• 女性医師
    保育士在籍

  • 北戸田駅
    すぐ

埼玉県戸田市大字新曽2002-1 プルメリア北戸田1階

048-229-8185

BLOG

24時間WEB予約

子どもの歯が茶色やグレーに変色した時の5つの原因と対処法とは?

2021年9月28日

子供の歯の変色の理由と対処法

 

お子さんと話している時、お子さんの1本だけ歯の色が違うのを見つけるとびっくりしますね。

何かの病気ではないか、歯医者に行ったほうがいいのかと迷うことでしょう。

 

乳歯が変色するのには、大きく5つの原因が考えられます。ここでは乳歯が変色する原因と歯医者さんに行くべきかどうかなどを詳しく説明しますね。

 

1. 変色の原因

乳歯が変色する原因は5つのことが考えられます。

 

  • ・歯をぶつけたことによるトラブル
  • ・虫歯が進行している
  • ・食べ物や飲み物の着色汚れ
  • ・タバコの受動喫煙によるもの
  • ・エナメル質の形成不全

 

お子さんはどれに当てはまっているでしょうか。
ひとつずつ詳しく説明していきますね。

 

1-1. 歯をぶつけたことによるトラブル

 

転んだりボールが当たったりして歯に大きな衝撃が加わり、歯の内部の歯髄というところが出血するとグレーに変色します。これはいわゆる内出血で、出血が歯の組織に浸透して起こったものです。

 

また、強い衝撃によって神経が死んでしまうとグレーや茶色っぽく見えることがあります。

 

1-2. 虫歯が進行している

 

虫歯が進行すると、虫歯に侵されている歯の部分が徐々に茶色や黒っぽく見えてきます。

 

乳歯は大人の歯より柔らかく構造も浅いので、汚れが溜まったままの状態が続くと虫歯になりやすいのです。また、進行も早くすぐに神経まで達してしまいます。

 

1-3. 食べ物や飲み物の着色汚れ

 

食べ物や飲み物による着色汚れで歯が変色することもあります。

 

お茶類にはカテキンという着色しやすい成分が含まれています。毎日ウーロン茶や緑茶、紅茶などを飲む習慣があると歯が茶色くなっていきます。

 

その他、着色汚れが起きやすい食べ物・飲み物は以下のものです。

 

  • ・お茶類(カテキン)
  • ・チョコレート、ココア(ポリフェノール)
  • ・イチゴ、ブルーベリーなどのベリー類(ポリフェノール)
  • ・カレー、オムライス(ケチャップ)、ソース
  • ・豆乳、納豆(イソフラボン)

 

1-4. タバコの受動喫煙によるもの

 

子どもなのにタバコ?とビックリするかもしれませんね。

 

しかし、近くに頻繁にタバコを吸う大人がいると、副流煙で歯が茶色くなることがあります。タバコから出る煙は吸っている人の息だけでなく、ソファやカーテン、じゅうたんなどに付いて長く留まり、子どもの歯や歯ぐきを茶色くします。

 

怖いのは、着色汚れだけでなく虫歯や歯周病になってしまう可能性があるということです。歯科以外では気管支喘息、中耳疾患、小児がん、注意欠陥・多動性障害などのリスクが高まることが分かっています(参考:厚生労働省「お口のことならなんでもわかるテーマパーク」)。

 

タバコに含まれるニコチンやタールは、子どもの発達のほか、妊娠中のお腹の赤ちゃんにも影響があります。
電子タバコもたくさんの有害物質が含まれているので、危険性は同じです。

 

1-5. エナメル質の形成不全



歯の表面にはエナメル質という硬い膜があり、歯を守っています。その下に象牙質という茶色っぽい層があるのですが、生まれつきエナメル質が薄いと象牙質が透けて見えるので変色したように見えます。

 

エナメル質が形成不全の歯はとても弱く、虫歯になりやすい・歯が欠けやすい・すり減りやすいなどの特徴があります。

 

2. 子供の歯の変色の対処法

 

色々な変色の原因がありましたね。ただ、外側からは何が原因で変色しているのか分からないことが多いので、レントゲン検査をしてみないとなんとも言えません。

 

レントゲンでは歯の内部や歯ぐき、骨の異常がわかります。そのうえで、どんな治療が必要か、または永久歯が生えるまで様子を見るべきかなどの判断をします。

 

2-1.膿が出ている場合

 

歯に変色があり、その歯からが出たりしている場合は、すぐに治療が必要です。

 

膿が出ているのは、虫歯が進行して歯ぐきや歯の根などに細菌が入って炎症を起こし、膿が溜まっているからです。

 

そのままにしておくと神経が死んでしまったり、永久歯に影響をもたらす可能性があります。

 

そもそも膿が出るような状態では、相当痛いはずです。

痛みを取り除くためにも、できるだけ早めに歯医者さんで治療しましょう。

 

2-2. 歯がグラグラする場合

 

転んだりぶつけたりして歯を強く打ってグラグラする場合は、そのまま生活を続けると歯が抜けてしまうというリスクがあります。

 

自然に生え変わるのなら問題はありませんが、強い衝撃を受けて歯がグラついている場合は、歯ぐきの内部にダメージが加わってトラブルが起きている状態だからです。

 

永久歯にも影響があるので、早めに歯医者さんに行きましょう。

歯医者さんに行くまでの間も、無理に動かさず、柔らかい食事にするなどして過ごしてくださいね。

 

2-3. 着色汚れが原因の場合

食べ物や飲み物が原因で歯に色がついたといっても、特定の食べ物や飲み物をやめるのは難しいですよね。着色する食べ物や飲み物は意外に多いので、栄養面から考えてもすべてを止めることはできません。

 

飲食物の着色汚れを防ぐには、しっかりと歯みがきをするのが一番です。歯の表面だけでなく、歯の裏や歯と歯の間などもしっかり磨きましょう。

正しい歯磨きのやり方は、以下のページでも詳しくお伝えしているので、合わせてお読みくださいね。

 

▶【正しい歯磨きのやり方】子どもが自分で歯磨きを始めたら

 

2-4. タバコの受動喫煙が原因の場合

放置しておくと虫歯や歯周病になる恐れがあります。虫歯がひどくなるとこれから生えてくる永久歯にも影響します。できるだけ早く歯医者さんで治療を始めましょう。

 

2-5. エナメル質形成不全が原因の場合

エナメル質形成不全の歯の場合、他の歯よりすり減りが早く、象牙質がむき出しになると食べ物や空気が触れただけでも痛みを感じます。

 

虫歯にもなりやすいので、歯科用プラスチックなどでの詰め物補修が必要です。

 

放置しておくと、神経を抜かなければならないなど状況が悪化してしまうので、変色に気づいたらなるべく早く受診しましょう。

 

3. 乳歯の変色は永久歯にも影響する?

 

乳歯の変色は元に戻すことはできません。ただ、永久歯に生え変わるときれいな白い歯になることがほとんどです。

 

ただ、歯の根や歯ぐきにまでダメージや虫歯が及んでいると、生えてくる永久歯の位置がおかしい、永久歯も変色してしまうなどの可能性があるので注意が必要です。

 

まとめ

乳歯の変色には色々な原因がありますが、放置しておくと虫歯が悪化したり永久歯に影響したりする可能性があります。

子どもが痛がっていない場合でも、歯の変色をみつけたらできるだけ早く歯医者さんを受診しましょう。

 

レントゲンを撮ってみないと分からないこともあります。もちろん、痛がっている場合はすぐに歯医者さんに連れて行ってくださいね。

 

◆この記事のまとめ
1. 歯に強い衝撃が当たると歯ぐきの内出血で変色することがある
2. 歯に強い衝撃が当たると歯の神経が死んで変色することがある
3. 虫歯が進行すると歯が変色する
4. 飲食物の成分で歯が変色することがある
5. タバコの受動喫煙で歯ぐきや歯が変色することがある
6. 生まれつきエナメル質が薄い場合は象牙質が透けるので変色しているように見える
7. 歯の変色を見つけたら検査が必要