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歯磨き粉は何歳から使えばいいの?選び方や使う量・頻度を徹底解説

2022年5月24日

 

こんにちは。北戸田coco歯科です。

 

「歯磨き粉って何歳頃から使えばいいの?」

 

どのくらいのタイミングで水だけの歯磨きから歯磨き粉を使う歯磨きにしたらいいのか、迷いますね。

 

子どもが将来虫歯になりやすい体質になるかどうかは、3歳までのお口のケアで決まるので、歯磨き粉を使いだすタイミングは重要です。

 

ただし、歯磨き粉を使う際には、

  • ・子ども用でもフッ素濃度に気をつけないと危険
  • ・うがいができない子どもはどうするか知っておく

 

などの注意点もあります。

 

そこで、歯磨き粉を使い始める年齢注意点などを、北戸田coco歯科の小児歯科担当医、田口世理奈医師が詳しく解説していきます。

田口世理奈Dr.

  • 【経歴】
  • ・日本大学歯学部 卒業
  • ・日本大学歯学部歯学研究科歯学専攻修了 博士号取得

 

0歳児のお子さんをお持ちのママ、パパはぜひ読んでくださいね。

 

1. 歯磨き粉の使い始めは「生後6ヶ月」が目安


意外かもしれませんが、歯磨き粉の使い始めは生後6ヶ月頃が目安です。

 

日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会がまとめた『フッ化物局所応用実施マニュアル』でも「生後6か月ごろの歯が生える時期から使用できる」としています。

 

とはいえ、歯の萠出には個人差があるので、歯が生え始めたらすぐと考えるのが泳いでしょう。

 

2. 歯磨き粉を選ぶときの4つの注意点


子どもの歯磨き粉を選ぶときには、注意しなければならないことがあります。

    • ①フッ素濃度に気をつけて選ぶ
    • ②発泡剤が入っていない歯磨き粉を選ぶ
    • ③研磨剤が入っていない歯磨き粉を選ぶ
    • ④着色料や添加物が入っていない歯磨き粉を選ぶ

 

この4つです。詳しく説明していきますね。

 

2-1. ①フッ素濃度に気をつけて選ぶ

子ども用の歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素濃度に気をつけて選びましょう。なぜなら、歯磨き粉のフッ素濃度は年齢によって安全な濃度が違うからです。

 

子どもの歯磨き粉は赤ちゃん用、子ども用などがありますが、これはフッ素濃度の違いです。

 

厚生労働省が示す年齢別の効果的な歯磨き剤のフッ素濃度は以下の通りです。

 

▼年齢に対応したフッ素濃度

      • ・0〜5歳まで ・・・フッ素濃度500ppm以下
      • ・6〜14歳まで・・・フッ素濃度1000ppm
      • ・15歳以降  ・・・フッ素濃度1000〜1500ppm

 

年齢の適応量より多いと、フッ素症(歯の表面がまだらになる)などになる危険があります。

 

フッ素濃度はパッケージの裏の成分表に書いてあるので、よく確かめて選びましょう。

 

2-2. ②発泡剤が入っていない歯磨き粉を選ぶ

子どもの歯磨き粉は発泡剤が入っていないジェルタイプがおすすめです。

 

うがいがまだ上手にできない、あるいはまったくできない状態のお子さんは、途中でうがいすることができません。

 

すると、お口の中がすぐに泡でいっぱいになって苦しくなってしまいます。

 

大人は発泡剤入りのほうが歯磨きした感じがして満足感がありますが、子どもの歯磨き粉を選ぶ際には発泡剤なしのジェル歯磨きを選びましょう。

 

【あわせて読んでね】

▶歯医者さんがおすすめするうがい不要の子ども用歯磨き粉6選

 

2-3. ③研磨剤が入っていない歯磨き粉を選ぶ

子ども用の歯磨き粉は研磨剤が入っていないものを選びましょう。

 

大人用のほとんどの歯磨き粉には、パウダー状にした超微粒子の研磨剤が入っています。

 

しかし、子どもの歯はまだとても柔らかく、表面のエナメル質も薄いため、研磨剤が入っていると歯の表面が削れて虫歯になりやすくなります。

 

子ども用歯磨き粉には研磨剤は入っていないことが多いですが、「研磨剤フリー」と明記されているものやジェル歯磨きを選ぶのが良いでしょう。

 

2-4. ④着色料や添加物が入っていない歯磨き粉を選ぶ

子ども用の歯磨き粉を選ぶ時は、添加物や着色料が入っていないものを選びましょう。

 

歯磨きに慣れていない赤ちゃんや、うがいが上手にできないお子さんは、歯磨き粉を飲み込んでしまうことがあります。

 

飲み込んですぐにどうこうということはありませんが、着色料、香料などの添加物が入っていると、やはり心配という方もいるでしょう。

 

最近では食品由来の子ども用歯磨き粉なども見かけます。添加物が入っていない歯磨き粉なら安心ですよ。

 

3. 子ども用歯磨き粉は飲み込んでも安全


歯磨き粉にはフッ素が入っていますね。一昔前にフッ素の体への害が問題になったので、「飲み込んでも大丈夫なの?」と心配する方もいます。

 

しかし、子ども用歯磨き粉に含まれるフッ素は、万が一飲み込んでしまっても体に害がない濃度なので安心です。

幼児がひとりで磨く場合のフッ化物配合歯磨剤使用後の口腔内フッ化物残留量(率)は、3~5歳児の調査では0.06mg(15.3%)であり、1日に3回使用したとしても0.18mgで有害な影響はありません。

引用:e-ヘルスネット


ただし、先程も触れたように、年齢より多いフッ素濃度のものを使うとフッ素症になるリスクがあるので、歯磨き粉の選び方には十分に注意しましょう。

 

4. 歯磨きをする頻度や使う量


歯磨き粉を選んだら、次は歯磨きをする頻度や使う量についても知りたくなりますね。

 

歯磨き粉を1日にする頻度1回の使う量も知っておくと、より的確に子どもの歯磨きができるようになりますよ。

 

4-1. 歯磨きをする頻度

歯磨きは1日に1回(夜寝る前)がおすすめです。なぜなら、お口の中の細菌は夜寝ている間にもっとも繁殖するからです。

 

1日1回でいいの?と思うかもしれませんね。本当は毎食後が理想的ですが、乳幼児の場合は寝る前に1回、丁寧に行えば十分です。

 

これは大人にも言えることで、寝る前の歯磨きを1日のうちで一番丁寧にすると、虫歯予防にとても効果があります。

 

寝る前にゆったりと時間を取り、1本1本丁寧に磨きましょう。自分で歯磨きできるお子さんの場合は、仕上げ磨きも忘れずに行ってくださいね(仕上げ磨きは8歳頃まで必要です)。

 

4-2.歯磨き粉の1回の量

歯磨き粉の1回の使用量は、年令によって異なります。

      • ・歯の生え始め〜2歳:切った爪程度の少量(フッ素濃度500ppm)
      • ・3〜5歳      :5mm以下(フッ素濃度500ppm)
      • ・6〜14歳     :1cn程度(フッ素濃度1000ppm)
      • ・15歳以上     :2cm程度(フッ素濃度1000〜1500ppm)

 

引用:厚生労働省 e-ヘルスネット

 

フッ素の予防効果を発揮するには、上記の分量を守ることが大切です。うがいができない年齢のお子さんは、フッ素塗布をするのも効果的ですよ。

 

【あわせて読んでね】

▶【フッ素塗布】子どもの虫歯予防に良い3つの理由を分かりやすく解説

 

5. 赤ちゃんに歯ブラシを使うときの注意点

初めて赤ちゃん用の歯ブラシを使うというママ・パパも多いはず。赤ちゃんに初めて歯ブラシを使う場合は、少し前から予行練習をして歯ブラシに慣らしてあげましょう。

 

なぜなら、赤ちゃんは急に硬いものがお口に入ってくるとびっくりしてしまうからです。

 

予行練習は、日頃からお口の周りを優しくつついたり、布でお口の中を拭ってあげたりするのが効果的です。

 

そうすると、赤ちゃんもお口の中に何かが入ってくるのに抵抗がなくなり、歯ブラシもすんなりと受け入れてくれるようになりますよ。

 

6. 小さな子どもでも歯磨き粉が必要な理由


歯が生え始めたらすぐに歯磨き粉を使ったほうがいい理由は、フッ素を歯に与えることができるからです。

  • フッ素の働き
  • ・歯の表面をコーティングする
  • ・歯の再石灰化を助ける

 

フッ素は上のような働きで歯を強くしてくれます。

 

今までは、小さな子どもは歯磨き粉なしで十分とされてきました。幼少期は唾液が豊富ですが、唾液には抗菌作用の成分が含まれていて、虫歯になりにくい効果があるからです。

 

たしかに唾液には抗菌作用がありますが、フッ素を塗布することで虫歯予防の効力が上がり、歯も強くなります

 

そのため、近年では乳幼児でも、歯磨きなしよりもフッ素の入った歯磨き粉や洗口液などを使う方が良いという考え方が主流です。

 

まとめ

離乳食が始まったら虫歯になるリスクが高まるので、歯が生え始めたら歯磨き粉を使った歯磨きに移行しましょう。

 

フッ素は歯の表面を強くし、虫歯を寄せ付けない丈夫な歯にしてくれますよ。

 

北戸田coco小児歯科では、子どもの歯の専門家が歯の治療や相談に当たっています。困ったこと・気になることがあったらお気軽にご相談くださいね。

 

◆この記事のまとめ
1. 歯磨き粉の使い始めは「歯が生えはじめた時」
2. 歯磨き粉は年齢に合わせた物を選ぶ
3. 歯磨き粉は子発泡剤・研磨剤・添加物が入っていない物を選ぶ
4. 歯を磨くのは1日に1回で十分
5. 1回の使用量は年令によって異なる
6. フッ素は歯を強くして虫歯から守る