避けるなど注意が必要です。

■ホワイトニングでトラブルが起きる原因

ホワイトニングは以下のようなことが原因でトラブルが起きる可能性があります。


  • 知識が不足している
  • 薬剤の濃度が高い
  • 施術方法が誤っている
  • 色の濃い飲食物を摂取した
  • 継続できなかった

・知識が不足している

ホワイトニングに関する知識が不足していると、トラブルを招く可能性があります。

たとえば、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いや、薬剤の農度など十分理解していなければ、誤った方法でホワイトニングを行い、思いもよらない結果につながるかもしれません。


正確な情報を得るためには、インターネットで調べるだけでなく、実際に施術を受ける歯科医院で説明を受けることが大切です。

・薬剤の濃度が高い

ホームホワイトニングは、薬剤の濃度を選べる歯科医院もあります。

薬剤の濃度が高いほど短時間で効率良くホワイトニングが行えます。しかし、濃度が高い薬剤は、歯や歯ぐきが弱い方にとってトラブルを引き起こしやすい傾向にあります。

どの薬剤を選ぶかは、歯科医師とよく相談し、自分に合った薬剤を選択することが大切です。

・施術方法が誤っている

ホームホワイトニングは自宅で自分で行うものなので、正確な手順で施術する必要があります。薬剤を入れる量やマウスピースの装着時間を守らないと、トラブルが起きることがあります。

そのため、ホワイトニングを始める前は、歯科医師または歯科衛生士の説明をよく聞き、十分に理解したうえで始めることが大切です。

また、オフィスホワイトニングに関しては、ホワイトニングに力を入れており、信頼できる歯科医院を選ぶことをおすすめします。

・色の濃い飲食物を摂取した

ホワイトニング後は、歯の保護膜が一時的に剥がれている状態なので、飲食物の色素がつきやすくなります。そのため、施術直後は、カレー、コーヒー、ワインなどの色の濃い飲食物の摂取は避けた方が良いでしょう。

また、酸性の食べ物や炭酸飲料はエナメルが溶けてしまう可能性があるため、ホワイトニング後30分は摂取を控えることをおすすめします。

・継続できなかった

ホワイトニングの効果を得るためには継続が必要です。ホームホワイトニングは2週間毎日続けなければならないため、途中でやめてしまうと十分な効果が得られません。

一方、オフィスホワイトニングは、取り扱っている薬剤の種類によって複数回の通院が必要になるものもあります。通院スケジュールが調整できない場合は、効果が低下する可能性があります。

ホワイトニングを始める際は、ライフスタイルにあった方法を選択し、計画的に続けることが大切です。

■ホワイトニングのトラブルを防ぐ方法

ホワイトニングで起こり得るトラブルは、以下の方法で防ぐことができます。

・丁寧なカウンセリングを実施している歯科医院を選ぶ

施術前は、カウンセリングを行う歯科医院がほとんどです。

歯の白さの目標やどのような施術を希望するのかなどを細かくヒアリングして、お口の中の状態やライフスタイルにあったホワイトニング方法を提案してくれる歯科医院を選びましょう。

・継続して施術を受ける

目標の白さに到達するためには1度の施術では難く、何度か繰り返す必要があります。そのことを理解していないと「白くならなかった」と後悔してしまう可能性があります。

また、継続して受けられるか、トータルの費用を確認することも大切です。

・飲食物に注意する

ホワイトニング後や着色しやすいため、以下の飲食物に注意しましょう。



カレー ミートソース コーヒー お茶 赤ワイン ケチャップ ソース 醤油

豆乳 柑橘類 炭酸飲料 など



赤ワインやお茶などは、歯が着色しやすいポリフェノールが含まれています。また、色が白い飲食物であっても、豆腐や豆乳のようにポリフェノールを含むのもあるので注意が必要です。

ホームホワイトニングを行った場合は3~4時間程度、オフィスホワイトニングを行った場合は施術後24時間は着色しやすい飲食物の摂取は控えることをおすすめします。

・白くするには限界があることを理解する

日本人の歯の色は黄色味を帯びているため、ホワイトニングでは限界があります。たとえば、芸能人のように真っ白い歯にすることは難しいことがあります。そのことを理解したうえでホワイトニングを始めましょう。

・むし歯や歯周病の治療を終わらせる

ホワイトニングをする際に虫歯や歯周病があると、その部分が薬剤の影響で染みてしまうことがあります。

ホワイトニングをする際には、なるべくお口の中にむし歯や歯周病がない状態で行いましょう。

全ての治療が終わりクリーニングもした後がホワイトニングをするベストなタイミングです。

■まとめ

ホワイトニングは手軽に歯を白くできるため人気のある治療方法です。しかし、間違った方法や不十分な知識はトラブルに発展し、後悔につながる可能性があります。

それを防ぐためにも事前のカウンセリングでは、歯科医師や歯科衛生士から詳しい説明を聞き、疑問や不安が残る場合は、必ずそれらを解消してから始めることが大切です。

参考:テーマパーク8020

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