こんにちは北戸田coco歯科です
インビザライン矯正はご自身で着脱ができるため、結婚式や楽器の演奏などイベントがある日は外して過ごすことができます。
ただ外している時間が長いと歯が思うように動かずに治療計画に影響を与えてしまうことも。
今回はインビザライン矯正中によくあるイベントや外して過ごすときの注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
インビザライン矯正中のイベントについて
インビザライン矯正中は、以下のような大切な場面でマウスピースを外して過ごすことができます。
・結婚式
|
ただどのイベントでも、終了後はすぐに再装着しましょう。
□結婚式
結婚式は一生に一度の大切なイベントの一つです。インビザライン矯正を希望する方の中には、挙式の前に矯正を終わらせたいという方も多いでしょう。
ただ挙式までに日にちがないと、被せ物で見た目を整える「セラミック矯正」を選択する方も少なくありません。
しかし、これは健康な歯を大きく削るため、歯の寿命が短くなるといった大きなデメリットがあります。
一方インビザライン矯正では、ご自身の歯でかみ合わせと歯並びが整い、装置もご自身で簡単に取り外しが行えるため、当日は外して過ごすことができます
インビザライン矯正を始めて時間が立っていれば、最初よりもある程度歯並びが整っていると思うので、治療が完了していなくても綺麗な歯並びで矯正器具を外して式に望めるのが嬉しいところです
□楽器の演奏
トランペットやトロンボーンなど楽器の演奏をしている方にとって、そもそも矯正は行えるのか疑問に思う方も多いです。
楽器の演奏をする方でもワイヤー矯正やインビザライン矯正を行うことができます。
ただワイヤー矯正では装置が唇や楽器に当たってしまい、演奏に影響が出てしまうことがあります
一方インビザライン矯正はマウスピースの着脱ができるため、演奏の邪魔になることはありません。
ただ外す時間が長くならないように注意する必要があります。
なお音大受験を控えている方やその道のプロフェッショナルを目指す方は、矯正治療を受ける前に担当の歯科医師とよく相談することが大切です。
□スポーツ
ラグビーやボクシングなど激しいスポーツをしている方は、ワイヤー矯正を行うと口元をぶつけたときに粘膜が切れたり、装置が壊れたりする可能性があります。
一方インビザライン矯正では、表面に凹凸の少ないマウスピースを使用するため口元をぶつけても装置によって粘膜が切れることは比較的少ないです
またスポーツ中はインビザラインのマウスピースを外して、スポーツ用のマウスピースに交換することもできるため、ケガなどのリスクも軽減することができます
□旅行
インビザライン矯正中でも旅行はいつも通り楽しみたいものです。
ワイヤー矯正では食べ物が装置に挟まってしまうことが多いため、気軽に食べ歩きはしにくいもの。
一方インビザライン矯正の場合、観光中はマウスピースを外しておくこともできます
ただ外している時間が長くなると治療が遅れてしまう可能性があるため、外に出るときだけ外すなど時間帯を決めておくと良いでしょう
関連記事:インビザライン中に旅行へ!外出の際の注意点や起こりやすいトラブル
インビザライン交換日はイベントで外しても大丈夫?
新しいマウスピースを交換してから3日間はマウスピースが歯と馴染んでいないためイベントと重ならないようにします
例えば、交換周期が10日で最終日がイベントと重なった場合、交換日を1日延長して11日目に交換すると良いでしょう。
なお結婚式などの大切なイベントでは、数ヶ月前から決まってることが多いため、マウスピース交換日と重ならないように調整しておきます。
なお交換した日を延長した場合は、担当の歯科医師にその旨を伝えるようにしましょう。
イベント時にインビザラインを外して過ごすときの注意点
インビザライン矯正はイベントがあるときは外して過ごすこともできますが、以下の注意点を守らなければ治療期間が長くなってしまうことがあります。
・イベントが終了したらすぐに装着する
|
□イベントが終了したらすぐに装着する
インビザライン矯正は1週間に約0.25mm歯を動かすことができます。
1日に換算すると約0.036mmとなり、イベントで1日外していても大きな影響はありません。
ただ外している時間が長い場合、イベントが終了したらすぐに再装着し、不安であればマウスピースの交換を1日延長しても良いでしょう。
□連日イベントが続かないようにする
マウスピースは1日22時間以上装着する必要があり、外している時間が長いと計画通りに進まなくなります
連日イベントが続き、外している時間帯が多くなるとマウスピースが浮き始め、それが大きくなると計画通りに進まなくなる可能性も。
これはインビザライン矯正は連続して装着していなければ歯を動かすことができないためです
例えば、1週間の間に6時間外している日が3日間あったとすると、装着していない時間は12時間にもなり、1ヶ月に2日も装着していないことになります。
また連日イベントがあり、久しぶりにマウスピースを装着すると、浮いたりいつもより窮屈に感じたりすることも。
これは歯が後戻りし始めている可能性があり、浮きが大きくなると計画通りに進まなくなる可能性があります。そのため連日イベントが続かないように予定を立てましょう。
□マウスピースはケースに入れて保管する
マウスピースは透明なプラスチックでできているため「ティッシュに包んで置いていたら間違って捨ててしまった」ということがよくあります。
紛失してしまうとマウスピースの作り直しが必要になり、その分治療期間も長くなります。
また食事の時など、外してそのままテーブルに置くと周囲の人から「不衛生」だと見られがちです。
紛失を防ぐ、不快感を与えないためにもマウスピースを外した際は必ずケースに入れて保管しましょう
□歯磨きをしてから装着する
結婚式や旅行といったイベントでは、食事をすることが多いです。
歯磨きをせずそのまま装着すると、歯とマウスピースの間に食べかすが密着した状態になり虫歯や歯周病のリスクは高くなります。
インビザライン矯正中に大きな虫歯になると、矯正を一時中断する可能性や、被せ物が必要になるとマウスピースの作り直しをしなければなりません。
虫歯や歯周病予防のためにも、マウスピースを装着する前は必ず歯磨きをしましょう
関連記事:インビザライン矯正中に脱灰してしまった!対処法や予防について解説
インビザラインはイベントが多い人にぴったりの矯正方法
ワイヤー矯正は、歯の表面に装置を付けるためご自身で取り外すことはできません。
そのためスポーツや楽器を演奏する方にとって、邪魔になったり口の中を傷つけたりする可能性が大いにあります。
一方インビザライン矯正はイベントがある日だけ外して過ごすこともでき、マウスピース自体も薄くて透明であるため、装着したままでも邪魔になったり目立ったりすることはほとんどありません。
そのためイベントが多い人にとって向いている治療方法です
ただどちらの矯正方法もメリット・デメリットはあります。
インビザライン矯正を行なっている歯科医院では矯正前にカウンセリングを設けていることが多いです。矯正方法に迷ったら歯科医師とよく相談して、ご自身に合った適切な治療方法の選択をしましょう。
当院のインビザライン矯正
当院では、質の高いマウスピースの矯正のインビザラインはもちろん、ワイヤー矯正や小児矯正にも力を入れております
ワイヤー矯正では前歯の部分に白い器具を使った目立たない矯正を採用しているため、インビザラインだけでは矯正治療が難しい方でも満足して治療を進めていただけるので安心して下さい
矯正治療を考えている方はお気軽にご相談下さい
まとめ
インビザライン矯正はご自身で装置の着脱ができ、さまざまなイベントで外して過ごすことができます。
ただ外している時間が長いと計画通りに進まなくなる可能性があるため、イベントが終了したらすぐに再装着することが大切です。
結婚式や旅行の予定がある方、楽器の演奏やスポーツをする方はインビザライン矯正を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
当院では、インビザライン矯正をはじめとする矯正治療や、治療中のご相談にも常に対応しておりますので、お気軽にご予約ださい。
こちらの記事もおすすめ:インビザライン矯正のメリットとデメリットを理解しよう!