こんにちは北戸田coco歯科です
インビザライン矯正中は、むし歯や歯周病にならないため普段から特に気を使わないといけません。そのため、インビザライン矯正中でも歯のクリーニングは受けた方が良いと言えます。
クリーニングは歯に付着した汚れや歯石を除去する処置のことで、歯磨きでは落としきれない汚れを落とすことができます。
特にインビザライン矯正中では歯に汚れや歯石が付着していると動きが悪くなることも。そこで、今回は歯のクリーニングについて詳しく解説します
インビザライン中の歯のクリーニング
冒頭でも紹介したとおり、インビザライン矯正中は歯のクリーニングを行うべきです
特に矯正中は定期的にクリーニングを行う必要があります。
マウスピースを装着していると唾液による自浄作用が低下し汚れが溜まりやすい状態になり、歯石が付着している状態では歯の動きが悪くなることもあります
なおクリーニングはほぼ全ての歯科医院で行っています。
ただ一部の矯正歯科医院では矯正治療のみ行っており、クリーニングをしていないところもあります。
そのような場合、他の歯科医院で施術を受けることが可能です。
なおクリーニングには保険が適用するものと自費治療のものがあり、前者は歯周治療の一環として行います。
そのためレントゲン撮影や歯周ポケットの深さを測ってから治療を必要とした場合、歯石除去の施術を受けることができます。
費用は3,000~5,000円ほどかかることが多いです
後者は使用できる器具・機材に制限がなく、歯石除去と同時に歯の表面に付着した着色を落とすこともできます。歯科医院によって費用は異なりますが、5,000~10,000円ほどかかることが多いです。
歯のクリーニングでは何をする?
歯のクリーニング内容は患者さんの症状や歯科医院によって異なりますが、一般的に以下のような施術を行うことが多いです。
・レントゲン撮影
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レントゲン撮影
初診時や来院が久しぶりの場合、まずはレントゲン撮影をして歯を支えている骨の状態を確認します。
症例によって歯並び全体を撮影することもあれば、より骨の状態を詳しく見るために2~3歯を対象にしたレントゲン撮影を行うこともあります。
むし歯・歯周病検査
次にレントゲン写真をもとにむし歯・歯周病検査を行います。
歯周病の検査では「プローブ」と呼ばれている器具を使って歯と歯ぐきの間にあるポケットの深さを測ります
そのときに少しチクチクした感覚を覚えるため苦手な方も多いですが、これは歯ぐきに炎症が起きていないか、歯を支えている骨が減少していないかなど調べるために必要なことです。
噛み合わせの確認
「カチカチ噛んで下さい」と言われて紙を咬んだことがある方もいるでしょう。
これは「交合紙(こうごうし)」と呼ばれているもので、噛み合わせの確認をするときに使用するものです。
特に被せ物をしている場合、噛み合わせに異常がないか確認します。
歯磨き指導
お口の健康を守るためにもセルフケアは非常に大切なことです。
歯磨き指導では患者さんが上手く歯磨きができるように歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロスなど使い方の指導や、歯やお口の知識など情報の提供をします
歯垢・歯石除去
歯垢と歯石は専用の機械や器具で除去します。施術の時間は30~45分ほどで済むことが多いです
ただ汚れの付着具合によって時間を延ばしたり2~3回に分けたりすることもあります。
歯垢・歯石を除去した後は専用の機械で磨き歯の表面をツルツルに仕上げます。
フッ素塗布
最後にフッ素を塗布します。フッ素にはむし歯菌から生成される酸を抑制と歯質を強化する働きがあり、むし歯になりにくい状態にします。
なおフッ素塗布は歯科医院によってオプションとして提供していることもあり、500~1,000円ほどかかることもあるでしょう。
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インビザライン中のクリーニングの頻度
頻度は歯科医院や症例によって異なりますが3~6ヶ月に1回の頻度で行うことが多いです
ただ汚れがひどい場合は1~2ヶ月に1回になることもあります。
なおインビザライン矯正では1~3ヶ月に1回の調整日という来院する日があり、そこではマウスピースの適合の確認や歯を動かすためのアタッチメント装着の処置を行うことが多いですが、歯科医院によってクリーニングも同時に行うこともあります。
歯のクリーニングをするメリット
クリーニングは専用の機械・器具を使用して隅々まで歯垢や歯石を除去するため施術後はスッキリした感覚になります。
その他にも歯科医院でクリーニングを受けるメリットは以下のようなことが挙げられます。
・お口の中の状態を知ることができる
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お口の中の状態を知ることができる
上の歯の奥歯などは鏡を使っても見ることは難しいです。また歯を支えている骨や歯ぐきの状態もご自身で確認することはできません。
歯科医院では患者さんのお口の中の状態を隅々まで検査して、異変があればすぐに対応することができます。
早期発見早期治療は歯の寿命を延ばすことにつながります。
歯磨きでは落としきれない汚れを除去できる
ご自身ではしっかり磨いているつもりでも、良く磨けていることは少ないです。
特に歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、上の奥歯の後ろ側は汚れが蓄積しやすい箇所になります。
また歯石は歯磨きでは落とすことができません。クリーニングではこれらの汚れ・歯石に対してアプローチして徹底的に除去することが可能です
正しい歯磨きの方法を知ることができる
歯磨き指導は大人になってから行うと恥ずかしいと思う方も多いでしょう。
しかし、正しい歯磨きをしている方は非常に少ないです。歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロスといった道具は正しく使ってこそ効果が得られるもの
歯磨き指導では患者さんに分りやすく、なおかつご自身でセルフケアができるように指導しています。
クリーニング後に注意すること
クリーニングでは知覚過敏のような症状が出ることがあります
これは歯と歯ぐきの境目にある歯石を除去したときに起きやすい傾向にあります。
またクリーニングによって歯の表面にある膜(ペリクル)が剥がれて敏感な状態になると刺激が伝わりやすくなり、着色が付きやすく知覚過敏の症状もでることがあるでしょう。
ただこの膜は1時間で元に戻るためクリーニング後1時間は食事を避けます。
知覚過敏の症状はほとんど場合2~3日で収まりますが、1週間以上続く場合は歯科医師に相談しましょう。
矯正中はお口のケアがとっても重要
ワイヤー矯正では装置が取り外せないため周囲に食べかすや汚れが付着しやすく、歯ブラシも届きにくいです。
なお、インビザライン矯正では歯磨きをしてからマウスピースを装着しないと中に食べかすと汚れが停滞したままの状態になります。
そのためどの矯正方法もむし歯や歯周病のリスクが高くなる傾向にあるため矯正中のお口のケアは重要と言えるでしょう
矯正中はセルフケアで汚れを落とすことはもちろん、歯科医院での定期的なクリーニングを受けてこれらのリスクを減らすことができます。
当院のインビザライン矯正
当院では、目立たないマウスピース矯正のインビザラインはもちろん、ワイヤー矯正や小児矯正にも力を入れております
ワイヤー矯正では前歯の部分に白い器具を使った目立たない矯正を採用しているため、インビザラインだけでは矯正治療が難しい方でも満足して治療を進めていただけるので安心して下さい
また難しい症例の方でも、インビザラインとワイヤー矯正の併用(ハイブリッド矯正)など、患者様のお口にあった矯正方法をご提供させていただきます!
矯正治療を考えている方はお気軽にご相談下さい
まとめ
今回はインビザライン矯正中の歯科医院でのクリーニングについて解説しました。
インビザライン矯正ではマウスピースを外して歯磨きを行えるため、むし歯になりにくいとも言われています。しかし、矯正中のクリーニングやセルフケアを怠ってしまうとむし歯や歯周病のリスクは高くなります。
矯正中は定期的に歯科医院でクリーニングを受けて、清潔な状態をキープすることで歯の動きもスムーズになり、美しい歯並びになっていきます。
何より、矯正終了後もむし歯や歯周病のない健康な歯でいられますので、クリーニングは積極的に行うようにしてくださいね!