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虫歯になりにくい食べ物の特徴3つと虫歯になりやすい食べ物

2022年4月6日

 

こんにちは。北戸田coco歯科です。

 

「子どもの歯を虫歯にしないためには、どんな食事やおやつにすればいいの?」

と悩んでいませんか?

 

子どものうちの虫歯は家庭での食事やおやつが大きく影響します。

 

しかし、具体的に何が虫歯になりにくく、何が虫歯になりやすい食べ物なのかというのはあまり知らない方も多いでしょう。

 

そこで今回は、北戸田coco歯科の小児歯科担当医、田口世理奈医師が、子どもの歯が虫歯になりにくい食べ物おやつをご紹介します。

田口世理奈Dr.

  • 【経歴】
  • ・日本大学歯学部 卒業
  • ・日本大学歯学部歯学研究科歯学専攻修了 博士号取得

 

食べ物や食べ方に気をつければ、お子さんの歯を虫歯から守ることができますよ。

 

1. 虫歯になりにくい食べ物の3つの特徴

虫歯になりにくい食べ物には、以下の3つの特徴があります。

 

  • ①噛みごたえがあるもの
  • ②自然な甘みのあるもの
  • ③食べカスが残りにくい食べ物

 

具体的にどんな食べ物が当てはまるのか、ひとつずつ説明していきますね。

 

1-1. ①噛みごたえがあるもの


噛みごたえがあるものは、何度も噛まなければ飲み込めませんね。

 

噛む時は、あごも一緒に動きます。何度も噛むと、あごも何度も上下させることになりますが、実はこれがとても重要なポイント

 

あごの近くには唾液を出すための大きな唾液腺があり、噛むたびに唾液が出てきますが、唾液は食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、抗菌効果があって虫歯になるのを防ぐ役割があるのです。

 

そんな、唾液が自然に多く出る噛みごたえのある食べ物は以下のようなものです。

●噛みごたえがある食べ物


レタス、ブロッコリー、れんこん、人参、セロリ、リンゴ、柿、梨、骨まで食べられる小魚、スルメイカ、チーズ、せんべいなど


野菜なら生野菜のサラダスティックサラダ少し固めに茹でた温野菜などがおすすめです。アクセントにサイコロ状にしたチーズを添えてもいいですね。

おやつにはリンゴや梨、柿などがおすすめです。一口では食べられないくらいの大きさにカットすると、前歯で噛みちぎって奥歯で細かく砕くという歯のトレーニングにもなります。

 

1-2. ②自然な甘みのあるもの


糖分があるものは基本的に虫歯になりやすいですが、果物や野菜に含まれる自然な甘み虫歯になりにくいという特徴があります。

 

特に、水分がたっぷりと含まれている果物は、お口の中に残らないし食物繊維も含まれているのでお腹の調子を整え、お口の中のお掃除もしてくれます。

●自然な甘みのある食べ物


人参、サツマイモ、かぼちゃ、リンゴ、柿、梨、バナナなど


人参のグラッセかぼちゃのソテーなどをおかずの一品に添えると良いでしょう。おやつには先程もご紹介した生の果物や、ふかし芋などがおすすめです。



幼少期に自然な甘みが分かる舌を育てておくと、大きくなって一時期はお菓子に夢中になっても、その後は素材そのものの美味しさを好むようになり、健康的な食生活が送れる可能性が高くなりますよ。

 

1-3. ③口内に食べカスが残りにくい食べ物


口内に食べカスが残りにくい食べ物とは、食物繊維がたくさん含まれる食べ物です。

 

食物繊維はお口の中にこびりついた食べカスを絡め取る働きがあります。絡め取られた食べカスは、唾液や食べ物の水分と一緒に流されます。

●食べカスが残りにくい食べ物


ごぼう、れんこん、レタス、きのこ類、海藻類、リンゴ、柿、梨、ぶどうなど

 

食物繊維は腸内やお口の中の環境も整えてくれるため、より虫歯予防に効果的です。きのこや海藻は、麺類の具として入れたりすると食べやすいですよ。

 

2. 虫歯になりやすい食べ物の特徴

虫歯になりやすい食べ物も見てみましょう。

 

虫歯になりやすい食べ物の特徴は、以下の3つです。

  • ①砂糖が多く含まれるもの
  • ②口の中に残りやすいもの
  • ③酸性のもの


どうして虫歯になりやすいかということが分かると、虫歯になりにくい食べ物の理由もより深く分かるようになりますよ。

 

2-1. ①砂糖が多く含まれるもの


虫歯は砂糖が大好き

 

砂糖は糖分の種類ですが、糖分といってもお米・野菜・果物に含まれる糖分とは成分がやや違います。

  • 虫歯になりにくい糖分・・・お米や野菜、果物に含まれる糖分
  • 虫歯になりやすい糖分・・・精製された砂糖


砂糖は人が作ったもので、これが口に入ると虫歯菌が酸を出して混ぜ合わせ、白くてネバネバした歯垢に変えてしまいます。

 

この歯垢は歯の表面を溶かして虫歯を作る原因、つまり「虫歯のはじまり」ともいうべきものです。


糖分は脳の栄養にもなりますが、取りすぎると虫歯になるので、食べた後はすぐに歯みがきをさせたり、砂糖以外で糖分を上手に取らせたりすることが大切です。

●砂糖が多く含まれる食べ物


甘いお菓子全般、ジュース、スポーツドリンクなど

 

※はちみつは1歳未満の赤ちゃんに与えると危険です。必ず1歳を過ぎてから与えるようにしましょう。

 

2-2. ②口の中に残りやすい食べ物


口の中に残りやすいものは、水分が少ないもの歯にくっつきやすい食べ物です。

●口の中に残りやすい食べ物


キャラメル、ヌガー、チョコレート、クッキー、ソフトキャンディなど


これらは砂糖もたくさん使われていますね。食べカスが歯にくっついたままだと、虫歯菌にエサを与え続けているような状態になります。

 

絶対食べてはいけないということはありませんが、食べすぎないことと、食べたらすぐに歯磨きやブクブクうがいをさせるようにしましょう。



※歯を治療中の場合は詰め物が取れてしまうので、歯にくっつくお菓子は避けましょう。

 

2-3. ③酸性の食べ物


酸性のものは、歯を溶かします。すぐに溶けてしまうわけではありませんが、頻繁に食べているとお口の中が酸性に偏りやすくなり、虫歯ができやすくなってしまうのです。

●酸性の食べ物


レモン、グレープフルーツ、梅干し、干しあんず、炭酸飲料など


駄菓子のカリカリ梅なども酸性の食べ物なので、口の中でいつまでもしゃぶっていたりすると、お口の中が酸性に傾いて虫歯になりやすくなるため注意しましょう。

 

3. 虫歯予防は食べ方も大事!

虫歯予防は、食べ物の種類だけでなく食べ方もとても重要です。

 

  • ◎虫歯を予防するために注意すること
  • ・ダラダラ食べをさせない
  • ・必ず麦茶やお茶を一緒に出す
  • ・正しい姿勢で食べさせる

 

1つずつ詳しく説明しますね。

 

3-1. ダラダラ食べをさせない


食事やおやつの時間を決めずに
ダラダラと食べていると、いつもお口の中に食べ物が入っている状態になります。

 

お口の中は、食事から次の食事まで以下のようなサイクルで回っています。

 

  • ①食べ物を食べると酸で歯の表面が溶ける(脱灰)
  • ②唾液の中の成分が溶けた部分を修復する(再石灰化)
  • ③唾液の中和作用で口の中の酸性とアルカリ性のバランスが保たれる

 

しかし、時間を決めずになんとなくダラダラと食べていると、唾液の再石灰化が追いつかず、脱灰ばかりが進んで虫歯菌が歯の内部に侵入してしまうのです。

 

食事やおやつは時間を決め、その時間にだけ食べるという習慣をつけることが虫歯予防の第一歩です。

 

3-2. 必ず麦茶やお茶を一緒に出す


食事やおやつのときには、必ず麦茶や水などの水分も一緒に出しましょう。

 

水分は食べカスを流してくれるだけでなく、食べ物を飲み込みやすくしてくれます。

 

ただし、水分といってもジュースやスポーツドリンクなどは砂糖が含まれているためNGです。

 

麦茶や水など、砂糖やカフェインが含まれないものがおすすめですよ。

 

3-3. 正しい姿勢で食べさせる


横にあるテレビなどを見ながら食事をすると、どうしても身体がねじれてしまいますね。身体がねじれると食道から胃腸もねじれて、消化がしにくくなります。

 

猫背もよくありません。下あごが前に出て、歯ならびや咬み合わせにも悪影響が出てしまうからです。

 

食べる時は背もたれのある椅子に座らせ、足を床につけて姿勢良く食べさせるようにしましょう。

 

4. 食事はバランスよく楽しんで食べることが基本!

虫歯になりにくい食べ物をご紹介してきましたが、とはいえ虫歯になりにくいものだけを食べさせていると、栄養バランスが偏ってしまいますよね。

 

歯を丈夫にするには、バランスよく色々な物を食べてまんべんなく栄養を摂ることが重要です。

 

また、食事は楽しく食べることが基本。みんなで食べると幸せホルモンが出て免疫力が上がるだけでなく、会話を楽しみながらゆっくりと食べたほうが消化吸収も高まります。テレビやスマホを見ながら1人で食べさせるのではなく、家族で楽しく食べたいものですね。

 

北戸田coco小児歯科では、子どもの歯の専門家が歯の治療や相談に当たっています。困ったこと・気になることがあったらお気軽にご相談くださいね。

 

◆この記事のまとめ
1. 虫歯になりにくいのは噛みごたえと自然な甘みがあり、食べカスが残りにくい食べ物
2. 虫歯になりやすいのは砂糖が多く含まれ口に残りやすい物、酸性のもの
3. ダラダラ食べをさせない・必ず麦茶やお茶を一緒に出す・正しい姿勢で食べさせるのも大事
4. バランスよく楽しく食べることも大事