歯医者さんで歯ブラシを頑張ってくださいと言われました。
具体的にはどのように頑張ればいいのですか?
歯医者さんに行き、“もう少し歯ブラシ頑張ってくださいね!!”と言われた経験のある方も多いかと思います。
歯ブラシは歯周病と虫歯講習予防のすべての基本、ということは知っているのだけれど、具体的にはどういうふうに磨けばいいの?歯ブラシめんどくさいから、できるだけ時間は短く、けれど効率的に磨きたいと思っている方も多いはず。
毎日行うことですから、気を付けてはいても、そのうちなぁなぁになっていきがちです。
今回は、効率的な歯の磨き方について書いていきたいとおもいます。
歯ブラシのタイミング、回数
可能であれば毎食後に歯磨きをする事が理想ですが、それは難しいと思いますので、最低でも朝食後と夜寝る前の2回は時間をかけて歯磨きをしたいものです。
一番大切なのは寝る前の歯ブラシです。これは、朝と昼の歯ブラシの何倍も大切です。
寝ている間は、唾液が少なくなり、細菌の繁殖しやすい環境となります。こんなときに、細菌の栄養となる磨き残しがあったら、細菌のやりたい放題です。寝る前に磨いたら、糖分の入っている食べ物、飲み物は控える。これは鉄則です。
歯ブラシの時間
何分くらい磨けばいいですか?と迷う方も多いとおもいます。
しかし、実は、歯医者さんが自分の歯を磨くときは、時間はほとんど気にしていないことがほとんどです。
では、どうしているのかというと、時間よりも磨く順番が決まっていて、それが終わったら歯ブラシ終了となります。
それでも、だいたいの目安を知りたい方は多いと思いますので、一般的に言われている目安を紹介いたします。
目安として言われているのは、全体としてかかる時間は、歯が全部そろっている方の場合で10分くらいです。
1日3回これだけの時間をかける必要はありませんが、寝る前だけは、歯垢を取り去るつもりで時間をかけてブラッシングしてください。
時間をかけて磨くには、“お風呂につかりながら”や“テレビを見ながら”など、ながら磨きをお勧めします。
ちなみに、わたしはお風呂に入りながら派です。
歯ブラシの
1. 持ち方
2. 当てるところ
3. 動かし方
について
1番目の持ち方ですが、歯ブラシは鉛筆を持つようにもちます。“ペングリップ”と言われます。
歯ブラシをぐっと握り締めて力任せに磨くと毛先が開いてしまい、歯の面に毛先が当たらず、磨いていても「磨けていない」状態になります。
また、歯の根元をすり減らしたり歯ぐきを傷つける原因にもなりますので、グリップの端のほうを「鉛筆持ち」するようにしましょう。
2番目の、当てるポイントで、一番大切なことは、歯と歯ぐきの境目を狙って磨くことです。
歯の表側、裏側から磨いてあげてください。
歯ブラシは斜め45度に当てることにより歯と歯肉の境目に毛先が入り、歯垢が落としやすくなります
3番目の動かし方ですが、5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ磨きます。
ほとんどの人が、歯ブラシを大きく横に動かして磨いているかとおもいますが、それだと歯と歯の間がしっかり磨けません。
あと、磨く順番を決めるのも大切です。
よく言われるのは、一筆書きで磨くといいといわれます。なんとなく磨いていると、いつもの癖で歯ブラシが届いていないとこができてしまいます。
一筆書きで磨けば、歯ブラシが当たらないところ極力減らせます。一筆書きで磨く、ということを意識してください。
以上が、簡単にまとめ効果的な歯ブラシの方法です。
歯ブラシはとても大切なので、次回は、さらに詳しく書いていきたいと思います。