インビザライン使用中に起こりうることは？

公開日：2020年3月10日

北戸田COCO歯科　院長田口です

インビザラインのことはわかったけど、実際使ってみて、なにか不具合とかないの！？

と心配になる方もいると思います

本日は、インビザライン使用中に起こりうることについてお話ししたいと思います

矯正治療中にトラブルが起こることは珍しくありません。それはインビザラインにおいても起こることがあります。今回は、インビザライン使用中に考えられるトラブルについてご紹介します。

①歯が動く際の痛み・・・アライナー装着後しばらくすると、痛みが出ることがあります。矯正治療は装置を装着して歯を少しずつ動かすため、痛みがでるのは当然ですが、痛みがひどく、食事すらままならないこともあります。痛みは一両日中に治まりますが、中にはいつまで経っても痛みが引かないこともあります。

②アライナーが歯ぐきや唇の粘膜に当たって痛い・・・アライナーはやや硬い素材のため、歯ぐきや唇に当たると傷ができて痛みが出ることがあります。この場合、早めに歯科医院に相談して下さい。

③話し辛い・・・アライナーを装着すると異物感が強く出るため、最初の頃は話し辛く、聞く側も何となく話し方に違和感があるように思えることがあります。だんだん慣れてきますが、話し辛さがストレスになる場合もあり、途中でアライナーを装着しなくなる治療放棄に繋がることもあります。

④アライナーの紛失・・・アライナーは透明で目立ちにくいため、矯正治療にはとても向いています。しかし透明で目立たないゆえ、紛失というトラブルが起こりやすいのも事実です。よくあるのは、保管ケースを忘れたまま外出し、仕方ないので食事の際に取り外したアライナーをティッシュなどで包み、誤って捨ててしまうといったケースです。もしアライナーを紛失してしまったときは、ひとつ前のアライナーを装着し、早急に受診して下さい。

⑤アライナーが浮く・・・アライナーを装着した際に、奥歯や前歯のあたりが何となく浮き、フィットした感じがないことがあります。アタッチメントを付けていない前歯の場合、多少浮く感じがあるかもしれません。奥歯がきちんと嵌っていればそれほど問題はありませんが、奥歯のアライナーが浮く場合、アライナーの再作成が必要になるでしょう。

⑥アライナーが入らない・・・アライナーが入らないといったトラブルもよくありますが、そのほとんどは、装着すべきアライナーを間違えたことにより、歯が計画通り動いていないことにあります。この場合、できるだけ早めに受診し、現在のお口の中の状態に応じたアライナーを再作製することになります。