• 女性医師
    保育士在籍

  • 北戸田駅
    すぐ

埼玉県戸田市大字新曽2002-1 プルメリア北戸田1階

048-229-8185

BLOG

24時間WEB予約

子どもの歯ぎしりが気になる!受診が必要なケースと心配ないケース

2021年9月9日

 

子どもが歯ぎしりをしているとこんな小さな子どもでもストレスを感じているの?と心配になってしまいますね。

 

また、将来の歯ならびに影響はないのかと不安を抱く方もいると思います。

 

しかし、子どもの歯ぎしりは大人の歯ぎしりとは少し違います

 

ここでは、子どもの歯ぎしりについて詳しく説明していきます。

 

 

1. 子どもの歯ぎしりは成長過程で必要なもの

冒頭でも触れたように、歯ぎしりと言えばストレスというイメージがありますが、子どもの歯ぎしりは歯やあごの成長において、重要な役割があります。

ただし、歯ぎしりがないからといってダメというわけではないので、安心してくださいね。

 

1-1. 赤ちゃんの歯ぎしりの原因

 

まだ歯が生えていない赤ちゃんがギリギリと歯ぎしりをすることがあります。

 

これは、歯が生えてくる頃に歯ぐきがむず痒かったり、違和感があったりするためです。赤ちゃんによっては不機嫌になる場合もありますよ。

 

生後6ヶ月前後で歯ぎしりをする赤ちゃんは、意外と多いです。

 

もしもこの時期に歯ぎしりをしているようなら、歯固めを与えましょう。歯固めは歯茎のむず痒さを緩和してくれます。

 

1-2. 幼児〜児童の歯ぎしりの原因

 

幼児から永久歯が生え変わる10代前半くらいまでの歯ぎしりは、歯並びやあごの位置を調整するために行われます。

 

また、歯ぎしりをすることで本能的にあごの筋肉を鍛えているということもあります。

 

ですので、幼児から永久歯が生え揃う中学校1年生くらいまでの一時的な歯ぎしりは、そんなに気にしなくても大丈夫です。

 

2. こんなケースは歯医者さんの受診が必要

幼児から中学生前半くらいまでの歯ぎしりは心配いらないとお伝えしましたが、以下のような場合は歯医者さんで診てもらう必要があります。

 

  • ・いつまでも歯ぎしりをしている
  • ・歯の先端が平らや斜めになっている
  • ・歯がしみる
  • ・出血がある

 

一つずつ詳しく説明していきますね。

 

2-1. いつまでも歯ぎしりをしている

 

幼児の歯ぎしりは、乳歯が生え揃う2歳半くらいで自然に収まります。

 

3歳になっても歯ぎしりを止めない場合はクセになっています。歯が削れる原因や受け口・出っ歯の原因になるために止めさせたほうがいいです。

 

また、永久歯がすべて生え揃っても歯ぎしりを続けていると、歯が削れてしまいます。この場合も、歯ぎしりを止めさせるための治療が必要です。

 

治療方法については「3. 歯ぎしりの治療法」で詳しく述べますね。

 

2-2. 歯の先端が平らや斜めになっている

 

歯ぎしりをしている子どもで歯の先端(咬み合わせ部分)が平らになっている場合は治療が必要です。

 

放っておくと歯が欠けたり知覚過敏が起こったり、ひどくなると神経がむき出しになる恐れがあります。

 

2-3. 歯がしみる

 

食べ物や飲み物が歯にしみる場合は、すでに知覚過敏になっています。

 

冷たいものや熱いものだけでなく酸味のあるものなどもしみるので、食べるものを選ぶことになり、栄養も偏ってしまいますね。

 

また、象牙質がむき出しになっているので、虫歯にもなりやすいです。

 

2-4. 出血がある

 

歯ぎしりをしている子どもで出血がある場合は、歯が欠けている可能性や歯の根がダメージを受けている可能性があります。

特に歯が欠けている場合は、欠けた歯でお口の中を傷つけてしまうのです。

 

いつまでも出血が止まらないような場合は、できるだけ早めに歯医者さんに診てもらう必要があります。

 

3. 歯ぎしりの治療法

子どもの歯ぎしりを改善するには、ナイトガードという子ども用のマウスピースが有効です。

 

ナイトガードは夜寝る時だけつけるもので、自分で取り外しできるので子どものストレスになりません

 

ナイトガードは歯医者さんで作れます。希望する場合は相談しましょう。

 

4. 歯ぎしりが原因の知覚過敏を治す方法

歯ぎしりで咬み合わせが水平になり、知覚過敏が起こっている場合は、フッ素塗布が有効です。

 

知覚過敏は歯の表面のエナメル質が薄くなって起こる症状なので、フッ素を歯に塗布するだけでも改善できますよ。

 

また、レーザーを当てたり歯の根が削れている場合は歯科用のプラスチックで埋めたりすることもあります。

 

5. 子どもの歯ぎしりでもストレスや睡眠不足が原因になることがある

子どもの歯ぎしりは、一般的には今までお伝えしたように歯の成長が目的で起こっている自然な現象です。

 

しかし、ときに心理的ストレス睡眠不足が原因で起こっている場合もあります。

 

子どもの世界は基本的に家と保育園や幼稚園、学校がメインですね。つまり、大人よりも活動範囲が狭く、他の世界もまだ知りません。

そのためちょっとした些細なことでも、大きなショックやストレスを感じることがあり、しかもストレスを解消する術も知りません。

 

そこで、嫌なことを頑張ったら「よく頑張ったね」とほめてあげたり、忙しくてもちょっと手を止めて大人がよく話を聞いたりしてあげることが大切です。

 

また、睡眠時間睡眠の質も歯ぎしりと関係しています。

 

近年では習い事をいくつも掛け持っている子どももいて、睡眠時間が少なくなっています。しかし、寝る子は育つというように、子どもにはたくさんの睡眠が必要なのです。子どもが必要な睡眠時間は、以下のとおりです。

 

  • ・就学前:10〜13時間
  • ・小学生:9〜11時間
  • ・中学生:8〜10時間

 

睡眠時間が少なければ睡眠のリズムが狂ってしまうし、日中嫌なことがあってストレスを感じれば、眠りが浅くなり眠りの質も落ちてしまいます。

 

睡眠は日中覚えたことを脳に落とし込む時間。たくさん睡眠を取ると成績がアップするという事もわかっています。

 

お子さんの睡眠時間が少ないようであれば、ぜひ生活を見直しましょう。睡眠の質を上げるには、豆電球や足元電球などで部屋を薄暗くし、静かで眠りやすい環境を整えるのがおすすめです。

 

6. まとめ

 

子どもの歯ぎしりは基本的に成長段階で自然に起こるものなので、あまり気にしなくても大丈夫です。

 

ただ、歯に異常が見られる場合は、一度歯医者さんに相談しましょう。

 

また、小さな子どもは大人が思っている以上にデリケート。忙しくてもほんのちょっと時間を割いて話に耳を傾けることで、心の安定が得られて歯ぎしりが減る場合があります。

 

子どもの歯ぎしりで疑問や不安がある場合には、小児歯科の歯医者さんに相談してみてくださいね。

 

◆この記事のまとめ
1. 赤ちゃんの歯ぎしりは歯が生えるためのむず痒さが原因
2. 幼児や児童の歯ぎしりは乳歯が生える位置を調整するため
3. 永久歯が生え揃っても歯ぎしりがある場合はクセになっている可能性が高い
4. 歯の先端が平らや斜めになっている場合は治療が必要
5. 歯がしみる場合は知覚過敏になっている可能性が高い
6. 出血がある場合は象牙質がむき出しになっているので治療が必要
7. 子どもでもストレスや睡眠不足から歯ぎしりが起こることもある