歯並びをキレイにするために矯正治療を始めたい!でも目立つ器具をつけるのが嫌でなかなか踏み出せない…。という方にぴったりの矯正がマウスピースを使った「インビザライン」です。
透明で目立たないマウスピースを使ったインビザラインは、見た目を気にするというストレスフリーに矯正ができるため、若い人や社会人の方からも人気が高く、矯正をする人が増えています。
今回はインビザラインについて矯正治療の経験が豊富な歯科医院の院長目線で詳しくお話していきます。
インビザラインとは?
透明なマウスピースを使った「インビザライン」とはアメリカで開発された歯科矯正治療法です。
インビザラインが主流になる前にも、マウスピース矯正はありましたが、難しい症例には対応出来なかったりと、誰もが気軽にできる矯正治療ではありませんでした。
しかし、インビザラインは、コンピューター上で緻密に計算されたオーダーメイドのマウスピースを使うことで、多くの症例にも対応出来るようになり、今では世界中で採用されている矯正方法になります。
インビザラインによる矯正方法は、その人専用に作られたマウスピースを1日に20時間~22時間ほど装着し、2週間から1か月ごとに新しいマウスピースに交換することで歯を動かしていきます。
透明なマウスピースの厚さは0.5mmほどで、従来のワイヤー矯正の装置に比べ、治療中もほとんど目立つことはありません。矯正治療の最大のデメリット出会った見た目の問題をインビザラインは大きく解消してくれています。
インビザラインと従来のマウスピースはここが違う!
インビザラインと従来のマウスピース矯正の大きな違いは「幅広い症例に対応できるようになった」ことと、「治療のクオリティが一定に保たれる」ことです。
従来のマウスピース矯正は、一定の歯並びにしか対応できず、さらに歯科技工士がマウスピースを手作業で作製するため、歯科技工士の技術によって治療の成果にばらつきが出てしまいます。また、技工士さんが毎回作る必要があるので、多くの患者様の矯正治療を行うこともできませんでした。
しかし、インビザラインでは歯科医院で採った歯形の模型を元にコンピューター上で治療完了までの緻密な治療計画がたてられるので治療にばらつきがなく、多くの症例にも対応できます。(もちろん対応できない症例もあります)
従来のマウスピース矯正のデメリットを解消したのが「インビザライン」のマウスピース矯正なのです。
インビザライン矯正の流れ
ここではインビザラインの治療開始から終了までの一般的な流れを当院の治療の流れを元にご紹介していきます。どれも矯正治療を進めていくための大事なステップになります。
①初診(無料矯正相談)
矯正を考えている方は、まず歯科医院で矯正治療の無料相談を受けましょう。治療に対する不安や、治療の流れなど気になることはこちらでどんどん聞きましょう。当院では治療のメリットやデメリットなどもしっかりと説明しています。
②精密検査
矯正治療が決まった後に行うのが精密検査です、口腔内の写真撮影やレントゲン撮影を行い治療計画に必要な情報を集めます。その人に合ったマウスピースを作る上で重要な工程です。当院では、矯正治療に必要な「セファロ」という特殊なレントゲン撮影ももちろん行っております。
③クリンチェック
精密検査で採取した患者さまの模型を米国のアライナーテクノロジー本社に送り、治療計画をもとに「クリンチェック」という3Dシミュレーションソフトを通じて治療開始から終了までの歯の動きを一緒に確認していきます。ここで患者様が使うマウスピースが作成されます。
④矯正治療開始
インビザラインのマウスピースが届いたら、ついに治療が開始になります。インビザライン の治療は患者様が主体になりマウスピースを装着していくため、マウスピースの装着方法や取り扱いの注意点などをご説明させていただきます。治療期間は約2~3年です。
⑤保定
治療が終了しても、普段のお口の癖などが原因で歯並びが戻ってしまう「後戻り」を起こすことがあります。そのため、一定期間は保定装置(リテーナー)をつけてキレイになった歯並びを定着させていきます。
⑥治療終了
保定期間が無事に終わり歯が安定すれば、矯正治療は終了になります。治療が完了した後でも、歯の後戻りが起こることがあるので出来ればマウスピースなどでキレイな歯並びを維持していきましょう。
インビザライン矯正のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
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インビザラインの最大のメリットは矯正器具が目立たないことです。人前で話していても気づかれることなく。薄いマウスピースなのでお口の中の違和感も少ないです。
また、ワイヤー矯正は強い力で一気に歯を動かしていくので痛みを伴うことがありますが、インビザライン矯正では細かく歯を動かしていくのでほとんど痛みがありません。
デメリットの面で言うと、ワイヤー矯正よりも対応できる症例が少ないので、場合によってはワイヤー矯正との併用が必要になることがあります。
そしてインビザラインは患者様が自分でマウスピースを管理していくので、装着を忘れてしまうと治療期間が予定よりも長引いてしまうこともあります。
以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
インビザラインにかかる費用や治療期間は?
ここでは多くの方が気になるインビザライン矯正の治療期間や費用についてお話ししていきます。
費用
気になるインビザラインの費用ですが、一般的に75万円~100万円の間が多いです。
もちろん個人差によって前後してきますが、一般的なワイヤー矯正と比べてそこまで大きな差はありません。インビザラインの治療費で医院によって大きく異なる部分が、「精密検査料」や毎月の「調整料」、「保定装置料」です。
しかし、あまりにも格安を謳っている場合は、何かしらデメリットの点もあるのが普通です。いくつかの歯科医院を比べてみて自分にあっている場所を選ぶようにしましょう。
出来るだけ安いところで…と考えるのではなく、院内分割に対応していたり支払い方法が選べるようなところがおすすめです。
ちなみに当院ではインビザライン矯正の費用が最大75万円と一般的な費用の中でもリーズナブルに設定しております。ぜひ、お気軽にご相談して下さいね。
治療期間
インビザラインの治療期間は一般的に1年半~2年ほど。
もちろん個人差がありますが、最短でも2年ほどはかかると考えておきましょう。ワイヤー矯正と比べるとどうなの?と言う質問が多くありますが、正直なところインビザラインの方が矯正期間が長くなるケースが多いです。
その原因としては、1回で動かす幅が少ないことや途中で追加のマウスピースを作り直す「リファインメント」と呼ばれる工程が入ることがあるため、治療期間が多少伸びてしまうこともあるのです。
ただ、ワイヤー矯正と違い時間をかけて動かしていくため、痛みが少なく負担を軽減しながら治療が進められます。費用や治療期間について、不安なことがある方はまず無料相談などで先生と相談してみましょう。
インビザライン矯正のよくある質問
虫歯や歯周病があってもインビザライン矯正を受けられますか?
インビザラインは取り外しができるマウスピースを使うため、初期の虫歯や歯周病の場合であればマウスピースを外しながら治療を行うことができます。
しかし、重度の歯周病である場合は、歯がぐらついて矯正治療の際に抜けてしまう恐れがあること、重度の虫歯では被せ物が必要になると、マウスピースが入らなくなってしまうこともあるため治療を終えてからの矯正治療開始になります。
マウスピースをしたまま飲食は出来る?
基本的に飲食はマウスピースを外して行います。そのまま飲食してしまうとマウスピースの破損や着色してしまう、食べカスがマウスピースと歯の間に挟まって虫歯や歯周病の原因になってしまうからです。正し、水であればマウスピースをつけたまま飲んでいただいて問題ありません。
インビザライン治療に年齢制限はありますか?
インビザラインは永久歯に対して行う矯正なので、永久歯が生えそろっていればその後は何歳でもインビザライン行っていただけます。50代以上の方でインビザラインによる矯正治療を始める方も多く、幅広い年齢層の方に利用していただけます。
インビザライン矯正でも痛みを感じる?
痛みが全くないとは言えませんが、ワイヤー矯正に比べると一度に動かす歯の距離が短いため痛みをあまり感じることはありません。新しいマウスピースに変えてから2日や3日ほどは軽い痛みや圧迫感を感じることがあるようです。
インビザライン矯正をしながらホワイトニングは出来る?
インビザラインのマウスピースを使ってホワイトニングはできません。しかしホワイトニング専用のマウスピースを作成すればホワイトニングも可能です。
マウスピースを紛失してしまったら?
装着していたマウスピースを紛失してしまった場合は、すぐに治療中の歯科医院に連絡をして下さい。医師の指示に従うことになりますが、基本的にはその時の状況により、1つ前のマウスピースを装着して再注文を行う、1つ先のマウスピースを装着する場合がほとんどです。
紛失してしまって、長時間そのまま放置することは絶対にしないで下さい。歯が後戻りを起こし、最悪矯正治療のやり直しになってしまうこともあります。
当院の矯正治療
当院では、目立たないマウスピース矯正のインビザラインはもちろん、ワイヤー矯正や小児矯正も行っております。
歯科医院によって治療費に差がありますが、当院では治療費を売りにした診療は行っておりません。患者様1人ひとりに合った、適正な治療費をご提供させていただいております。
当院の矯正治療については以下のリンクからチェックしてみてください
まとめ
- ・インビザラインはアメリカ発の目立たないマウスピース矯正
- ・従来のマウスピース矯正よりも幅広い症例に対応できるようになった
- ・メリットとデメリット両方の面がある
- ・費用は80万〜100万円ほど
- ・期間は約2年ほど
目立たないことが最大のメリットであるインビザラインですが、他にも嬉しいメリットがたくさんあります。矯正治療を始めようか悩んでいる方、インビザラインに興味がある方はお気軽に歯科医院に相談してみましょう。
当院でも、インビザライン治療の実績があり多くの方に喜んでいただいています。カウンセリングも無料で行っておりますのでぜひご相談ください!