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学校の紙

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その他

こんにちは北戸田COCO歯科 副院長 田口です

梅雨入りして毎日、寒かったり、雨がたくさんで嫌になりますね・・・

皆様、来院の際は足元に注意していらしてくださいね

 

さて本日お話しするのは、この時期に増えるお問合せ

「学校の紙をもらったので診てほしい」

についてです!!

新学年が始まって、健康診断の歯科検診で、お子様が学校から紙をもらってきますよね

要注意乳歯って?!要観察歯ってなに!?

そんな疑問を持つ方も多いと思いますので今回は、そのあたりを含めたお話をさせていただきます!!

 

学校によって違いがあるとは思いますが、検診内容としては主に、、①顎関節(がくかんせつ)、 ②歯列・咬合(こうごう)、 ③歯垢(しこう)の付着状態、 ④歯肉の状態 、 ⑤歯の状態 になっています。

まずは乳歯の歯の並びと名称です。乳歯は前からA,B,C,D,Eと名前がついています。

次に永久歯列(全て大人の歯)の歯の並びと、名称です。大人の歯は、前から、1,2,3,4,5,6,7,8と番号がついています。かっこの中は歯が生えてくるおおよその年齢です。個人差があります。


たとえば、上の前歯(上顎(うわあご)右がわの歯)は、永久歯の場合は右上1番、乳歯の場合には右上Aというような呼び方をします。
小学生の場合、ちょうど乳歯から永久歯に生え替わる時期にあたり、乳歯と永久歯とが混在する場合が多いので、「1番が、Eが…」と英数字が入り乱れることがあります。

要観察歯
要観察歯は、着色などがあって虫歯っぽいけど、よくわからない歯です。
虫歯にも急性う蝕と慢性う蝕があり、着色している虫歯は慢性う蝕が多いです。
しかし鍾乳洞のように中で進行している場合もあり、レントゲン診査が必要です。そのため歯科医院でレントゲンを撮ったりする必要があります。

要注意乳歯
要注意乳歯は、生え変わりの時期で、乳歯の根がなくなっておりグラグラになっている場合や、歯の生え方が変で横や後ろから永久歯が生えている場合にチェックがつけられます。
虫歯になりそうな乳歯という意味ではありません。そのため、歯科医院で抜歯が必要になることがあります。

定期的に歯科に受診しているけど、学校検診の紙をもらってしまった!?

学校健診はあくまで簡単なスクリーニングなので、個々の歯科医院の考え方の違いで、紙をもらうケースもあります。
例えば当院の場合、しばらく様子を見たい虫歯の時や削るほどでもない虫歯の場合、サホライドという進行止めを塗布する場合があります。
サホライドを塗った場所は黒く変色しますが、虫歯の進行を止める一定の効果があります。
ただし、学校健診においては未処置歯(=虫歯)の扱いとなります。
当院でも「かかりつけの歯科医院で定期検診に通ってたのに、学校健診で指摘をうけた」
とご相談を受ける場合があります。
お子さまの状況や虫歯の状況から総合的に判断して、主治医があえて経過観察しているケースもありますので、学校健診の紙をもらったら、まずはかかりつけ歯科医院にご相談ください。

その他用語、状況等についてご質問ございましたら、お気軽にご相談ください!