こんにちは北戸田coco歯科です
透明なマウスピースを使用して、目立つことなく治療が進められる近年人気のあるインビザライン矯正。
一度に数ステップのマウスピースを受け取ることができるため、通院の回数が少なくても治療できることから多忙の患者さまにもオススメです。
通院回数が少なくても治療できる分、自己管理が必要となります。それでは、インビザライン矯正中のオススメのホームケアとはどんなものなのかご紹介いたしますね。
インビザライン矯正中のホームケア方法
インビザライン矯正中は丁寧なホームケアがとても重要になってきます。
慣れてくるまでは面倒に感じることもあるかと思いますが、インビザライン矯正をスムーズに進めるためにも毎日のお手入れに力を入れてみてくださいね。
・歯磨きの仕方(おすすめの歯ブラシ)
正しい歯磨きの仕方には下記の3つのポイントがあります。この3つのポイントを意識しながら磨くようにしてください。
①歯ブラシの毛先を歯にしっかりと当てて磨く
(このとき、歯と歯茎の境目や歯と歯のあいだにも歯ブラシを当てる)
②歯ブラシの毛先が広がらない程度のちから加減で優しく磨く。
③1から2本ずつ磨いていくイメージで小刻みに歯ブラシを動かす。
歯ブラシは種類がとても豊富ですので、どんなものが良いのか迷ってしまう患者さまもいらっしゃるかと思います。
お使いになる方が使いやすいものが一番ですが、目安としては硬くない柔らかめのタイプのもので毛先がフラットなものがオススメです。
また、1から2本ずつ磨いていきますので歯ブラシのヘッドは小さいものにすると、奥歯も磨きやすくなります。
・マウスピースのお手入れ方法
マウスピースの普段のお手入れは、基本的に流水で汚れを落としながら指で優しく擦り洗いをしてください。
気をつけてほしいのが、歯磨き粉を使って擦ってしまうと研磨剤の影響により表面に細かい傷がつき雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
もし、汚れが気になるようでしたら薄めた食器用洗剤などで軽く洗うようにしましょう。また、週に一度ぐらいマウスピース用の洗浄剤を使うこともオススメです。
関連記事:マウスピースのお手入れ方法について【インビザライン矯正】
歯ブラシの他に使って欲しい補助清掃用具
丁寧にブラッシングをおこなっても、実はお口の中の歯垢は60%程度しか落とすことができません
そこで、歯ブラシの他に「タフト・フロス・歯間ブラシ」といった道具を使用することで効率的に歯垢を取り除くことができます。
このように歯ブラシ以外を併用したときの歯垢除去率は90%近くになり、お口の中のほとんどの汚れを落とすことができるのです。
○タフトの使い方
タフトとは歯ブラシのヘッドが尖っていて小さいバージョンと思っていただくとわかりやすいかと思います。
1、歯と歯茎のあいだをなぞるように小刻みに動かす。
2、歯と歯のあいだをなぞるように小刻みに動かして歯垢を取り除いていく。
○フロスの使い方
フロスとは歯と歯のあいだの汚れを取り除く糸状のオーラルケアグッズです。フロスは大きく分けるとロールタイプとホルダータイプの2種類があります
ロールタイプは糸がそのままケースに巻き付かれているもので、慣れるまでは使いづらいかもしれませんが経済的です。
一方、ホルダータイプはプラスチック製の持ち手にフロスがあらかじめ装着されているもので、フロス初心者の患者さまやお子さまにも簡単に使うことができます。
1、デンタルフロスを歯と歯のあいだに当てる。
2、ゆっくりとスライドさせながら歯と歯のあいだに入れる。
3、デンタルフロスがしっかり入ったら上下に動かしながら歯面の汚れを取る。
4、ゆっくりとスライドさせながら歯と歯のあいだから取り出す。
ロールタイプははじめに1回分の使用量である40センチ程度のフロスを取り出して、左右の中指に2から3回巻きつけて使用します。使い方が難しい場合には歯科医院でご相談ください。
○歯間ブラシの使い方
抜歯をされた方や、正中離開などで歯と歯の間に隙間がある方には「歯間ブラシ」がおすすめです。
歯間ブラシは針金の部分にブラシが付いた小さな清掃用具で、歯と歯の間の隙間の掃除に適しています。特にフロスでは間に合わないような隙間が大きい場所にぴったりの道具です。
歯間ブラシにはいくつかサイズがありご自身に適したものを使わないと、歯肉を痛めてしまうことがありますのでまずはどの歯間ブラシを使ったらいいか歯科医院で相談しましょう。
歯間ブラシを歯と歯の間に入れたら優しくこするようにして汚れを落としていきます。ブラシ部分を何回か水で洗いながら数回こするようにしましょう。
おすすめなのが、歯間ブラシのブラシ部分に少しマウスウォッシュなどをつけて洗うと虫歯や歯周病予防になります。
歯間ブラシは何度も繰り返し使えますので、使用したあとはキレイに洗って水気をとり風通しの良い場所に保管しておきましょう。
洗口剤(マウスウォッシュ)の使い方
洗口剤(マウスウォッシュ)とは液体のオーラルケアグッズです。
製品によって効能はさまざまですが、主に歯垢の沈着を防いだり虫歯や歯周病の予防や口臭の予防がある製品がほとんどかと思います。お口の中をスッキリとさせて爽快感があるものが多いです。
1、適量(20ml程度)を口に含む。
2、口に含んだ状態で20から30秒程度お口の中全体にいきわたるようにブクブクうがいをおこない吐き出す。
できればマウスウォッシュを使ったあとは水でうがいせずに成分を口の中に残しておくようにすると、効果をより感じられます。
インビザライン中に虫歯になってしまうと…
・矯正中に虫歯になるとどんな悪影響が起こってしまうの?
インビザライン矯正中に虫歯になってしまうと、虫歯治療のために矯正の治療計画をスムーズに進めることが難しくなります。
また、被せ物をするような虫歯ができてしまうとマウスピースがはまらなくなってしまう可能性があるのです。
・インビザライン中に虫歯を予防するには?
インビザラインは通院回数が少なくても治療できますが、その分歯科医師がお口の中をチェックする機会も少なくなります。
気づいたら大きな虫歯ができていた…といった事態を防ぐためにも、インビザライン治療中はお口の中のホームケアをいつもよりも丁寧におこなってください。
インビザライン中に歯周病になってしまうと…
・矯正中に歯周病になるとどんな悪影響が起こってしまうの?
歯科矯正は歯に強い力をかけて歯を動かしていくものです。
インビザライン治療中に歯周病になってしまうと、歯周病が進行してしまうことを防ぐためにも基本的には歯周病の治療を優先しておこなうことなります。
歯科矯正中は矯正用のマウスピースをほとんどの時間はめたまま過ごしますので、虫歯予防と同様に歯周病を防ぐためには丁寧なホームケアが大変重要です。
・歯周病の症状とは?
歯周病は歯を支えている歯槽骨という骨を溶かしてしまう病気です。歯周病が進むと歯槽骨を溶かして、歯茎が下がっていき最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
・歯肉炎と歯周病の違いについて
歯肉炎とは歯周病になる前の段階です。炎症が歯ぐきに留まっているものを「歯肉炎」を呼びます。歯肉炎の状態であれば歯を支えている骨が破壊されていないので、正しい歯磨きで改善していきます。
しかし、歯肉炎をそのまま放置してしまうと歯を支えている骨が破壊していくのですが、この状態を歯周炎(歯周病)と言います。
インビザライン矯正中は食事にも注意
インビザライン矯正のマウスピースは着色しやすいため、色の濃い食べ物や飲み物は外してから摂取してください。
食事の際はいつも外している患者さまでも飲み物となると気を抜いてしまうかもしれませんが、マウスピースへの着色だけではく歯とマウスピースのあいだに入り込んで歯にも色がつきやすくなってしまう可能性があります。
マウスピースの保管にも注意
インビザライン矯正のマウスピースは透明で目立ちにくいため、取り外しているときにうっかり落として破損させてしまうことがあります。
そのようなトラブルを防ぐためにも、取り外しているときには必ず専用のケースに入れてください。
ホームケアの他にもプロのケアを
どんなに丁寧にホームケアをおこなっても、お家でできるケアだけでは取り切れない汚れもあります。
また、虫歯予防に効果的なフッ素は歯科医院で受けるものとホームケアグッズではフッ素濃度が違うため、定期的に歯科医院でプロのケアと検診を受けるようにしてくださいね。
当院のインビザライン矯正
当院では、目立たないマウスピース矯正のインビザラインはもちろん、ワイヤー矯正や小児矯正も取り扱っております
いきなり矯正治療の相談をするのは不安…一度ゆっくり話を聞いてから検討したい…どれくらいの費用なのかざっくり知っておきたいそんな方もご安心ください!
北戸田COCO歯科では、初回無料カウンセリングを実施していますカウンセリングは予約制ですので、お電話でご予約ください
まとめ
インビザライン矯正中はいつも以上に丁寧なホームケアが欠かせません。
矯正中に虫歯や歯周病になってしまうと、そちらの治療を優先せざるを得ないケースも多々あります。そのような場合には治療計画がスムーズに進まなくなってしまうのです。
きめ細やかなホームケアは慣れてさえしまえば難しいことではありませんし、インビザライン矯正が終わってからも虫歯や歯周病の予防に役立ちます。
インビザライン矯正と丁寧なホームケアで理想的な歯並びを目指しましょう。