こんにちは北戸田coco歯科です
透明なマウスピースを使用するため、目立つことなく治療を進めることができるインビザライン矯正。
そのため、審美的にはストレスをあまり感じることなく治療できるのですが、患者さまによってはインビザライン矯正でストレスを感じてしまうこともあるようです。
今回はインビザライン矯正でのストレスについてお話させていただきますね。
インビザライン矯正中にストレスを感じる原因
インビザライン矯正は、比較的痛みが少ないため大きなストレスがかかることがあまりないというメリットがあります。
しかしながら、インビザライン矯正中に感じるストレスの原因は患者さまによって様々です。
代表的なものをいくつかご紹介いたします。
・手軽に食事やおやつを食べることができない
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□手軽に食事やおやつを食べることができない
インビザライン矯正は食事や歯みがきの時間以外は基本的にマウスピースをずっと装着していることで、歯を移動させることができます。
すなわち、食事や手軽に取りたいおやつなどの軽食の際にもマウスピースを一度取り外さなくてはなりません。
そして少しでも食べ物を食べたらできれば歯みがきをしてから再装着、歯みがきが難しいときでも軽くお口の中をゆすいでから再装着します。
ストレス発散にこまめに何か食べる患者さまには、毎回毎回マウスピースを外す動作を繰り返さなくてはならないことがストレスになってしまうようです
しかし、インビザラインを始めると不要な間食を控えるようになるため、虫歯になりにくくなったり、体重が減ったという方もいらっしゃいます
□硬いものを食べたときの痛み
インビザライン矯正だけではなく、歯科矯正中は歯の根っこの部分が不安定な状態です。
そんな不安定な状態のときに硬いものを食べると歯に強い力が加わり痛みがでやすいです
特に治療を始めたばかりの頃や、新しいマウスピースに交換したばかりの時は硬い食べ物を食べると痛みが出やすくなりますので、避けるようにしましょう。
□マウスピースの違和感がストレス
マウスピースの違和感は、主にインビザライン矯正をはじめたばかりのときに起こりやすいです。
インビザライン矯正のマウスピースは薄いですが、何も装着していない状態よりも少しかみ合わせが高くなります。
そのため、慣れてくるまでは違和感がありストレスになることがあるのです
□滑舌が悪くなることがある
マウスピースの違和感と同様にインビザライン矯正をはじめたばかりのときには、始まる前までと同じ舌の動きをするため滑舌が悪くなることがあります。
これはとにかくマウスピースに慣れるしかありません。
ほとんどの方が3日も経てば慣れたという方ばかりなので、心配いりません。
□痛みがでてストレスを感じる
インビザライン矯正は歯科矯正のなかでは比較的痛みが出にくいです。
しかしながら、少しずつとはいえ歯に力をかけて動かしますので全く痛みがでないということはありません。
痛みがでやすいタイミングとしては、インビザライン矯正をはじめたばかりのときやマウスピースを次のステップに進めたときなどが挙げられます
□痛み以外のトラブル
インビザライン矯正をしていると痛み以外のトラブルに見舞われることもあるでしょう。
よくあるのが、マウスピースが変色して黄ばんでしまう、アタッチメントが外れてしまう。顎間ゴムの違和感、口内炎などです。
これらについては対処法をまとめていますので、こちらの記事でご確認ください。
関連記事:インビザライン矯正でトラブル?安心して治療を進めるために
インビザライン中のストレスを減らすためにできること
インビザライン矯正でのストレスはできるだけ減らして過ごせたら良いですよね。
少しでもストレスを軽減できるようにいくつかポイントをお伝えしますので、ぜひご参考になさってください。
□食事やおやつの時間を決める
インビザライン矯正中は何か食べるたびにお口の中をキレイにしてからマウスピースを装着し直す必要があります。
時間を決めて食事やおやつを取るようにすると歯みがきやお口の中のお手入れの回数を減らすことができます
おやつの回数を減らすことでストレスを感じる患者さまもいらっしゃるかもしれませんが、回数を減らした分好きなものを食べる等でモチベーションを上げていくことがオススメです。
□お茶やコーヒー、赤ワインなどは嗜好品に留めておく
食べ物だけではなく、実は注意が必要なのが飲み物です。
お茶やコーヒー、赤ワインなど色が濃い飲み物はマウスピースへ着色しやすいため、これらの飲み物をとるときにはマウスピースを外す必要があります
そのため、食事やおやつのように時間やタイミングを決めてとるようにすることがオススメです。
マウスピースが着色してしまうとなかなか落とすことが難しく、目立ちにくいというメリットが得られなくなってしまいます。
審美的ストレスの軽減のためにもお茶やコーヒー、赤ワインなどは嗜好品として楽しむ程度に留めておいてください。
関連記事:インビザライン矯正中の「飲み物」飲んでOKなものNGなもの
□マウスピースをつけたままたくさん話す
マウスピースの違和感や滑舌の悪さがストレスになっていて、話すことが億劫なときにはご家族や気のおけないご友人となるべくたくさん話すようにしてみてください
マウスピースの違和感はつけているうちに徐々に慣れてくるのですが、滑舌を改善するにはお口の中にマウスピースがある状態での発音の仕方に慣れていく必要があります。
最初はどうしてもマウスピースがあると話しづらいため、ご家族や気のおけない友人へ事情を話してたくさんお喋りしてみてくださいね。
□顎や首、肩まわりの筋肉の緊張をほぐす
顎や首、肩まわりの筋肉の緊張状態が続くと血流が悪くなります。
これは首や肩こりの原因になるだけではなく、頭痛が引き起こることがあるのです。
顎や首、肩まわりのストレッチやマッサージをおこなうことや整体院の施術を受けると血流がよくなります。
また、特に普段はシャワーだけの患者さまは湯船にゆったりと浸かることで全身を温めることができ、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できるためオススメです。
インビザライン中にストレスを感じたら
インビザライン矯正中にストレスを感じたら、上記でご紹介したストレスを減らすコツを実行してみてください。
それでもストレスを感じるときにはどうしたらいいのでしょうか。いくつかの対処方法をお伝えします。
□リラックスできる時間を作る
インビザライン矯正中にストレスを感じたら、できるだけリラックスできる時間を作ってください
好きな音楽を聴いたり、映画をみたり、軽い運動をすることもオススメです。
マウスピースをつけたままお茶を飲むと着色しやすいため、ティータイムを取るときにはマウスピースを外してからにしましょう。
お茶を飲む程度でしたら軽く口をゆすいでからマウスピースを再装着できるため、リラックスできるハーブティーなどでリフレッシュしてください。
□痛みが我慢できないときは痛み止めの服用も
インビザライン矯正をはじめたばかりのときや、マウスピースを交換したときには歯の痛みが強く出やすいです。
そんなときには、あまり我慢しすぎずに痛み止めを服用しましょう
マウスピースを交換するたびに痛みがでる患者さまは事前に歯科医師と相談して、痛み止めを処方してもらうことも可能かと思います。また、市販の痛み止めでもかまいません。
しかしながら、痛み止めを常に使わなければ過ごせない状態になると薬の副作用の心配がでてきます。
痛み止めを服用するときには、決められた量や回数を守ってください。それでも痛みが出るときには歯科医師へご相談をお願いします。
当院のインビザライン矯正
当院では、ワイヤー矯正・インビザライン・ハイブリッド矯正(ワイヤーとマウスピースの併用)・裏側矯正など豊富なメニューがからその人にあった矯正方法をご提案させていただきます
矯正治療を考えている方はお気軽にご相談下さい(無料相談は予約制です)
まとめ
せっかくインビザライン矯正をはじめても、強いストレスが続くと治療が億劫になってしまうかと思います。
はじめたばかりのときには、特に痛みや違和感がでやすいためストレスを感じるタイミングが多いです。
マウスピースの違和感は慣れていけば落ち着きますが、我慢できない痛みが長期間続くときには歯科医師へご相談ください。
また、顎や首そして肩まわりはストレッチやマッサージをおこなって血流をよくしておくと頭痛がでにくいためオススメです。
透明なマウスピースを使用することで審美的ストレスの少ないインビザライン矯正で、理想的な歯並びを目指しましょう。