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口腔筋機能療法とは?お口ポカンや舌クセを治す簡単なトレーニング

2021年8月30日

 

「気がつくと子どもが口をポカンと開けている」

「しゃべるときに舌が前に飛び出ている」

 

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

 

お口ポカンはいくら注意してもなかなか治らないものですよね。

しかし、放置しておくと見た目が良くないだけでなく、歯並びが悪くなったり様々な弊害が生まれたりします。

 

お口ポカンや舌のクセは、歯医者さんで治すことができますよ。

口腔筋機能療法といって、お口周りの筋肉をトレーニングする方法です。

 

今回は、口腔筋機能療法について詳しくご紹介しますね。

 

1. 口腔筋機能療法とは?

 

 

口腔筋機能療法(MFT)は、正しい飲み込み方習得や歯並びが悪くなるのを防ぐのが目的です。具体的には、舌、唇、頬の筋肉をトレーニングします。

 

トレーニングにはいくつかの方法がありますが、どれも簡単でお子さんが歯医者さんと一緒に行える程度のものです。

 

トレーニングは月1回程度の通院で行い、歯医者さんで教わった内容を自宅で行います。

 

舌の位置や使い方を何度も繰り返して覚えることで、舌や頬の筋肉が矯正されていきますよ。

 

2. 口腔筋機能療法の内容

口腔筋機能療法には、数十種類ものトレーニング内容があります。

歯医者さんが、お子さんのお口の状態に合わせてトレーニング内容を選んでどのトレーニングにするかを決めます。

 

ここでは、その一部をご紹介しますね。

どれも簡単なトレーニングなので、ポイントさえしっかり押さえておけば、おうちでも遊び感覚でできますよ。

 

2-1. スポット

 

 

スポットとは、正常な位置に舌があるときに舌の先が当たる上あごの場所です。

アイスの棒のような薄い木のヘラを、スポットに当てます。

次にヘラをどけて舌を同じ場所につけます。

 

これを繰り返すことで、舌の位置を覚えます。

 

【ポイント】

口を閉じて鼻歌を歌った時、舌が当たる位置がスポットです。

お子さんと一緒に試してみてくださいね。

 

2-2. ポッピング

 

 

舌全体を上あごの裏に吸い付け、その状態をキープします。

そのあとポンと音を立てて離します。

 

お母さんやお父さんも一緒にやって、どれだけいい音が出るか競争してみてくださいね。

 

【ポイント】

10〜15回程度繰り返します。

舌の裏のヒモ(舌小帯)を長く伸ばすことがコツです。

 

2-3. ボタントレーニング

 

 

唇のまわりを取り囲む筋肉を鍛えるトレーニングです。

2.5〜3.8cmの大きなボタン綿の糸を使用します。

 

ボタンに糸をしっかりと結びつけ、糸の結び目の先1本は30cmほど長く残します。

 

ボタンを歯と唇の間に入れて唇を硬く閉じ、糸を引っ張ってボタンが口から出ないようにします。

これを30秒ほど繰り返します。1日3回が目安です。

 

まるで、唇との綱引きみたいですね。ボタンを離すまいと唇をギューッと結ぶのがコツですよ。

 

【注意】

ボタンは飲み込めない大きさの大きなものを使用すること

必ず大人がいるところで行うこと

 

3. 口腔筋機能療法が必要かどうかチェック!

 

 

ここで、ご自分のお子さんは口腔筋機能療法が必要かどうかチェックしてみましょう。

お子さんはどんなクセや生活習慣を持っていますか?

 

  • ・いつも口を開けている
  • ・頬杖をよくついている
  • ・3歳を過ぎても指しゃぶりをしている
  • ・寝る時は横向き
  • ・爪を噛むクセがある
  • ・唇を噛むクセがある
  • ・猫背
  • ・食べる時クチャクチャと音を立てる
  • ・足がつかない椅子に座って食べている
  • ・よく噛まないで飲み込む
  • ・飲み物を飲み込む時、舌が前に出る
  • ・舌の先がいつも前歯の裏に触れている
  • ・水がないと食事ができない

 

いかがでしたか?1つでも当てはまるものがあれば、要注意です。

一度、歯医者さんに相談してみましょう。

 

4. お口ポカンや舌クセは歯並びを悪くする原因

 

 

先程チェックした色々なクセや生活習慣は、じつは悪い歯並びにしてしまう原因です。

 

歯はほんのわずかな力でも、かけ続けるとだんだん動いてしまうのです。

歯が動くとそれに伴ってあごも狭くなったり歪んだりしてしまいます。

 

歯並びの良し悪しを決めるのは、です。舌は大きな筋肉の塊で、上あごを微かな力で押しながら上あごの成長を助けています。

 

舌は緊張していないと平べったくなりますね。その状態の舌がすっぽりと収まる広さに上あごが成長していれば、歯が並ぶスペースも十分あり、きれいな歯並びになります。

 

しかし、舌を正しく使っていないと上あごが狭くなり、歯が並ぶスペースが足りなくなって出っ歯や受け口、ガタガタの歯並びになってしまうのです。

 

ただ、あごの骨の成長は、10歳くらいまでが勝負。早めにトレーニングをして正しい筋肉をつけておけば、上あごも矯正できて将来歯並びが悪くなるのを防げますよ。

 

5. 歯並びが悪くなるとどうしてダメなの?

 

 

歯並びが悪くなると、色々な悪影響があります。どんなものがあるか、挙げてみましょう。

 

  • ・磨き残しが多い
  • →・歯垢や歯石が溜まりやすい
  • →・虫歯や歯周病になりやすい
  • →・口臭がきつくなる
  • ・食べ物をよく噛めない
  • →・消化不良の原因になる
  • →・胃にダメージを与える
  • ・骨のバランスが崩れ姿勢が悪くなる
  • ・→慢性的な頭痛や肩こりの原因になる
  • ・→視力が落ちる原因になる
  • ・→内臓の病気になる可能性が高い
  • ・見た目が悪い
  • ・→顔の印象を左右する
  • ・→コンプレックスの原因になる
  • ・→消極的な性格になる可能性も

 

歯並びが悪いと、体全体にこんなにたくさんのリスクがあります。身体の機能だけでなく、メンタル面にも影響が出るので要注意ですね。

 

また、お口ポカンの場合、鼻の病気を持っている可能性があります。

何度言ってもクセが治らない場合や、口呼吸がクセになっている場合は、一度耳鼻科で診てもらいましょう。

 

▶子どもの虫歯とアレルギー性鼻炎の関係|お口ポカンも要注意!

 

6. まとめ

 

口腔筋機能療法は名前こそ難しいですが、やることは難しくありません。

ただ、きちんとした指導なしにやってしまうと、間違った筋肉の使い方が身についてしまう可能性があります。

 

口腔筋機能療法は、歯医者さんできちんと指導を受けてから行ってくださいね。

 

◆この記事のまとめ
1. 舌、唇、頬の筋肉をトレーニングして正しい飲み込み方や歯並びが悪くなるのを防ぐ
2. 月1回歯医者さんに通い、あとは自宅でトレーニングする
3. お口ポカンや指しゃぶり、頬杖などが歯並びを悪くする
4. 口腔筋機能療法の種類は数十種類ある
5. どれを行うかは歯医者さんが判断する