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子どもの口臭は口呼吸が原因?!改善のための対策を詳しく解説

2021年11月15日


「うちの子、最近口臭が強いんですけど、どうしたらいいですか?」

 

小児歯科では、時々こんなご相談を受けることがあります。

 

口臭は大人だけの現象ではありません。小学生や中学生、小学校に上る前のお子さんにも見られます。

 

歯磨き粉を変えてみても歯みがきをきちんとするように言っても治らない場合が多く、原因が分からず困っている方も多いでしょう。

 

そこで、ここでは子どもの口臭の原因と対策について、詳しく解説していきます。

お子さんの口臭が気になる方は、是非チェックしてくださいね。

 

1. 子どもの口臭の原因にはお口の中と体の2種類がある

子どもの口臭には、お口の中に原因があるものと体の方に原因があるものの2種類に分けることができます。

 

それぞれについて、詳しくご紹介します。

 

2. お口が原因の子どもの口臭


お口が原因の子どもの口臭は、

 

  • ・口呼吸
  • ・虫歯や歯肉炎

 

の2つが考えられます。まずは口呼吸から説明していきますね。

 

2-1. 口呼吸

子どもの口臭の原因で一番多いのは口呼吸です。

 

人間は本来鼻で呼吸するようにできています。鼻から吸った空気の中にはウイルスなどの雑菌や花粉、ホコリなどいろいろなものが含まれていますね。

 

鼻の中の鼻毛や鼻水は、空気中のそれらの異物を食い止めるフィルターの役割があります。そして、くしゃみと一緒に異物を外に放り出してくれるのです。

 

しかし、口で呼吸をするとそうはいきません。口の中にダイレクトに空気中の雑菌などが入り口臭の原因となります。

 

また、常に口呼吸をしていると口の中が乾きますね。唾液には抗菌成分が含まれていて、通常は細菌の繁殖を弱めて口臭が強くなるのを防いでいます。しかし、口の中が乾いて唾液の量が少なくなると、唾液の機能がうまく働かなくなって口臭がきつくなるのです。

 

このようなことから、口呼吸が習慣になっていると口臭が強くなります。

 

2-2. 虫歯や歯肉炎

お口の中に虫歯や歯肉炎があっても、口臭の原因となります。

虫歯の原因菌には悪臭があります。また、プラーク(歯垢)が溜まっていると歯ぐきが腫れて歯肉炎になりますが、このプラークにも強い悪臭があるのです。虫歯やプラークの臭いは、生ゴミのような臭いです。

 

お口の中を不衛生にしていたり、歯みがきがうまくできていないと虫歯や歯肉炎ができて口臭の原因となります。

 

3. 体が原因の子どもの口臭


体の中に口臭の原因がある場合は、

 

  • ・腸内環境が悪い
  • ・副鼻腔炎
  • ・扁桃炎

 

などが原因です。それぞれ詳しく説明しますね。

 

3-1. 腸内環境が悪い

お肉やスナック菓子ばかり食べていると、腸内環境が悪くなりうんちのような口臭がすることがあります。

腸内環境が悪いと便秘気味だったりガスが溜まりやすくなったりもします。

 

3-2. 副鼻腔炎

副鼻腔炎とは、いわゆる蓄膿症です。鼻の横にある大きな空洞にがたまり、鼻と口は中でつながっているため、膿の臭いがお口から出てしまうのです。

副鼻腔炎になると口臭だけでなく、ひどい頭痛や顔の痛みなどを訴えます。

 

3-3. 扁桃炎

扁桃は喉の奥にあるゴミを見分けるフィルターの役割をしているものですが、高熱の後などで扁桃が腫れると、扁桃にたまった白い玉となって詰まります。

 

いわゆる臭い玉と呼ばれるものですが、臭い玉の正体は膿なので、潰れるととてもくさい臭いがします。

 

3-4. 自家中毒症(周期性嘔吐症)

自家中毒症とは、緊張のしすぎストレスがたまりすぎると短い周期で嘔吐を繰り返してしまう症状のこと。

 

幼稚園や学校、習い事などで緊張する場面ストレスがたまる状態が続いていると、頻繁に嘔吐して酸っぱいような口臭の原因になります。

 

4. 子どもの口臭を改善するためのつの対策

子どもの口臭には様々な原因があることが分かりましたね。

 

では、どうしたら口臭をなくせるのか、その対策について説明していきます。

 

4-1. 歯並びや咬み合わせを矯正する


口呼吸が原因の口臭は、口呼吸を治すことです。口呼吸になる大きな原因の一つに歯並びや咬み合わせがあります。

 

歯並びや咬み合わせが悪いと、鼻の中の空気の通り道(鼻腔)が狭くなってうまく鼻で息をすることができません

 

子どもの歯並びや咬み合わせは、あごの骨格の成長を利用して矯正することができます。歯列矯正顎顔面矯正をして口呼吸から鼻呼吸に戻してあげることが重要です。

 

歯並びや咬み合わせが気になる場合は、一度歯医者さんに相談してみましょう。

 

▶顎顔面矯正とは?子どもの歯並びを治すと体質やお口ポカンの改善も

 

4-2. お口のケアを見直す


虫歯や歯肉炎が原因の口臭は、歯みがきの仕方生活習慣を治すことで改善できます。

 

歯みがきの正しいやり方仕上げ磨きの方法は、以下のページで詳しく紹介していますので、参考にしてくださいね。

 

▶子どもの歯磨きで気をつけることは?正しい方法や嫌がる時のアイデア

 

歯みがきを一生懸命頑張っても、常に何かが口の中に入っている状態間食をたくさんしていると、お口の中が不衛生になります。

 

お口の中には、以下のような自浄作用のしくみがあります。

 

  • 1. 食事をする
  • 2. 歯の表面が溶ける
  • 3. 唾液が溶けたところを修復する

 

このサイクルがうまくいくのは、食事と食事の間をきちんと開けているときです。しかし、ダラダラ食べていると唾液の自浄作用が追いつかず、歯の表面が溶けたままになって虫歯になってしまいます。

 

ダラダラ食べるのはやめて、食事やおやつの時間を決めてその時間だけに食べるようにしましょう。

 

4-3. 体の病気を治す


腸内環境が悪い
場合は、食物繊維も一緒に摂るようにすると良いでしょう。食物繊維は根菜類やブロッコリーなどの野菜から摂るのが理想的です。しかし、野菜が嫌いな場合は海藻類寒天ゼリーなどからも採れるので、上手に利用してみてくださいね。

 

副鼻腔炎、扁桃炎の疑いがある場合は耳鼻咽喉科にかかりましょう。悪いところが治れば口臭も改善されるはずです。

 

4-4. 緊張する場面を減らす


幼稚園や学校などで頻繁に吐いてしまう場合は、自家中毒症(周期性嘔吐症)の疑いがあります。

 

大人の価値観で「こんなことで緊張するわけない」「ストレスがたまるはずはない」と思っても、子どもにとっては緊張する場面であったりストレスが溜まってしまったりすることがあります

 

子どもは先生やお父さんお母さんの期待に答えようと、頑張りすぎてしまうことがあるため、できることよりも頑張ったことを褒めたり、昨日よりも今日できたことを褒めたりしましょう。

様子を見てたくさん遊んであげる・大声で笑う場面を作るなど、ストレスを発散させることも重要です。

 

5. まとめ

子どもは相手を思いやるすべをまだ身につけていない分、残酷で無頓着な反面、一人ひとりはとても繊細だったりします。口臭はからかいの対象にもなりかねないため、ぜひ改善したいですね。

口臭は自分でも気にしていると思うので、ぜひ早めに原因をみつけて対処してあげてくださいね。

 

◆この記事のまとめ
1. 子どもの口臭の原因は口の中と体からの2種類
2. 口の中が原因の場合は口呼吸と虫歯・歯肉炎
3. 体の中が原因の場合は腸内環境、副鼻腔炎、扁桃炎など
4. 口呼吸は歯並びや咬み合わせを矯正すると治ることが多い
5. 虫歯や歯肉炎は、歯みがきや生活習慣を見直す
6. 副鼻腔炎や扁桃炎は耳鼻科で治す
7. 自家中毒症の場合は緊張やストレスを緩和する工夫を