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子どもの永久歯が変な場所から生えてきた!原因と対処法を詳しく解説

2021年11月25日

「子どもの永久歯が変な場所から生えてしまった!」

「変な場所から生えてきた歯はどうすればいいの?」

 

永久歯が変な場所から生えてきたら驚いてしまいますね。

しかし、これは意外とよくある現象です。異常なことではないので安心してくださいね。

 

ただ、子どもの永久歯が変な場所から生えてきた場合は、そのままにしておいてはいけません。できるだけ早く対処しないと、その後の歯並びや咬み合わせに影響してしまうからです。

 

ここでは、子どもの永久歯が変な場所から生えてきた場合の原因と対処法を詳しく解説します。

 

1. 変な場所から生えてくる永久歯のよくある2つのパターン

子どもの永久歯が通常とは違う変な場所から生えてくる場合、ほとんどは以下の2つのパターンです。

 

  • ・上の前歯の上に生えてくる(八重歯)
  • ・乳歯の内側に生えてくる

 

それぞれについて詳しく説明していきますね。

 

1-1. 上の前歯の上に生えてきた(犬歯)


上の前歯の斜め上に、先の尖った歯(犬歯)が生えてくる場合です。

いわゆる八重歯と呼ばれるもので、最初は前歯の上がなんとなくこんもりしていて硬くなり、気づいたら生えているというケースが多いです。

 

左右どちらかに1本だけ生える場合もありますし、左右両方に生えてくる場合もあります。

 

1-2. 乳歯の内側に生えてきた


もう1つのケースは、乳歯が抜ける前から乳歯の内側に永久歯が生えてくるものです。

下の歯の前歯の内側に多く、他にも側面の歯や奥歯のあたりに生えてくる場合があります。

 

2. 子どもの永久歯が変な場所から生えてくる原因

子どもの永久歯が変な場所から生えてくる原因は、大きく2つです。

 

  • ・あごの成長速度が関係している
  • ・歯が生える時期が関係している

 

こちらもひとつずつ説明しますね。

 

2-1.あごの成長速度が関係している


日本人は欧米人に比べて、比較的生まれつきあごが小さい骨格をしています。

しかも、上あごは基本的に劣成長(成長しにくい)と言われています。

 

歯は並ぶためのスペースがないと別の場所から出てきてしまうため、本来の場所からズレて生えてくることがあるのです。

 

 

2-2. 歯が生える時期が関係している


これは上の犬歯(八重歯)にのみ言えることですが、犬歯は他の永久歯に比べて生える時期が遅いのが一般的です。

 

乳歯から永久歯への生え変わりは、

 

  • 1. 前歯
  • 2. 前歯の隣
  • 3. 奥歯
  • 4. 犬歯

 

という順番に生え替わります。

 

そのため、あごの成長が未発達な上に、すでに他の永久歯が生えていて隙間がないと、スペースがなくて前歯の上にズレて生えて来てしまうのです。

 

3. 子どもの永久歯が変な場所から生えてきた場合の対処法


永久歯が変な場所から生えてしまった場合、犬歯か内側に生えたかで対処法が異なります

それぞれ詳しく説明していきますね。

 

3-1. 前歯の上に犬歯が生えてきた場合は矯正や抜歯をする

前歯の上に犬歯が生えた場合は、できるだけ早い段階で対処する必要があります。

対処方法には、

 

  • ・矯正治療をする
  • ・乳歯を抜く

 

の2つがあります。

 

3-1-1. 矯正治療をする

1つ目の方法は、矯正治療です。

八重歯が出てくるのは他の永久歯がほとんど生え変わった後なので、通常はあまり使わない他の永久歯を抜いてスペースを作ります。

 

しかし、矯正治療をして歯が並ぶスペースを作れば、永久歯を抜かずにきれいに並べられる可能性があります。

 

3-1-2. 乳歯を抜く

1つ目は、永久歯は抜かずにいずれ抜ける乳歯を早めに抜いてスペースを作ることで、きれいな歯並びにする方法です。

 

抜く乳歯は犬歯のすぐ下の歯。抜歯直後は一時的にすきっ歯のようになりますが、スペースがあれば犬歯がだんだん下に降りてきて通常の歯並びになります。

※もしも思い通りに歯が並ばない場合には、矯正で歯を誘導することもあります。

 

どちらの方法にするかは、上あごの大きさや歯の状態などを見て歯医者さんが判断します。

このように、歯医者さんの判断によって対処法が変わってくるので、前歯の上から犬歯が生えてしまった場合は早めに歯医者さんに相談するのがおすすめです。

 

3-2. 乳歯の内側に生えてきた場合は様子を見る

乳歯の内側に永久歯が生えてきた場合は、ひとまず様子を見ましょう

乳歯が永久歯の邪魔をしていると思いがちですが、永久歯は生えるスペースがないので生えやすい場所に生えてきただけです。

 

永久歯が大きくなると乳歯の根っこに触れるのですが、根っこに触れると永久歯は乳歯を吸収し、乳歯はグラグラして自然に抜けるようになります。

また、歯は意外と動くので、最初は内側に生えていた永久歯も成長に伴って前に出てくるので心配いりません。

 

もしも、いつまでたっても乳歯が抜けない場合は歯医者さんに一度相談しましょう。

いつまでも乳歯が抜けないと虫歯になったり、食事がしにくくなったりする可能性があり、なんらかの対処が必要だからです。

 

4.変な場所から生えてきた永久歯を放置することのリスク


基本的には変な場所から生えてきた永久歯は、すぐに対処しなければならないというものではありません。

しかし、「八重歯はかわいいから」「乳歯は自然に抜けるから」と自己判断で放置しておくと危険です。放置しておくと、以下のようなリスクがあります。

 

  • ・歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすい
  • ・歯並びや咬み合わせがズレることがある
  • ・八重歯は笑うと上唇が下がらなくなりコンプレックスになる
  • ・咬み合わせがズレると全身にも影響を及ぼす

 

4-1. 歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすい

内側に生えた歯は、乳歯との間に隙間ができて歯ブラシが届きにくくなります。そこに食べカスや歯垢がたまると虫歯になりやすくなるので、注意が必要です。

 

歯医者さんに相談すると、乳歯を抜くのか、ブラッシングに注意して様子を見るのか判断してくれます。個人に合ったブラッシング方法も教えてくれるので、一度相談するのがおすすめです。

 

4-2. 歯並びや咬み合わせがズレることがある

基本的には乳歯が自然に抜けてきちんとした歯並びになることが多いですが、中には乳歯がなかなか抜けずに歯並びがガチャガチャになってしまうこともあります。

子どもの歯を時々じっくりと見て、歯並びが乱れてきたと思ったら歯医者さんに相談しましょう。

 

4-3. 八重歯は笑うと上唇が下がらなくなりコンプレックスになる

八重歯は一見かわいいですが、大きな口を開けて笑うと上唇がひっかかって下がらなくなることがあります。

加えて、前歯の上に八重歯があると、人によっては口元がこんもりしてしまいます。

 

それらがコンプレックスになって明るかった子が内気な性格になったりすることもあるので、八重歯は歯医者さんできちんと対処するのがおすすめです。

 

4-4. 咬み合わせがズレると全身にも影響を及ぼす

あごの骨は背骨につながっています。咬み合わせがズレていると咀嚼がうまくできないので消化しきれず、栄養の吸収が悪くなります。

 

その他、背骨も歪んでしまい、左右のバランスが乱れてしまいます。背骨の左右のバランスが乱れると以下のようなリスクがあるので注意が必要です。

 

  • ・姿勢が悪くなる
  • ・頭痛、肩こり、腰痛
  • ・左右の顔のバランスの乱れ
  • ・歯並びが悪くなる
  • ・受け口になる可能性がある
  • ・運動機能の低下
  • ・消化機能の低下

 

5. まとめ

結論として、子どもの永久歯が変な場所から生えてきた場合は、一度歯医者さんに相談するのがおすすめです。

永久歯の位置や全体の歯の状態を見て、様子を見るか矯正が必要かなどを判断してくれますよ。

 

◆この記事のまとめ
1. 上の前歯の上に八重歯が生えてきた場合は矯正か乳歯の抜歯をする
2. 乳歯の内側に生えてきた場合は様子を見る
3. 自己判断で放置すると以下のようなリスクがある
・歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすい
・歯並びや咬み合わせがズレることがある
・八重歯は笑うと上唇が下がらなくなりコンプレックスになる
・・咬み合わせがズレると全身にも影響を及ぼす