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子どもが前歯を打ったらどうすればいいの?応急処置や対応について

2021年9月9日

「子どもが前歯を打った!どうすればいいの?」

「前歯が欠けたけど、すぐに歯医者さんに行くべき?」

 

お口の中は血が多く出るので、前歯を打って血がたくさん出ると驚いてしまいますね。

 

小さな子どもは体に比べて頭が重く、前に転倒しがちです。

特に活発な男の子は、元気よく走って転んだりお友達の頭に歯をぶつけてしまったりして、前歯を打つことが多いです。

 

子どもが前歯を打ってしまったら、冷静に対処することが必要です。

 

ここでは、子どもが前歯を打った時の対処法を、様々なケースから説明していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

 

1. 歯から出血している

歯から出血している時は、どこから出血しているかを確認する必要があります。まずは、歯がグラグラしていないか確認しましょう。

 

歯がグラグラせず、しばらくして血も止まるようであれば、緊急性は低いです。子どもを落ち着かせて様子を見ましょう。

 

また、歯ぐきが赤く腫れている場合は内出血している状態です。体にできるアザと同じように、だんだんと収まるので心配ありません。

 

数週間〜数ヶ月経って黒ずんで来た場合は「6. 時間が経ってから歯ぐきの変色や腫れが出た時の対応」を参考にしてくださいね。

 

2. 歯がグラグラする

もしも歯がグラグラする場合は、グラグラの大きさが問題です。

 

グラつきが小さい場合は緊急性が低い

ほんの少しグラグラするくらいなら、しばらく様子を見ましょう。歯ぐきや歯には傷を修復する力があるので、少しのグラつきであれば元の状態に戻りますよ。

 

ただし、自己判断は危険です。歯医者さんに診てもらって問題なしと言われれば、安心できますね。

 

グラつきが大きい場合は緊急性が高い

打った歯のグラつきが大きい場合は、歯を固定する必要があります。また、歯の根部分が折れてグラついている場合は、感染予防のための処置などもしなければなりません。

 

まずは、どの部分が原因で歯がグラグラしているのか、レントゲンを撮って調べます。その後、症状に応じた治療を行います。

 

グラつきが大きい場合はただちに歯医者さんに電話し、至急子どもを歯医者さんに連れていきましょう。

 

3. 歯が欠けた

歯が欠けた場合は、欠けた部分の大きさによって緊急度が異なります。

 

小さな欠けは緊急性が低い

歯が少しだけ欠けた場合は子どももケロッとしていることが多いですが、欠けた部分から細菌が入ってしまう可能性があります。

 

そのため詰め物や被せものをして細菌感染を防ぎます。

今すぐでなくても大丈夫ですが、できるだけ早めに歯医者さんに連れていきましょう。

 

大きく欠けた場合は緊急性が高い

歯が大きく欠けた場合は、神経がダメージを受けている場合があります。炎症が起きて強い痛みや歯ぐきの腫れを起こすことが多いので、今すぐ歯医者さんに連絡し、受診しましょう。

 

治療としては、神経の処置を行った後、欠けた部分を修復します。痛み止めも出しますよ。

 

4. 歯がめり込んだ・歯がずれた

柔らかい乳歯や生えたばかりの永久歯は、打った拍子に歯がめり込んだり歯の位置がずれたりすることがあります。

 

歯のまわりの組織が成長中の子どもは、歯がめり込んだり位置がずれたりしたとしても、自然に元に戻ることが多いです。

 

ただし、これから生えてくる永久歯の生える方向や向きに影響が出ることもあります。

 

永久歯が生えるまでは定期的に歯医者さんで歯のレントゲンを撮りながら、経過を見ましょう。

 

5. 歯が抜けた

もしも歯が抜けてしまった場合でも、再生できる可能性があるので以下のように対応しましょう。

 

5-1. 歯が手元にある場合

抜けた歯が手元にある場合は、次の手順で歯を保存して歯医者さんに持っていきます。

 

  • 1. 水で血や砂などを洗う
  • 2. ペットボトルなどに水道水または牛乳を入れ、歯を入れる

 

水で洗う時は、ゴシゴシとこすると歯のまわりの組織まで落としてしまう可能性があります。歯の周りの組織がなくなると、再生できなくなります

 

洗う時は流水で落ちる程度の汚れを落とすくらいで十分です。歯が排水口に落ちないように気をつけてくださいね。

 

また、歯の根っこが乾いてしまうと再生できません。ペットボトルなどの密閉できる容器に水道水や牛乳を入れて、その中で歯を保存しましょう。

 

できるだけ早く持っていくのがいいのですが、夜などですぐに持っていけない場合、牛乳を使った際は冷蔵庫で保管してくださいね。

 

5-2. 歯がなくなってしまった場合

歯をなくしてしまった場合は、義歯を入れることになります。特に前歯は発声や咬み合わせに必要なので、放置しておくのはよくありません。

 

乳歯の場合はあごの成長が止まるまでは入れ歯タイプの装置を使います。一方、永久歯であごの成長が止まっている場合は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療が可能です。

 

ブリッジ:抜けた歯の両サイドの歯を支えにする義歯。3〜4本連結した被せものを被せる
部分入れ歯:抜けた歯の両サイドの歯にバネをかけて支える義歯
インプラント:抜けた歯の根本の骨に人工歯根を埋めて義歯をかぶせる

 

6. 時間が経ってから歯ぐきの変色や腫れが出た時の対応

歯を打った時はなんともなかったのに、時間が経ってから歯ぐきの変色や腫れが出てくることがあります。

 

数週間〜数ヶ月経ってから歯茎が黒ずんできたり、歯ぐきが腫れてきたりした場合は、以下のようなことが起こっている可能性が高いです。

 

  • ・神経が死んでいる
  • ・歯の根の周辺に病気ができている

 

こうなってからでは歯を再生するのは難しいです。また、病気がある場合は歯の根の治療も必要になります。

 

定期的にレントゲン検査をして経過を観察していれば、神経や歯の根の異常を早期発見して対応できますよ。

 

こういった意味からも、歯を打った場合は定期的に歯医者さんでチェックしてもらうのがおすすめです。

 

7. まとめ

子どもが前歯を打ってしまった場合は、ケースや症状によって対応が異なります

どれだけ早く適切な対応ができるかで、細菌感染や歯並びの影響から子どもの歯を守れます。

まずは、今回ご紹介したどのケースに当てはまるのかを確認し、落ち着いて対応しましょう。

 

◆この記事のまとめ
1. 歯ぐきからの出血や赤い腫れがあり歯がグラついていない場合は様子を見る
2. 歯のグラつきが小さい場合は様子を見る
3. 歯のグラつきが大きい場合は至急歯医者さんを受診する
4. 歯が小さく欠けた場合は細菌感染の予防が必要
5. 歯が大きく欠けた場合は詰め物や被せものが必要
6. 歯がめり込んだ・ずれた場合は定期的なチェックが必要
7. 歯が抜けて手元にある場合は、水か牛乳に入れて歯医者に持っていく
8. 歯が抜けてなくしてしまった場合は義歯の治療が必要
9. 時間が経ってから歯ぐきが黒ずんだり腫れてきたりしたら神経が死んでいる可能性が高い