こんにちは北戸田coco歯科です
インビザライン矯正はワイヤー矯正よりも痛くないと言われていますが、痛みに耐えられないのではと心配になる方もいるでしょう。
ここではインビザライン矯正は痛くないのか、痛くないと矯正効果はないのか、痛みを感じやすいときなど、インビザライン矯正の痛みについてご紹介します。
インビザライン矯正は痛くない?
インビザライン矯正はワイヤー矯正と比較すると、装置の種類や歯を動かす力(矯正力)が異なるため痛みが少ないと言われています。
ワイヤー矯正では月に1回、調整日と呼ばれる日に来院し、歯を動かすための処置を行います。
この処置では大きな矯正力をかけて歯を動かす必要があるため、ワイヤー交換したときに痛みを感じやすいのです。
また、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置をつけるため、それがお口の中の粘膜に当たると傷ができて痛みを感じることもあります。
対してインビザライン矯正では、1週間から10日ごとに新しいマウスピースに交換して歯を動かします。
マウスピース1枚で動かせる歯の移動量は0.25mmほどと小さな矯正力のため強い痛みを感じることは少ないです
ただ、装着したときに圧迫感や違和感を覚えることが多く、それを痛いと感じてしまう方も少なくありません。
また、マウスピースやアタッチメントがお口の中の粘膜に当たると痛みを感じることもあります。
参考:インビザライン公式サイト
インビザライン中に痛みを感じやすい時
ワイヤー矯正よりも痛みは少ないとはいえ、以下のような場面では痛みを感じることがあります。
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マウスピースを交換したとき
インビザライン矯正ではマウスピースを交換しながら歯並びを整える方法で、装着するマウスピースは現在の歯並びとは違う形態をしています。
そのため初めてマウスピースを装着したときや交換したときは窮屈に感じ、締め付けられたような感覚や違和感を覚えることが多く、それを痛みとして感じることがあります。
歯が動くとき
インビザライン矯正に限らず、矯正治療は歯が動くときに痛みを感じやすいものです。
これは歯の根っこと歯を支えている骨の間にある「歯根膜(しこんまく)」が関係しています。
歯に矯正力をかけると押された側の歯根膜は縮み、骨を壊す細胞をつくります。反対側の歯根膜は伸び、元に戻ろうとして骨を作る細胞をつくるのです。
この骨を壊す細胞をつくるときに痛みの原因となる物質がでるため、歯を動かすときに痛みが生じます
装置が粘膜にあたるとき
インビザライン矯正では、歯を動かすためにアタッチメントと呼ばれる装置を歯の表面につけることがあります。
この装置がお口の中の粘膜にあたり、傷ができると痛みを感じてしまうことがあります。
また、マウスピースの研磨が不十分であったり縁が尖っていたりするときも同じです。
後戻りをしたとき
マウスピースの装着時間は1日22時間以上が理想です。
外している時間が長かったり装着しない期間があったりすると、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こす可能性があります。
後戻りをした状態ではマウスピースと歯並びに大きなズレが生じていることがあり、元のマウスピースを装着したときに強い痛みを感じることがあります。
関連記事:インビザライン矯正は後戻りしやすい?その理由と予防法について
インビザラインは痛くないと効果がない?
インビザライン矯正では痛みがないと効果がないのでは?と不安になる方が多いですが、これは大きな勘違いです。
痛みの感じ方は一人ひとり異なり、痛みが強いから効果が高いというものではありません
インビザライン矯正の効果が得られない可能性があるのは、以下のようなことが挙げられます。
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インビザライン矯正は診断のときに、クリンチェックと呼ばれるゴールまでの設計を歯科医師が行います。
そのため歯科医師の技術・経験が不足していると適当なものになり、歯が動かないといったトラブルが起きる可能性があります。
インビザライン矯正は簡単に行えるように見えますが、歯科医師の技術・経験によって大きく左右されてしまうのです。
インビザライン矯正はマウスピースの装着に加えて、顎間ゴムが必要な症例もあります。
これらの装着時間を守らないと歯を動かすことはできないため、矯正効果が得られません。
また、歯には動きやすい部分とそうでない部分があり、シミュレーション通りに進まないこともあります。
痛くないインビザライン矯正にするためにできること
痛みが少ないと言われているインビザライン矯正でも、できるだけ痛みを軽減したいものです。
ここでは痛くないインビザライン矯正にするためにできる3つのことをご紹介します。
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歯科医師の説明はしっかり聞く
クリニックで精密検査を受け、治療計画が決まった段階で歯科医師からの説明を受けるでしょう。
その際にマウスピースの管理方法・注意点など細かく説明をしてくれることがほとんどです。
できればメモを取りながら説明を受け、資料があればもらっておくことをおすすめします。
装着時間を守る
マウスピースは1日22時間以上装着する必要があります。
この時間を守らないと歯が動かないどころか元の歯並びに戻ろうとする後戻りを起こし、マウスピースを装着すると痛みを感じることがあります。
イベントがあるときは外して過ごすことができるのはインビザライン矯正のメリットでもありますが、矯正期間中の装着時間は必ず守るようにしましょう。
正しく着脱を行う
矯正中は歯を支えている骨がつくりかえられているため、敏感な状態になっています。
間違った着脱方法では、歯に思わぬ力がかかったり粘膜を傷つけたりしてしまう可能性があります。
なお、インビザライン矯正の開始時に歯科医師からマウスピースの着脱方法について指導を受け、練習するところがほとんどです。そのときに正しく着脱できるようにしておきましょう。
インビザライン中に痛みを感じた時の対処法
歯を動かす矯正治療は痛みを感じやすいものですが、インビザライン矯正の場合は耐えられないほどの痛みを感じることはほとんどありません。
初めてマウスピースを装着したときや、交換したときに痛みを感じることが多いですが、ほとんどの場合2~3日で痛みが和らぎます。
ただ4日以上痛みが続く、お口の中の粘膜に傷がついている、鎮痛剤が必要なほど痛みを感じるようであれば、何かしらのトラブルが起きている可能性があります。
このような場合、次の調整日まで待つのではなく、すぐに担当の歯科医師に相談することが大切です。
当院でも、矯正中に強い痛みが続くようであればすぐに来ていただいています痛みどめの処方なども行っておりますので、我慢せずにご相談してくださいね
当院のインビザライン矯正
北戸田coco歯科はインビザライン矯正を始め、白い器具を使ったワイヤー矯正や裏側矯正、マウスピースとブラケットを併用したハイブリッド矯正など豊富なメニューを揃えております。
当院は外科治療から一般歯科まで幅広く対応しておりますので、虫歯の治療やクリーニングまで当院で全て完結できます。
また費用について不安があるからは、総額の20%の初期費用でその後は分割払いに対応しております。
まずは当院の無料矯正相談へいらしてください(無料相談は予約制になります)
まとめ
インビザライン矯正はワイヤー矯正と比較すると歯の動かす量が異なるため、痛みが少ないと言われています。
それにより痛みがないと歯が動いていないのではと不安になる方もいますが、痛みが強いからといって歯は動くものではありません。
痛みの感じ方は一人ひとり異なり、痛みを感じやすい方もいれば全く感じない方もいます。
ただ耐えられないほど痛むことはなく、鎮痛剤が必要になるくらい痛むようであればトラブルが起きている可能性があります。
そのような場合、我慢するのではなくすぐに担当の歯科医師に相談しましょう。
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