こんにちは北戸田coco歯科です
長年気になっていた前歯の歯並び…奥歯の歯並びは悪くないけど、人目につきやすい前歯のガタつきだけをインビザライン矯正で治したい!という方もいるのではないでしょうか?
今回はインビザライン矯正で前歯のみを治療することは可能なのか?その方法や費用についてお話ししていきます。
ぜひ参考にしてみてください!
インビザライン矯正で前歯のみを治療することは可能
インビザライン矯正で前歯のみを治療することは「可能」です
もちろん全体を矯正する方が、噛み合わせも整うのでおすすめですが、費用面やとにかく前歯だけを治したい!という方のために、前歯のみを治療する部分矯正もおこなっています。
しかし、残念ながら誰でも部分矯正ができるというわけではありません。
部分矯正に対応しているのは抜歯の必要ない軽度の不正咬合(問題のある歯並び)の方など限られてきますので、ご自身が前歯のみの部分矯正に対応できるかは歯科医院で相談する必要があります。
のちほど、部分矯正に向いている方や向いていない方の説明もしていきますね!
●マウスピースはどの部分だけつけるの?
ワイヤー矯正の部分矯正では、治したい部分のみに矯正器具を装着しますがインビザライン矯正では部分矯正であっても全体のマウスピースを使います。
歯全体をマウスピースで固定しながら歯を動かしていく必要があるので、全体のマウスピースをしますが奥歯が動いたりすることはなく前歯部分が動く設計になっています。
●抜歯は必要?
基本的に前歯部分だけを動かしたい場合は抜歯は必要ありません。そのため、歯を動かすスペースを作るディスキングをおこなっていきます。
●全体のインビザライン矯正と流れは同じ?
はい、全体矯正も部分矯正も治療の流れは全く同じです。最初に精密検査を行い、専用のマウスピースを作成して患者様で装着していただきます。
その後の保定期間も全体矯正と同じようにとっていきます。
インビザラインで前歯のみの矯正にかかる期間
部分矯正であれば数ヶ月から1年ほどで治療が完了することが可能です(個人差あります)
全体矯正に比べると、動かす歯の本数が少なく動かす距離も短いのであまり時間がかからないのが部分矯正の良いところです。
しかし、歯を動かす治療が早めに終わってもしっかりと保定期間をとっていく必要があります。
この保定期間を取らないと特に部分矯正は奥歯の影響などで後戻りを起こしやすくなりますので、全体矯正の方と同じようにしっかりと保定期間をとっていきます。
関連記事:インビザラインの保定
前歯のみの場合費用はいくらぐらい?
前歯のみを動かすインビザライン矯正の相場は大体30万円ほどでしょうか
全体矯正に比べてリーズナブルなので、費用面で矯正治療を躊躇っていた方でも挑戦しやすいのが部分矯正です。また、部分矯正をした将来的に余裕が出てきたら全体矯正をするという方もいらっしゃいます。
当院では、軽度のインビザライン部分矯正1(前歯のみ、治療後の後戻りなど) 275,000円(税込)で治療をおこなっています
前歯のみのインビザライン矯正ができない方
残念ながら前歯のみのインビザライン矯正は誰もができるわけではありません、以下に当てはまる方は全体矯正の対象になりますので、まずは歯科医院で相談してみましょう。
・重度の不正咬合
重度の叢生(そうせい)、出っ歯、受け口、オーバーバイトなどの方は奥歯からしっかりと歯並びを整えないと改善されないため全体矯正の対象になります。
・噛み合わせが合っていない方
矯正治療では見た目の美しさと同じように噛み合わせを重視していきます。噛み合わせが合っていない方や、顎関節症などの影響が出てしまっている方は部分矯正ではなく全体矯正でしっかりと治療をする必要があります。
・抜歯が必要な方
顎が小さく歯が大きいために歯を並べるスペースが取れない方は抜歯が必要になります。抜歯をすると大幅に歯を動かす必要があるため、部分矯正ではなく全体矯正の対象になります。
他にも骨格の問題で部分矯正ができないなど、患者様によって変わってきますのでまずは歯科医院で相談してみてくださいね。
前歯のみのインビザライン矯正が向いている方
・症状の軽い不正咬合の方
叢生、出っ歯、ねじれた歯などは抜歯が必要ない軽度なものであれば部分矯正で十分治療が可能です。
・前歯に隙間がある「すきっ歯」
前歯に隙間が空いてしまっているすきっ歯も抜歯が必要ないため部分矯正に向いているとされています。
このように、軽度なものであれば基本的に部分矯正でも治療が可能です。特に結婚式などのイベントが控えている方、出来るだけ費用を抑えて歯並びをキレイにしたい方などはおすすめの矯正方法ですよ!
矯正後に後戻りをしてしまった人にもおすすめ
以前矯正治療をしたことがあるけど、年月とともに前歯の歯並びが後戻りを起こしてきた…という方にも部分矯正はおすすめです
すでに一度矯正治療をしているので、抜歯やディスキングなどの必要もないですし、短い期間でまたキレイな歯並びへと戻していけます。
もちろん他院でおこなった矯正治療の後戻りでも対応可能ですので、後戻りが気になる方は一度当院で相談してみてくださいね!保定装置(リテーナー)などについてご相談に乗ります
インビザライン部分矯正のデメリット
インビザラインの部分矯正ではメリットばかり注目されがちですが、しっかりデメリットの部分も理解しておきましょう。
・ディスキングで歯が染みることがある
歯が並ぶスペースを確保するため「ディスキング」という歯と歯の間を少量削る処置をおこないます。
ディスキングで削る歯はほんの0.25mmほどなので、歯に大きなダメージはありませんが、エナメル質が薄い人や知覚過敏気味の方はディスキングを行った後に冷たいものが染みることがあります。
もし知覚過敏のような症状が続いた場合は、歯科医院で相談してください。
・噛み合わせは治せない
見た目と噛み合わせを治療できるのが全体矯正ですが、部分矯正では奥歯を動かさないので見た目は治療できても噛み合わせは治療することができません。
そのため、噛み合わせに問題がある方は全体矯正での治療をおすすめしています。
ワイヤー矯正の対象になることもある
インビザラインを希望していた患者様でも、お口の状況によってはワイヤー矯正のみの対象になる場合もあります。
抜歯が必要な歯が多い、重度の不正咬合、骨格に問題があるなどインビザライン矯正では治療が難しいこともあるということを理解しておきましょう。
当院では、ワイヤー矯正でも白く目立ちにくい器具を使用していますので安心してください。
またインビザライン矯正が可能な方でも、必ず皆様にワイヤー矯正を併用することもあるということをご説明しています。
当院のインビザライン矯正
当院では、透明なマウスピースを用いた矯正装置や、ワイヤーとブラケットを用いて行う矯正装置など、様々な装置を取り扱っています
インビザライン矯正が適応でない方も、ワイヤー矯正では、追加費用はいただかず、目立ちにくいクリアブラケットやホワイトワイヤーに変更することが可能です
目立ちにくい矯正をしたいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください
当院の矯正治療については以下のリンクからチェックしてみてください
まとめ
インビザライン矯正では前歯のみを治す部分矯正も可能です。期間も費用もコンパクトで人気がありますが、誰でも適応できるわけではなく、軽度の不正咬合の方の対象になります。
抜歯が必要なケースや、重度の不正咬合、骨格に問題がある方は全体矯正の対象になりますのでまずは歯科医院で相談してみましょう。
当院でも矯正の無料カウンセリングをおこなっていますので、ぜひお気軽にご相談くださいね!