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子供が抜けた乳歯を飲み込んでしまった時の対処法

こんにちは北戸田coco歯科です!

希に子供が抜けた乳歯を飲み込んでしまうことがあります。飲み込んでしまうと子供も保護者もパニックになりがちですが、冷静に対処することが大切です。

通常は2~3日程度で便と一緒に排出されます。しかし、安心して対応するためにも、何をすべきか知っておくことが大切です。

そこで本記事では、子供が抜けた乳歯を飲み込んでしまった際の対処法や健康への影響、誤飲を防ぐ方法を紹介します。


◽️子供が抜けた乳歯を飲み込んでしまったら?

子供が抜けた乳歯を飲み込んでしまう事態は意外と珍しくなく、特に寝ている間や乳歯をいじっている最中に起こり得ます。

子供が乳歯を飲み込んだと気づいたら、まずは落ち着いて対処しましょう。ほとんどの場合、2~3日で便と一緒に体外に排出されます。

ただ、詰め物や被せ物を装着している場合は、希に消化管に損傷を与える可能性があります。

それにより、腹痛や食欲不振などが生じることがあるため、不調を訴えた場合は消化器内科へ受診を検討してください。


また、飲み込んだ直後に子供が息苦しさを覚えたり、呼吸に異常が見られる場合は、乳歯が気道に入り込んでしまった可能性があります。

この場合は、すぐに最寄りの耳鼻咽喉科や救急医療機関へ連絡してください。


子供が乳歯を飲み込んだ場合でも、問題なく排出されますが、腹痛や息苦しさなどの症状が見られる場合はすぐに医療機関に相談することが重要です。

子供の安全と健康を守るためにも、慌てずに適切な対処を心がけましょう。



◽️子供が乳歯を飲み込んでしまった後に注意すべき点

子供が乳歯を誤って飲み込んだ場合、通常は日常生活に大きな支障はありません。

しかし、子供が普段通り過ごせているか、体調に変化がないか注意深く観察することが重要です。

また、乳歯を飲み込んでしまった場合、子供が不安に感じることもあります。優しく丁寧に状況を説明し、子供の心のケアも忘れずにしてあげてください。


歯を飲み込んだ直後は、消化器系に刺激を与えるような食べ物は避け、消化しやすい軟らかい食事を心がけると良いでしょう。

また、体を動かすのも少し慎重になる必要があり、特に激しい運動は避けることをおすすめします。


歯を飲み込んだ後の数日間は、子供の体調変化に注意し、何かしらの異常が見られた場合は直ちに医師の診察を受けることが重要です。

異常が見られなくても、安心できるまで観察を続けましょう。

 

◽️乳歯の誤飲を防ぐには?

子供が乳歯を誤って飲み込んでしまうトラブルを起こさないためにも、以下のような予防策を実践しましょう。

 

◼️食べ物以外を飲み込まないように指導する

 

子供は乳歯の誤飲以外にも、食べ物以外のものを口に入れることがあります。

 

子供が安全で健康な生活を送るためにも、口の中に手や物を入れる癖がつかないように注意したり、食べ物以外を飲み込まないことを教えてあげましょう。

 

また、乳歯がグラグラしていると感じたら大人に知らせるように教えることも重要です。

子供自身がお口の健康について理解し、適切な行動を取れるように教育をしてあげることで、将来的に自分自身の健康を守るための習慣を身につけることができます。

 

 

◼️定期的に歯科検診を受ける

子供のお口の健康を維持し、乳歯が抜けるタイミングを把握するためには、定期的に歯科検診を受けてお口の状態を把握しておくことが大切です。

 

特に、乳歯がグラグラしている場合、成長過程によるものなのか、それとも他に問題があるのかをレントゲンや視診で判断することができます。

 

また、乳歯がグラグラしているのになかなか抜けない場合も適切な処置を施すことが可能です。

放置すると永久歯が正しい位置に生えてこない可能性もあるため、受診することをおすすめします。

 

定期的に歯科検診を受けることで、子供の歯の成長を管理することができ、問題があれば早期に対処することが可能です。子供のお口の健康のためにも積極的に歯科検診を受けさせましょう。

 

 

◼️食べ物への配慮を心がける

乳歯がグラグラしていると食べ物を噛むことが困難になることがあります。

 

食べ物は子供が食べやすいように適切な大きさにカットしましょう。飲み込む際の負担が軽減されて、乳歯を誤って飲み込むリスクを減らせます。

 

また、乳歯がグラグラしている時期は、硬い食べ物を避けることをおすすめします。硬い食べ物を噛むことにより、乳歯が抜けやすくなり誤飲の可能性が高まるからです。

 

食事中は正しく座ってゆっくりと食べることが大切です。

話しながら食べたり急いで食べることがないように注意しましょう。落ち着いて食事をすることで誤飲のリスクを減らすことができます。

 

 

◼️子供の行動の変化に気を配る

子供が遊んでいる時や食事をしている時など、日常のさまざまなシーンで注意深く観察することが大切です。

 

特に、グラグラした乳歯をいじったり口に何かを入れたりする様子が見られたら、すぐに対応できるようにしてください。乳歯を誤って飲み込んだり、口腔内を怪我するリスクを減らせます。




◽️グラグラしている乳歯は抜いてもらった方がいい?

グラグラしている乳歯は、自然に抜け落ちることがほとんどです。


乳歯の下には、その後に生えてくる永久歯があります。乳歯が生えてくる準備ができると、乳歯の歯の根っこが吸収されて、自然に抜け落ちるのです。


しかし、無理に抜こうとすると、歯の根っこが途中で折れてしまう恐れがあります。折れた歯の根っこを取り除くために処置が必要になる場合があります。

また、無理に抜くことによって歯茎を傷つけてしまうと、感染症のリスクが高まったり、痛みを伴うこともあるため注意が必要です。


グラグラしている乳歯がある場合、自然に抜け落ちるのを待ちましょう。ただし、以下のような状況で心配な場合は、歯科医師に相談することをおすすめします。


  • 乳歯がグラグラしてから長期間経過しても抜けない場合
  • 抜けそうな乳歯に痛みや腫れが伴う場合
  • グラグラする乳歯の周囲の歯に問題が起きている場合

レントゲンや視診で乳歯の状態を確認し、必要であれば抜歯することができます。

乳歯の根っこが短くなって歯茎にぶら下がっているような状態であれば、麻酔が必要ないことがほとんどです。

グラグラして食事ができない、なかなか抜けないといった場合は気軽に歯科医師に相談してみましょう。

 

◽️乳歯の誤飲が不安なら歯科医師に相談しましょう

乳歯が抜ける時期は個人差が大きいですが、6~12歳ごろです。

乳歯がグラグラして誤飲が不安な場合は、歯科医師に相談することをおすすめします。乳歯の誤飲を防ぐためのアドバイスや、万が一誤飲した場合の対処法についても説明してくれます。

乳歯がなかなか抜けない場合も自然に抜ける時期にあるのか、または何らかの処置が必要かどうかを判断できます。

ただ、乳歯から永久歯への生え替わりは、個人差があるものです。子供のお口の健康を守るためにも、定期的に歯科検診を受けることをおすすめします。

◽️まとめ

子供が抜けた乳歯を飲み込んでしまった場合の対処法として、まずは保護者が落ち着きを持って対応することが重要です。

通常、2~3日で自然に体外に排出されるため、特に心配する必要はありません。しかし、腹痛や息苦しさを訴える場合は、医療機関への受診が必要です。

誤飲を防ぐためには、子供に対して口に物を入れないよう指導したり、定期的な歯科検診を受けて乳歯の状態を把握することが大切です。

乳歯の誤飲が不安な場合は、歯科医師に相談しましょう。

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