こんにちは北戸田coco歯科です
インビザライン矯正ではマウスピースが割れてしまったときや、シミュレーション通りに歯が動かないときに作り直しになることがあります。
ここではインビザライン矯正で作り直しが必要になる原因や、そのタイミング、費用などについて解説します。
インビザラインでマウスピースが作り直しに
インビザライン矯正では、マウスピースを追加したり再度型を取って作り直したりすることがあります。
前者は「リファインメント」と呼ばれる工程で、矯正治療の精度をあげるために追加することです。
後者はマウスピースに問題が起きたり、シミュレーションと歯の動きに誤差が生じたりする場合に行われます。
中でも作り直しになるケースは以下のようなことが挙げられます。
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装着時間が守れなかったとき
インビザライン矯正では、マウスピースを1日22時間以上装着します。
装着時間を守らないと歯が動かないなど、さまざまなトラブルが発生して計画通りに進まなくなる可能性があります。
このような場合、作り直しが必要です。
マウスピースが浮いているとき
マウスピースの装着はチューイーを使ってしっかり歯に密着させる必要があります。
浮いたままの状態で使用すると、歯が動かないため計画通りに進みません。
チューイーを使用しても密着することができず、大きく浮いている場合は新しく作り直す必要があります。
マウスピースの紛失・破損
紛失・破損したときはまずは歯科医院に連絡し、指示を仰ぎます。
交換日まで日数がある場合は作り直しが必要になることがあります。
インビザラインでは型取りしたデータが残っているため、紛失・破損した型と同じマウスピースを作り直すことが可能です。
新しいものが出来上がるまでの間は、1つ前のものを装着して後戻りを防ぎます。
歯の動きを修正する必要があるとき
インビザライン矯正では事前にシミュレーションによる治療計画を立てます。
しかし、コンピュータ上の計算と、人間の歯の動きには多少の誤差は生じてしまうものです。
そのためシミュレーションと大きな誤差が生じた場合、歯の動きを修正するために作り直しをすることがあります。
奥歯の噛み合わせの調整をする必要があるとき
インビザライン矯正では、前歯の歯並びが整っても奥歯が噛み合っていない状態になることがあります。
これはマウスピースの厚さにより奥歯を咬み込んでしまうために起こるものです。
奥歯の噛み合わせが悪いまま放置すると、むし歯や歯周病になりやすいだけでなく、顎関節症・頭痛・肩こりなどを引き起こしてしまうことも。
このような場合、噛み合わせの調整をする方法の一つに、作り直すこともあります。
インビザライン作り直し後に届く期間はどれくらい?
再度型取りをしてから、届くまでの期間は約1ヶ月かかります。
型取りしたデータはアメリカの本社に送られ、そこで作製されるためどうしても時間が必要になります。それまでの間は以下の点を必ず守るようにしましょう。
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直前まで装着していたマウスピースを使用する
新しいものが届くまでの間は、型取りをする直前まで使用していたマウスピースを装着します
これは型取りをした歯並びから新たに作製しているためです。
なお、残りのマウスピースを使用すると誤差が生じてしまうため、ご自身の判断で装着することは避けましょう。
また、直前まで使用していたマウスピースは約1ヶ月使用するため、割れないように大切に扱いましょう。
マウスピースの装着時間を守る
新しいマウスピースが届くまでは矯正治療が続いていると認識しておき、装着時間も守るようにしましょう。
矯正中と同様に1日22時間以上装着する必要があります。
外している時間が長かったり装着しない日が続いたりすると、型取りをしたときの歯並びと変わったり後戻りしたりすることがあるため注意が必要です。
作り直しで追加費用はかかる?
作り直しになると費用はどのくらいかかるのか不安になる方もいるでしょう。
インビザライン矯正で使用する装置は、一人ひとりに合わせて作製された完全オーダーメイドのもので、加えて自由診療になります。
そのため費用は歯科医院によって異なり、追加費用がかからないところもあれば、10,000円ほど必要になることがあります
なお、矯正治療の精度をあげるために行われるマウスピースの追加は、もともとの料金に含まれていることがあり、追加費用はかからないところも多いです。
ただ歯科医院によっては料金に含まれていないことがあるため20,000円ほど必要になったり、別途で検査や型取りの費用がかかったりすることがあります。
作り直しや追加の費用については、治療を受ける医院で事前に確認しておきましょう
マウスピースを作り直すことになっても不安にならないで
作り直しが必要と判断されてしまうと失敗したのか、治療期間が延びてしまうのか不安になってしまう方も多いです。
しかしインビザライン矯正では全顎矯正の場合、平均して3~4回の作り直しや追加が必要になると言われています。
これは人間の歯は必ずしもシミュレーション通りに動くとは限らないためです。
またインビザライン矯正はマウスピースの作り直しや追加を行ってゴールに向かっていくやり方のため、不安になる必要はありません。
そのため治療期間は、これらのことを踏まえて提示しているところがほとんどです。
関連記事:インビザライン矯正の精度をあげる「リファインメント」について
マウスピースを作り直すタイミングは?
調整日に歯の動きやマウスピースの適合に問題がないか確認し、シミュレーション通りに動かないと判断したときに作り直しを行います。
そのため、まだ使っていないマウスピースがあっても、問題が生じると作り直しをする可能性があります。
マウスピース作り直しの流れ
マウスピースの作り直しが必要かどうかは、調整日に判断することが多いです。
マウスピースの作り直しが必要になった際、以下のような流れに沿って行われることが一般的です。
①判断 |
判断
調整日ではシミュレーション通りに歯が動いているか、マウスピースが適合しているか歯科医師による確認を行います。
その際に大きく浮いていたり、シミュレーションと歯の動きに大きな誤差が生じたりすると、作り直しが必要と判断されることがあります。
アタッチメント除去
作り直しが必要な場合、型取りが必要になるため歯の表面についているアタッチメントを除去します。
型取り
お口の中の写真撮影や歯の型取りを行い、そのデータを送ります。
新しいマウスピースが届くまでの約1ヶ月間は、型取りをしたときのマウスピースを装着して過ごします。
再開
新しいマウスピースが歯科医院に届いたら、アタッチメントを必要な歯につけてインビザライン矯正を再開します。
当院のインビザライン矯正
北戸田coco歯科には豊富な知識と経験のある日本矯正歯科学会認定医が在籍しております。
そのため、インビザラインをはじめとする豊富な矯正メニューを取り揃えており、患者さん一人一人にあった治療法をご提供させていただきます。
また、外科手術も含む全ての一般歯科治療も行っておりますので、虫歯治療からクリーニング、抜歯まで全て当院で完結することができます
まずは矯正の無料相談へ来てください(無料相談は予約制になります)
当院の矯正治療については以下のリンクからご確認ください
■■北戸田coco歯科歯科矯正専門サイト■■
まとめ
インビザライン矯正では、コンピュータのシミュレーションで治療計画を立てます。
しかし、矯正を進めていく中でシミュレーションと実際の歯の動きに誤差が生じたりすることがあり、それを修正するために作り直しが必要になるのです。
なお、ほとんどの方が約3~4回の作り直しや追加が必要になると言われており、心配になることはありません。
ただ、費用に関しては歯科医院によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
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