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子どもの歯並びが悪くなる原因は?身体への影響と治療法

2021年8月19日

子どもの歯並びが悪いと気になりますね。

見た目はもちろんのこと、滑舌や消化などに影響があるのでは?と気に病む親御さんもいらっしゃるでしょう。

歯並びが悪いと、虫歯にもなりやすくなります。

 

子どもの歯並びが悪くなる原因には、1.先天性のもの(骨)2.後天的なもの(習慣で作られた筋肉)があります。

 

今回取り上げるのは、手術などを必要としない後天的な原因についてです。

 

習慣で作られるお口周りの筋肉によって、歯並びまで変わってしまうなんて、ちょっと意外だったかもしれませんね。

しかし、逆をいうとその習慣さえ治せば、歯並びも改善していきますよ。

 

ここでは子どもの歯並びが悪くなる原因と身体への影響、歯並びを良くするための治療法などをご紹介します。

成長途中の子どもなら、生活の改善で治すことができる歯並びもあるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

1. 子どもの歯並びが悪くなる原因

子どもの歯並びが悪くなる原因は、以下の4つです。

 

  • ・指しゃぶりや頬杖などの悪癖
  • ・口呼吸
  • ・姿勢
  • ・柔らかいものばかり食べる

 

ひとつずつ詳しく説明していきますね。

 

1-1. 指しゃぶりや頬杖などの悪癖

 

将来なる可能性のある歯並び

  • ・出っ歯
  • ・受け口

 

3歳を過ぎても指しゃぶりしている場合、出っ歯になる可能性があります。

指しゃぶり自体は赤ちゃんの精神安定剤でもあり、決して悪いものではありません。

しかし、親指で前歯を押し続けていると、前歯がだんだんと外側に向いていってしまうのです。

 

また、頬杖をつく癖があると、手で下あごを押す時間が長くなり、受け口になる可能性があります。

 

1-2. 口呼吸

 

将来なる可能性のある歯並び

  • ・受け口
  • ・開咬

 

口呼吸のクセがあると、常に口を半開きにして舌が下あごの中に落ちている状態になります。

こういった状態が続くと、受け口になる可能性があります。

 

本来の舌の正しい位置は、上あごと下あごの中間に浮いている状態です。

しかし、舌が下あごに落ちていると、下あごが過剰に発達して受け口を招いてしまうのです。

 

また、下あごを持ち上げる力が育たないので開咬(奥歯を閉じても前歯がくっつかない)になることもあります。

 

1-3. 姿勢

 

将来なる可能性のある歯並び

  • ・受け口
  • ・出っ歯
  • ・叢生(ガタガタの歯並び)

 

歩く時に背中が丸まると、前を見ようとしてあごが自然と突き出ます

すると、知らないうちに受け口気味になっていきます。

 

座っている時に背中を丸くすると、今度はうつむき加減になりますね。

食事などの時にうつむき加減に食べていると、前歯でばかり噛むようになるので出っ歯になる可能性があります。

 

背骨が曲がると左右のバランスも崩れがち。左右のバランスは、歯並びにも影響します。

悪い姿勢はガタガタの歯並び(叢生)になってしまう元でもあるのです。

 

1-4. 柔らかいものばかり食べる

 

将来なる可能性のある歯並び

  • ・出っ歯
  • ・叢生(ガタガタの歯並び)

 

歯やあごの成長期に奥歯を使うことはとても重要です。しかし、柔らかいものばかり食べていると、奥歯を使いません。

 

奥歯で噛む前に飲み込んでしまうからです。

 

柔らかいものばかり食べていると、あごや舌の筋肉が十分に成長できず、出っ歯ガタガタの歯並びになりやすくなります。

 

2. 悪い歯並びの治療法

子どもの歯並びの悪さは、成長段階で改善すれば治ることも多いです。

原因が分かったら、きれいな歯並びになるためのアプローチをしましょう。

 

2-1. 悪癖を治す

 

指しゃぶりや頬杖、悪い姿勢は、意識することで改善することができます。

といっても、ただ「ダメ!」と叱だけでは癖はなかなか改善しません。

しかし、子ども本人が意識すると早めに改善できますよ。

 

まずは、その癖を続けると歯並びが悪くなってしまうことを、よく説明してあげてください。

 

「○○ちゃんはこんなふうになったらイヤだよね」と歯並びの悪い画像や動画などを見せてあげるのもいいでしょう。

 

2-2. 鼻の治療をする

 

口呼吸が癖になっている場合は、鼻呼吸ができていない可能性があります。

 

鼻呼吸がうまくできないのは、アレルギー性鼻炎慢性的な鼻炎が原因であることが多いので、耳鼻科で一度見てもらいましょう。

 

2-3. 矯正治療をする

 

色々やっても治らない時は、歯医者さんで矯正治療をします。

歯並びが治ったせいで、姿勢が良くなる例もありますよ。

 

子どもの歯の矯正は、年齢に応じて第一期治療第二期治療の2段階に分けられています。

 

第一期治療

8歳〜10歳までの乳歯と永久歯が混合しているお口の矯正は、第一期治療といいます。

第一期治療の目的は、永久歯をきれいな歯並びにするための下地作りです。

 

具体的には、舌やお口周りの筋肉の正しい使い方などをトレーニングしたり(口腔筋機能療法)、あごを少しずつ広げて歯がきれいに並ぶようにスペースを開けたりします(床矯正)。

 

口腔筋機能療法と床矯正では、使う装置が異なります。詳しくは、お気軽にお聞きくださいね。

 

第二期治療

11歳から成人するまでの永久歯が生え揃ったお口の矯正は、第二期治療です。

 

矯正方法は大人の矯正治療と同じで、歯が並ぶためのスペースを作り、全体の歯を少しずつ動かしてきれいに並べます。

 

3. 悪い歯並びがもたらす悪影響

 

歯並びが悪いまま放っておくと、以下のような悪影響が出る可能性があります。

 

  • ・虫歯や歯周病になりやすい
  • ・咬み合わせが合わなくなる
  • ・消化不良を起こす
  • ・顎関節症を引き起こす
  • ・滑舌が悪くなる
  • ・あごや顔が歪む
  • ・体全体のバランスが崩れ病気になりやすい
  • ・容姿のコンプレックスを持ち、性格に影響する

 

歯並びが悪いと、歯と歯が重なった部分がよく磨けず、虫歯や歯周病になりやすくなります。

 

また、咬み合わせが合わないと食べ物をよく噛めないため消化不良を起こし、胃腸を傷める原因になります。

 

歯並びが悪いと、あご骨の左右のバランスが乱れて全身のバランスにも影響し、内臓疾患や関節の疾患などを招く元にもなるのです。

 

見た目のコンプレックスで悩む人も多く、それが原因で性格も引っ込み思案になってしまうことがあります。

 

4. まとめ

子どもの歯並びは、将来色々な悪影響を及ぼします。できれば気づいた時点で治してあげたいですね。

 

改善方法がわからない場合は、歯医者さんに気軽に相談してくださいね。

お子さんの症状に合った改善方法を一緒に考え、専門家の知識と経験を生かして適切なご提案をします。

 

◆この記事のまとめ
1. 指しゃぶりや頬杖などの悪癖は歯並びを悪くする
2. 常に口呼吸だと歯並びを悪くする
3. 姿勢が悪いと歯並びを悪くする
4. 柔らかいものばかり食べていると歯並びを悪くする
5. 悪癖を治すには理由を説明して自覚させることから
6. 口呼吸の場合は鼻の病気を疑う
7. それでもダメなら歯医者さんで矯正をする