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【子供の歯がねじれている】放置してもいい?原因や治療法

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こんにちは北戸田coco歯科です!

「うちの子の歯がねじれているけど、これは放っておいても大丈夫なの?」

「歯がねじれていると、どんな悪影響があるの?」


このように心配されている親御さんも多いのではないでしょうか。


子供の歯がねじれている場合、放置すると虫歯や歯肉炎のリスクが高まったり、歯並びや噛み合わせが悪化したりする可能性があります。


そこで本記事では、歯がねじれる原因放置することによる悪影響治療法予防法について解説します。

◽️子供の歯がねじれている原因は?



子供の歯がねじれてしまう原因は、主に以下のことが挙げられます。

◼️スペース不足


子供の歯並びが乱れる原因の一つに、歯とあごの骨のサイズのアンバランスがあります。

たとえば、あごの骨のサイズと比べて歯が大きすぎる場合や、あごの骨の成長が十分でない場合、歯が並ぶスペースが狭くなり、歯がねじれて生えてくることがあります。

特に、永久歯は乳歯よりも大きいため、生え変わる時期に歯並びが乱れやすいです。

◼️乳歯の早期喪失


乳歯が虫歯やケガなどで早くに抜けてしまうと、空いたスペースに周りの歯が移動し、永久歯が生えてくるスペースが狭くなってしまいます。

その結果、歯がまっすぐに生えてくることができずに永久歯がねじれて生えてくることがあります。

ただし、乳歯の早期脱落(4歳までに乳歯が抜けてしまい、永久歯がすぐには生えてこない)があった場合は難病の低ホスファターゼ症(指定難病172)の疑いもありますので、気になる場合は歯科医院で相談しましょう。

引用:難病情報センター

◼️虫歯


乳歯の虫歯が深くまで進行すると歯の根が溶けて短くなり、永久歯が正しい位置に生えてこないことがあります。

また、虫歯菌が歯の根に感染すると、炎症が起きて永久歯の歯胚(歯の元となる組織)に影響を与えてしまうことも。その結果、次に生えてくる歯がねじれて生えてくることがあります。

◼️乳歯が長く残っている


乳歯がなかなか抜けない場合、永久歯は乳歯の後ろや横に生えてくることがあります。

このときに、残っている乳歯にぶつかってしまい、永久歯がねじれてしまうことがあります。

◼️過剰歯


過剰歯とは、通常の歯の本数よりも多く歯が生えてしまうことです。

過剰歯があると、他の歯が押されてしまい、ねじれて生えてくることがあります。過剰歯は上の前歯に生えることが多いです。

◽️歯がねじれていることで起こる悪影響



歯がねじれていると、見た目の問題だけでなく、以下のような悪影響を引き起こす可能性があります。

◼️虫歯や歯肉炎のリスクが高まる


歯がねじれていると歯ブラシが届きにくく、歯垢や食べかすが残りやすくなります。歯垢には、虫歯や歯肉炎を引き起こす細菌が生息しているため、そのリスクが高くなります。

虫歯は放置すると、歯が痛み出すだけでなく、歯を失う原因に。乳歯の場合は、後から生えてくる永久歯にも影響を及ぼす可能性があります。

また、歯肉炎は、歯茎の腫れや出血を引き起こし、放置すると歯周病に進行する可能性があります。

◼️歯並びと噛み合わせが悪化する


歯のねじれによって噛み合わせが悪化している場合、一部の歯に過度な負担がかかり、歯が動いてさらに歯並びと噛み合わせが悪化してしまうことがあります。

そのまま放置してしまうと歯が欠けたり、すり減ったりすることもあります。

◼️顔のバランスが崩れる


歯がねじれていると食べ物を食べる際に片側だけで噛む癖がつきやすいです。そのため、顔の左右のバランスが崩れたり、口元が歪んで見えたりすることがあります。

また、歯並びが悪いことで、口を閉じにくくなったり、口呼吸になったりすることも。これらの影響で顔全体の印象が変わってしまう可能性があります。

◽️子供の歯がねじれている場合の治療法



子供の歯がねじれている場合、早期に治療を開始することで歯並びや噛み合わせを改善し、将来的な問題を予防できます。

ここでは、子供の歯がねじれている場合に行われる代表的な治療方法を紹介します。

◼️床矯正


床矯正は、子供の時期に行われる歯列矯正です。取り外し可能な装置を使ってあごの骨の成長をコントロールし、永久歯が正しい位置に生え揃うように誘導します。

床矯正は乳歯が揃っている時期乳歯と永久歯が混合している時期に開始されることが多いです。

装置は外せるため、食事や歯磨きの際に邪魔になりません。また、装着時間は14時間以上が理想的であるため、学校にいる時間帯は外して過ごすことも可能です。

ただし、子供の協力が必須であることと、保護者の方による装着時間や口腔衛生の管理に十分気をつける必要があります。治療期間中は定期的な通院も欠かせません。

◼️ワイヤー矯正


ワイヤー矯正は、「ブラケット」と呼ばれる装置を歯につけて、そこにワイヤーを通すことで歯に力を加え歯を並べていく方法です。永久歯が生え揃った頃から治療を開始することが多いです。

さまざまな歯並びの問題に対応できるメリットがありますが、装置が目立ちやすいというデメリットがあります。

また、ブラケットとワイヤーの摩擦により、一時的に痛みを伴うことも多いです。

装置は矯正が完了するまで外せないため、食事や歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性もあります。

そのため、治療中は口腔衛生の維持が重要になります。しっかりとした自己管理を行えば、理想的な歯並びを手に入れられるでしょう。

◼️マウスピース矯正


マウスピース矯正は、取り外し可能なマウスピース(歯型の装置)を使って歯を動かす矯正方法です。

大人のマウスピース矯正は、歯並びの矯正が中心となりますが、子供の場合は、成長過程にあるあごの骨と歯並びを矯正します。

出っ歯や受け口、開咬、深い噛み合わせといったあらゆる歯並びに対応できるのがメリット。

また、マウスピースを装着することによって指しゃぶりや口呼吸の癖の改善も期待できます。

装着時間はマウスピースの種類によりますが、就寝時と日中の1時間程度の装着が必要です。

また、マウスピース装着に加えて、筋肉や舌の運動能力を高めるトレーニングを併せて行うことがあります。

◽️子供の歯がねじれるのを防ぐには?



子供の歯がねじれて生えてくると虫歯や歯肉炎のリスクが高まるため、できれば予防したいものです。ここでは、歯のねじれを防ぐためにできることを紹介します。

◼️生活習慣の改善


指しゃぶりや舌で歯を押す癖、頬杖をつく癖などは、歯の位置に影響を与えるため早めに改善することが大切です。

食生活も影響します。あごの成長時期に柔らかいものばかり食べていると、発達が不十分になり、歯が並ぶスペースが狭くなってしまうことが。

硬い食べ物をよく噛むことであごの筋肉が刺激され、骨の発達を促進できます。

噛むことは消化にも良い影響を与えますので、バランスの良い食生活と1口30回を目安にしっかりと噛む習慣を身につけましょう。

◼️定期検診


歯のねじれを予防するためには定期的な歯科検診も欠かせません。

歯並びの状態をチェックし、指しゃぶりや口呼吸、食事の癖など、歯並びに影響する生活習慣の問題を早期に発見することが可能です。

早めに対処することで永久歯が生え揃うまでの歯のねじれや位置のずれを抑えられます。

また、フッ素塗布シーラントなどの予防処置を受けることで、虫歯のリスクを減らせます。

歯並びは一生に関わる問題です。将来にわたり良い歯並びと噛み合わせを維持するためにも、子供の頃から定期的に通院することをおすすめします。

◽️まとめ


子供の歯がねじれている場合は、放置せずに早めに歯科医師に相談することが大切です。

放置すると虫歯や歯肉炎のリスクが高まったり、歯並びや噛み合わせが悪化したり、顔のバランスが崩れたりする可能性があります。

治療法は、床矯正やワイヤー矯正、マウスピース矯正などがあります。症例や子供の成長に合わせて選択することが大切です。

歯がねじれるのを防ぐためにも生活習慣の改善を心がけ、定期的に歯科検診を受診しましょう。

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