こんにちは北戸田coco歯科です
若い方からも人気のあるインビザライン矯正は、透明なマウスピースを使って目立つことなくはじめられる歯科矯正です。
このマウスピースは無臭の素材ですが、はじめてから段々と口臭が気になってくる患者さまもいらっしゃいます。せっかくインビザライン矯正をはじめても、臭いが気になって治療が前向きになれなくなるともったいないですね。
今回はインビザライン矯正と口臭についてお話させていただきます。
インビザライン矯正中に口臭が…その原因は?
インビザライン矯正の開始前までは気になっていなかった口臭。
しかし、インビザライン矯正を始めてから気になってきてしまう患者さまも少なくありません。この口臭の原因とは一体なんなのでしょうか。
●マウスピースによって唾液の自浄作用が期待できなくなる
インビザライン矯正といえば透明なマウスピースですが、このマウスピースは矯正治療中1日20時間以上と長時間つけ続けることになります。
食事と歯みがき以外の時間はずっとつけているイメージですね。マウスピースをつけているときは内側に唾液が流れにくくなります。
唾液にはお口の中の臭いの元となる汚れや食べ物を洗い流す自浄作用がありますが、マウスピースがあるとその効果を期待することができません。
●食後にそのままマウスピースをはめてしまう
インビザライン矯正の治療中、食後は歯みがきや歯間ブラシ、デンタルフロスを使ってお口の中をキレイにしてからマウスピースをはめるというお約束があるのです。
しかしながら、急いでいてうっかりそのままはめてしまう患者さまもいらっしゃるかと思います。そのままはめてしまうと、マウスピースの内側に食べかすなどの汚れを閉じ込めてしまうことになってしまうのです。
歯に付着した汚れから細菌が増えて、臭いの原因となります
●マウスピースの洗浄が不十分
お口の中をキレイに保っていたとしても、マウスピースに汚れや雑菌が残っている可能性もあります。
マウスピースは取り外すたびに簡単にサッと水洗いのみでも結構ですので、かならず汚れを洗い流してください。また、ブラシで汚れを落とすときには優しく研磨剤の入っていない歯磨き粉を使って磨きましょう
マウスピース専用の洗浄を使うのがおすすめです!
インビザライン矯正中の口臭対策
せっかく理想的な歯並びを目指してインビザライン矯正をはじめたのにも関わらず、口臭が原因で不快な思いをすることはとても残念です。
そこで、ここではインビザライン矯正治療中にもできるオススメの口臭対策をご紹介いたします。ぜひご参考になさってくださいね。
●ブラッシングを丁寧におこなう
マウスピースを外して食事をした後にはかならず丁寧にブラッシングをおこなってください。強い力をかけずに優しく小刻みに歯ブラシを動かすとキレイに磨くことができます。
ブラッシングに自信のない患者さまは歯科医院へご相談いただくことがオススメです。この機会に正しいブラッシングの仕方をマスターしてください。
●歯間ブラシ・デンタルフロスを使用する
丁寧にブラッシングをおこなっても、歯と歯の隙間に残っている汚れは歯ブラシだけではなかなか落とすことができません。
歯ブラシのみでは、歯垢を約60パーセントしか落とすことができないといわれています。そこで、歯ブラシと併用してご使用いただきたいのが歯間ブラシとデンタルフロスです
歯間ブラシは歯と歯の隙間の大きさに合わせたサイズをご使用ください。サイズがわからない場合には、歯科医院でご相談いただくと患者さまに合ったオススメのサイズを選んでもらうことができます。
●歯科医院で汚れを落としてもらう
丁寧にブラッシングして歯間ブラシ・デンタルフロスをおこなっても、どうしても多少なりとも歯石が残ってしまいます。
歯石とは、歯垢が固まって文字通り石のようになり歯に付着しているものです。
歯石になってしまうと、患者さまご自身で取り除くことは難しいため歯科医院で取り除いてもらってください。
●マウスピースのお手入れを丁寧におこなう
➖普段のお手入れは水洗い
普段のマウスピースのお手入れは流水で水洗いをおこなってください。
その際、指先で優しく擦り洗いをすると良いです。水洗いをするときには、かならず常温のお水を使用するようにしましょう。
お湯を使ってお手入れをすると、マウスピースが変形してしまう可能性が高くなってしまいますので絶対に止めてくださいね。
➖マウスピースを硬いブラシで磨かない
インビザライン矯正のマウスピースはプラスチック素材でできています。
硬い歯ブラシなどで磨くと目に見えない小さな傷ができてしまい、そこに雑菌が入り込んで口臭の原因になってしまうのです。ですので、マウスピースをブラシで磨きたいときはかならず柔らかいものを選んでください。
➖マウスピースは乾かしてから保管する
マウスピースのお手入れをした後に濡れたままケースへ入れることは避けてください。
マウスピースが濡れたままの状態ですと雑菌が増えて、マウスピースが臭って口臭の原因になってしまいます。
➖マウスピース用の洗浄剤を使う
ドラッグストア等で販売しているマウスピース用の洗浄剤を使うこともオススメです。
洗浄剤の種類にもよりますが、一週間に一度程度の頻度でご使用になると良いかと思います。
清涼感のある香りがするものもあり、オススメです。洗浄剤の説明書をよくお読みいただいてからご使用ください。
リラックスできる時間を確保すると口臭予防になる?
○インビザライン矯正中もリラックスできる時間を作りましょう
お口の中の自浄作用に不可欠な唾液ですが、実は緊張状態では分泌が減るという特徴があります
逆にリラックスしているときには唾液の分泌が増えるのです。そこで、インビザライン矯正中にもなるべくリラックスできる時間を作ることで、唾液が分泌されやすくなります。
多忙でストレスを感じる患者さまも多くいらっしゃるかと思いますが、リラックスタイムは口臭予防にもつながるのでぜひ少しでも安らげる時間をお作りくださいね。
○唾液は虫歯や歯周病も予防してくれる
唾液の分泌を増やすと口臭予防になるとお伝えしましたが、唾液は虫歯や歯周病も予防してくれます。
なぜなら、唾液の分泌が多くなると虫歯や歯周病の原因となるお口の中の汚れも流してくれるからです。
リラックスすること以外にも唾液腺のマッサージをおこなうことやガムを噛むことなどで、唾液が出やすくなりますのでぜひやってみてください。
当院のインビザライン矯正
当院は、矯正治療のプロである認定医が在籍しております
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まとめ
インビザライン矯正中の口臭はお口の中に残っている汚れだけではなく、マウスピースに付着している汚れも原因のひとつとして考えられます。
インビザライン矯正のマウスピースは簡単に取り外しができるため、お口の中のお手入れは歯ブラシや歯間ブラシ・デンタルフロスと矯正治療前と変わらずおこなうことができます。
しかしながら、マウスピースのお手入れはお口の中のお手入れとはまた別のものです。歯を磨くのと同じように磨いていると、マウスピースに傷ができて逆に汚れが溜まりやすくなってしまいます。
溜まった汚れはお口の中に残っている汚れと同じように口臭の原因になるため、マウスピースは大切に扱ってください。
お口の中のお手入れと、マウスピースのお手入れを丁寧におこなってインビザライン矯正で理想的な歯並びを目指しましょう。
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