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子どもの矯正にはどんな種類がある?矯正方法や矯正装置について

2021年10月28日


「こんな小さな子どもにワイヤーをつけるのはちょっと…」

「歯の矯正は痛くてかわいそう…」

 

お子さんの歯並びをきれいにはしたいけど、こんなことで悩んでいませんか?

 

子どもの矯正方法は大人の矯正方法とは少し違うので、痛くない矯正装置もありますよ。

 

子どもの矯正は、基本的に将来永久歯がきれいに生えるためのもの。

永久歯が正しく揃って生えれば咬み合わせも正しくなり、将来起こる身体への悪影響を防ぐことができます。

 

もちろん、見た目もよくなるのでコンプレックスなどの不安もなくなりますね。

 

ここでは、子どもの歯の矯正方法や、矯正装置についてご紹介します。子どもの矯正で不安がある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

1. 子どもの歯の矯正には「1期治療」と「2期治療」がある


子どもの歯の矯正を考える時、「1期治療」「2期治療」とに分けられます。

子どもの歯は乳歯から永久歯へと生え変わりますが、乳歯と永久歯とでは矯正への考え方が異なるからです。詳しく説明しますね。

 

1-1. 1期治療とは

1期は5、6歳から11歳くらいまでが対象となります。この頃は、乳歯のみ乳歯と永久歯が混ざっている時期です。

 

1期の矯正の考え方は、基本的にあごの骨の成長を利用しながら歯並びを整えていくというものです。

 

大人の矯正では、あまり使わない歯を抜いてスペースを作り、ぎゅうぎゅう詰めだった歯をきれいに並べます。ワイヤーを使って強制的に歯を動かして、抜歯によってできたスペースを埋めながら歯ならびを整えるのです。

 

しかし、子どもの場合はあごが成長して大きくなると自然にスペースができるので、歯を抜くことなく徐々に歯ならびを整えることができます。そのため、特に乳歯が残る小さな子どもはワイヤーがついた矯正装置で強制的に歯を動かさなくても良いのです。

 

1-2. 2期治療とは

2期治療は永久歯が全て生え揃った子どもが対象となります。年齢にすると、だいたい12歳くらいからです。

 

2期治療の場合は、永久歯がすでに生え揃っていて顎の成長もほぼ止まります。そのため、矯正治療の内容は大人の矯正と同じです。

 

2. 1期治療の矯正方法

1期治療の矯正で使われる装置は、大きく2の種類があります。

 

  • ・取り外しができる矯正装置
  • ・取り外しができない矯正装置

 

2-1. 取り外しができる矯正装置

取り外しができる矯正装置には、以下の7つがあります。

 

  目的 形状、素材 使い方
ムーシールド お口周りの筋肉をトレーニングする シリコンのマウスピース 就寝時のみ
床矯正(プレート矯正) ネジの力で徐々にあごの面積を広げる プラスチックのプレートとワイヤー 就寝時のみ
バイオネーター ネジの力で下あごの成長を促す ワイヤーとプラスチック 就寝時のみ
ツインブロック 下あごを正しい位置に誘導 プレートとワイヤー。床矯正に似た上下セット 就寝時(食事中の場合も)
リップバンパー 頬や唇からの圧力を抑えて下の圧力で歯ならびを広げる ワイヤー。両端の輪っかを奥歯に留める 1日20時間程度の装着が必要
F.K.O(アクチバトール) 下あごの成長を促す ワイヤー、プラスチック。上下セット 就寝時のみ
インビザライン・ファースト 軽度の歯並びの悪さを改善 シリコン。透明のマウスピース 1日20時間以上の装着が必要

 

「こんなにあるの〜?」となんだか圧倒されてしまいますね。それに、ぱっと見ただけでは特徴がよく分からないと思います。

今回は中でも代表的なものだけ詳しく説明しますね。

 

●ムーシールド

3〜5歳くらいまでの歯ならびが悪い幼児専用の矯正方法です。

マウスピースをつけてお口周りの筋肉を正しく使う訓練をすることで、正しい歯ならびに近づけます。

痛みなどはありません。

 

ムーンシールドについての詳しいページはこちら

▶口腔筋機能療法とは?お口ポカンや舌クセを治す簡単なトレーニング

 

●床矯正


主に、上あごの成長が歯の成長に比べて未発達な場合に使います。

上あごにプラスチックの薄い板を当てて、ネジを調節することで少しずつあごを広げていきます。

 

●バイオネーター


下あごの成長が未発達で出っ歯になっているような症状に使います。

ネジを微調整することで下あごを徐々に広げていきます。

 

その他は、後日それぞれについての別記事を書きますので、またご案内しますね。

 

※その他の1期治療の矯正についての詳しいページはこちら

▶一期治療|就学前の子どもの歯の矯正の方法や期間を詳しく解説!

 

どうしても急いで知りたい!という場合は、お気軽にご相談くださいね。

 

2-2. 取り外しができない矯正装置

取り外しできない装置は、つけ続けることで歯ならびや咬み合わせを改善していきます。

取り外しができない装置には、以下のものがあります。

 

  • ・リンガルアーチ
  • ・クワドヘリックス
  • ・急速拡大装置

 

この3種類はどれもワイヤー製で、奥歯などを支えにして固定します。

 

●リンガルアーチ


乳歯が抜けた後、隣の歯が倒れてきて永久歯のスペースがなくなるのを防ぐことと、反対になってしまった上下の咬み合わせを正常にする役割があります。

 

歯の裏側につけるため、外からはわかりにくく痛みもそれほどありません。

 

●クワドヘリックス

歯列を前や後ろにずらしてスペースを作り、歯ならびを整えます。

リンガルアーチの内側にもう1つワイヤーがあるような形状です。

 

歯の裏側につけるため外からはわかりにくいですが、ものが挟まりやすい、歯が磨きにいというデメリットがあります。

 

●急速拡大装置

 

短期間(1ヶ月程度)で歯を動かすためのスペースを拡大する装置です。

自分でネジを回して調整する必要があるので、医師の指示を守ることが重要です。

 

3. 2期治療の矯正方法

2期治療の矯正は先ほどもお伝えしたように、大人の矯正方法と同じです。

代表的な方法を3つほどご紹介しますね。

 

3-1. ワイヤー矯正(表側矯正)


歯の表側にブラケットというボタンをつけてワイヤーを通し、ワイヤーの力で歯をゆっくりと動かしていく方法です。

 

マウスピースなどに比べると痛みがありますが、歯を動かしやすく、重度の歯ならびの悪さにも対応することができます。

 

最近では目立ちにくい、白いブラケットやワイヤーのものもありますよ。

 

3-2. ワイヤー矯正(裏側矯正)

インビザライン リテーナー


ワイヤー矯正を歯の裏側にするというものです。

外側から目立たないというメリットがありますが、設置が難しいので医師によって設置時間や効果に差が出ます。

 

3-3. マウスピース矯正


オーダーメイドのマウスピース
を複数作り、付け替えていくことによって徐々に歯を動かしていく方法です。

 

重度の歯ならびの悪さには対応できませんが、つけていることがほぼわからないというメリットがあります。

 

4. 矯正の仕方は歯医者さんとよく相談しよう

矯正治療は基本的に大人も子どもも保険が使えません。

実費になるので、矯正の方法や矯正装置は、費用を含め歯医者さんとよく相談しましょう。

 

※矯正治療でも保険が適用されるケースがあります。以下のような骨格が原因で歯並びが悪い場合です。

 

  • ・生まれつきの骨格が原因の出っ歯
  • ・生まれつきの骨格が原因の受け口
  • ・生まれつきの骨格が原因のお口やあごの歪み

 

などは保険が適用されるので、歯医者さんに聞いてみましょう。

 

5. まとめ

子どもの歯の矯正にはたくさんの方法があり、乳歯のみまたは乳歯と永久歯の混合の場合と、永久歯が生え揃った場合でも治療方法が異なります。

 

子どもの歯の矯正は複雑で、症状によって使う装置も異なります。そのため、子どもの歯に詳しい小児専門の歯医者さんがいる歯医者にかかるのがおすすめです。

 

◆この記事のまとめ
1. 1期治療は5、6歳から11歳くらいまで
2. 2期治療は12歳くらいから
3. 1期治療は永久歯がきれいに生えてくることが目的
4. 2期治療は大人の矯正治療と同じ
5. 子どもの歯の治療は小児専門の歯医者さんがおすすめ