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子どもの医療証は歯医者でも使える?適用される治療内容について

2021年9月24日

 

子どもがお医者さんにかかったときに治療費が安くなる「マル乳」や「マル子」。これらは、自治体から発行される子どもの医療費助成の証明書です。これは、大人の社会保険(健康保険)と同じ役割のものです。

 

しかし、子どもが矯正治療をするときには保険が効かないため、「子どもの歯の治療は保険が効かないのでは?」と心配する親御さんもいるかもしれませんね。

 

でも、安心してください。

 

結論から言うと、子どもの歯の治療も一般的には保険対象となります。つまり、「マル乳」も「マル子」も使えます。

 

ただし、歯医者さんで行う診療の中には、これらの医療証がきかないものもあるので注意が必要です。

 

今回は、歯医者さんで子どもの医療証が適用されるものと適用されないものについて詳しくご紹介しますね。

 

1. 歯医者さんで適用されるのは「マル乳」と「マル子」

 

子どもの歯の治療で使える医療費助成は、以下の2つです。

 

  • 就学前 :乳幼児医療証(マル乳)
  • 小中学生:子ども医療証(マル子)

 

自己負担の割合は、厚生労働省のルールに則れば、小学校入学前の幼児は2割負担、小学生から中学卒業までは3割負担となっています(厚生労働省「医療費助成の仕組みについて」)。

 

ただし、各自治体では独自に一定の年齢に達するまでは子どもの医療費を負担するところも多く、中学を卒業するまでは自治体が全部負担するので自己負担はゼロ、18歳までは自治体が8割負担するので自己負担は2割など、お住まいの地域によって異なります。

 

乳幼児医療証や子ども医療証は、住む地域によって自己負担額が異なるので注意してくださいね。

 

2. 歯医者さんで子どもの医療証が使える治療内容

 

自己負担額に差はあっても、病気や怪我をしたときに受ける何らかの治療には基本的に医療費助成が適用されます。

 

例えば、虫歯の治療、歯が折れた時の治療、あごの骨が原因の歯並びを矯正する治療などは、医療証が使えます。以下に、医療証が使える治療内容を挙げました。

 

  • 乳幼児医療証、子ども医療証が適用される歯医者の治療
  • ・虫歯治療
  • ・歯が折れた、欠けた時の治療
  • ・あごの骨が原因の歯並び
  • ・生まれつきの口唇異常
  • ・ブラッシング指導※
  • ・染め出し(磨き残しを判断する)

 

大人の場合で考えたとき、それが原因で日常生活が遅れないような病気や怪我生まれつきの骨格などの歯の治療に関しては、健康保険が適用されます。しかし、美容目的や審美目的のためのホワイトニングや矯正治療保険が適用されません

 

子どもの医療費助成も基本的にはこれと同じ考え方です。

 

ただし、子どもの場合、虫歯予防のためのシーラント処置や染め出し薬を用いたブラッシング指導は、医療証が使える場合もあります。これについては後ほど「4.子どもの医療費助成は自治体によって異なるで説明しますね。

 

また、矯正治療でも生まれつきあごの形や成長に問題があって歯並びが悪い場合は、そのまま成長すると咬み合わせが悪くなり生活に支障が出るので、医療費助成の対象になります。

 

3. 歯医者さんで子どもの医療証が使えない治療内容

 

一方、歯医者さんで受ける治療やそれに関係したものでも、子どもの医療証が使えないものもあります。

 

  • 乳幼児医療証、子ども医療証が適用されない歯医者の治療・処置
  • ・フッ素塗布
  • ・矯正治療
  • ・薬の容器代
  • ・歯医者さんで売っている歯ブラシやケア商品
  • ・個人的に受ける定期検診
  • ・自分が住んでいる自治体以外で受けた歯科治療

 

※フッ素塗布は、1回目は無料のところが多いですが、ほとんどの自治体では2回目からは有料になります。

 

乳幼児は自治体が行う定期検診がありますが、それとは別に個人的に歯医者さんに行って受ける定期検診も、医療費助成の対象外になります。

 

4. 子どもの医療費助成は自治体によって異なる

 

先ほども少しお伝えしましたが、医療費助成は自治体によって自己負担額が異なります

 

  • ・0歳〜3歳まで無料、4歳〜3割負担
  • ・0歳〜15歳まで無料、以降は3割負担
  • ・0歳〜18歳まで無料、以降は3割負担
  • ・0歳〜20歳まで無料

 

こうして見ると、本当に自治体によって随分と子どもの医療費負担に差があることがわかりますね。

 

自治体によって厚生労働省のルール通りに行なっているところもあれば、独自に負担しているところもあるのです。

 

また、自治体だけでなくクリニックによっても異なります

子どもの医療に力を入れているクリニックでは医療費助成の制度を積極的に取り入れています。

 

なぜなら、子どものうちから虫歯予防を徹底すれば、健全な歯やあごの成長を守れるからです。乳歯が虫歯になると歯並びやあごの発達にも影響します。現在ではこうした予防歯科という考え方が広まっています。

 

子どもの医療に力を入れているクリニックでは、フッ素塗布を無料にしていたり、小児歯科の治療費を安めに設定していたりします。

 

反対に自費診療のみのクリニックもあります。自費診療のみのクリニックでは、マル乳やマル子の医療証は使えません。

 

医療費を少しでも抑えるなら、子どもの医療に力を入れているところを探すのがおすすめです。

 

5. 子どもの医療費助成でよくある質問

 

ここでは、医療費助成でよくある質問を取り上げました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

Q. 親の加入している健康保険が変わった場合、子どもの医療証は何か手続きが必要ですか?

A. 医療証はそのまま継続して使えます。ただ、保険変更の届出が必要になるため、新しい子どもの健康保険証と医療証を持って市役所などの窓口で手続きをしてください。

 

Q. 医療証を無くしてしまった場合、どんな手続きをすればいいですか?

A. 再発行の手続きが必要になります。再交付申請を行うので、各市区町村の窓口で手続きを行ってください。

 

Q. 医療証は通院のたびに必要ですか?

A. はい。診察券と一緒にお出しください。

 

6. 歯医者さんで使える子どもの医療証のまとめ

 

歯医者さんでは、基本的に乳幼児医療証も子ども医療証も使えます。

ただし、負担額は自治体によって異なるため支払う金額はまちまちです。

 

また、病気の治療なら医療証が使えますが、健康な子どもの予防処置は医療証が使えない場合もあります。自治体やクリニックで異なるので、よく確認しましょう。

 

◆この記事のまとめ
1. 厚生労働省では就学前までは2割負担、就学児からは3割負担
2. 各自治体で負担している場合が多い
3. その際、負担の割合や年齢設定が異なる
4. 治療費や薬代は医療費助成の対象だが容器代は自己負担
5. クリニックによっても異なり、子どもの予防や治療費を安くしているところがある
5. 自費診療のみのクリニックは医療証が使えない
6. 審美目的の矯正治療は医療証が使えない