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子どもの歯の矯正はいつからやるのがいいの?期間や費用は?

2021年8月6日

 

「うちの子、歯並びが悪い気がする…矯正をはじめたほうがいいのかな?」
「矯正は早いうちにはじめたほうがいいらしいけど、いつ頃からできるの?」

など、子どもの矯正については分からないことが多いですね。

 

そこで、今回は子どもの矯正治療について詳しくご紹介します。費用や期間についても説明しますので、お子さんの歯並び矯正が気になっている方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

 

1. 子どもの矯正は症状に応じて必要かどうか判断する

子どもの矯正は、症状に応じて就学前にはじめたほうがいいケースと、永久歯が生え揃ってからはじめたほうがいいケースがあります。

 

就学前からはじめたほうがいいケースは受け口、出っ歯、叢生です。

 

1-1. 受け口

受け口は、下の前歯が上の前歯より前に出ている状態です。子どもの受け口は3〜4歳から治療を始めると、あごの成長を利用して自然に治すことができます。

 

反対に大きくなってからだとあごの成長が進んでしまうため、あごの骨を削るなど大掛かりな治療が必要になってしまうのです。

 

「そんな小さな子にあの矯正装置をつけるの?」と思う方もいるかもしれませんね。想像しているのは、おそらくワイヤー矯正のことでしょう。

 

しかし、3〜4歳の歯の矯正は、夜間だけにとりつけるマウスピースのようなもので、痛みもなく取り外しも自由にできます。

 

この矯正装置は、お口周りの筋肉をトレーニングするもので、舌の位置や正しい使い方を矯正してバランスを整えるものです。

 

1-2. 出っ歯や叢生

出っ歯は受け口とは反対に、上の前歯が下の前歯にかぶさっている状態です。叢生とはガタガタな歯並びのことで、出っ歯も叢生もあごの成長を利用して矯正することができます。

 

出っ歯や叢生の矯正は、6歳ころから始めるのがおすすめです。出っ歯や矯正になる原因のほとんどは、あごが小さく歯がはえるスペースが足りないため。

 

あごの大きさを少しずつ広げる床矯正という装置を使って治療をしていきます。

床矯正も自分で取り外しができ、痛みもほとんどありません

 

1-3. 口元が出ている歯並び

上下ともに出ているような歯並びは、永久歯に生え揃ってから矯正をはじめます。その理由は、子どもの矯正では効果が出にくいからです。

 

また、叢生でも歯の重なりが大きい場合には、永久歯に生え揃ってから矯正治療をした方がきれいに並ぶことがあります。

 

2. 子どもの矯正には第一期治療と第二期治療がある

子どもの歯は最初に乳歯が生え、さらに乳歯から永久歯に生え変わりますね。

そのため、歯の矯正治療も成長に応じて2段階に考えられています。

 

2-1. 第一期治療

 

第一期治療は5〜12歳です。歯の生え変わり時期には個人差がありますが、乳歯と永久歯の生え変わり時期に行います。

 

歯の生え変わり時期に行うのは、あごの成長を利用して歯並びを整え、永久歯がきれいに生えるようにしていくためです。あごの成長段階でもあるため、骨格が原因の受け口や出っ歯、叢生などに有効です。

 

もちろん、すでに生えた永久歯も治療しますが、まだあごの成長を利用してきれいに並べることができるので、歯を抜かないで矯正することができます。

 

  • 第一期治療の内容
  • ・歯並びに影響がある悪いクセを改善する
  • ・あごのゆがみや大きさを整える
  • ・永久歯がきれいに並ぶように導く
  • 使う矯正装置の種類
  • ・子ども用マウスピース
  • ・床矯正

 

第一期治療をするメリットは、お子さんに負担をかけずに済むということです。痛みもなく、自宅にいる時間寝ている間だけ矯正装置をつければいいので、保育園や幼稚園でストレスを感じることもありません。また、あごのサイズやゆがみが整うので、第二期治療が必要なくなるお子さんも多いです。

 

  • 第一期治療のメリット
  • ・痛みがほとんどない
  • ・日常生活に影響しない
  • ・歯を抜かないで歯並びをきれいにすることができる
  • ・治療期間が短くて済む
  • ・第二期治療が不要になる可能性が高い
  • ・虫歯になりにくくなる

 

2-2. 第二期治療

 

第二期治療は12歳頃から成人になるまでです。この時期には永久歯がほとんど生え揃っています。あごの成長もほぼ完成するので、大人と同じ内容の矯正治療を行います。

 

第二期治療は、歯の咬み合わせの改善や歯並びを整えるのが目的です。

 

あごの成長が止まっているため、歯が並ぶスペースが足りなくて歯並びが悪くなっている場合は、歯を抜いてスペースを作ります

ただ、歯を抜くと言っても噛むのに支障のない歯を抜くので、安心してくださいね。

 

  • 第二期治療の内容
  • ・永久歯がきれいに並ぶようにスペースを確保する
  • ・咬み合わせや歯のゆがみを整える
  • 使う矯正装置の種類
  • ・ワイヤー矯正
  • ・舌裏矯正
  • ・マウスピース

 

第二期治療のメリットは、自覚をもってしっかりと矯正治療を行えることです。この時期はちょうど思春期真っ只中。この時期に矯正を行うと、容姿へのコンプレックスなどがなくなり、はつらつとした明るい性格になる人も多いです。

 

  • 第二期治療のメリット
  • ・矯正治療の目的をしっかりと理解できる
  • ・虫歯になりにくくなる
  • ・容姿のコンプレックスがなくなる
  • ・外交的な性格になることが多い

 

3. 子どもの矯正治療にかかる費用と期間

 

子どもの矯正治療にかかる費用は、第一期と第二期とではやや異なります。また、症状によっても個人差があります。

 

3-1. 第一期治療の費用相場と期間の目安

【費用】20〜40万円程度

【期間】1〜3年程度

 

※第一期治療で十分な効果が得られなかった場合には、ひきつづき第二期治療も行うことがあります。

 

3-2. 第二期治療の費用相場と期間の目安

【費用】25〜70万円程度

【期間】1〜2年程度

 

大人の矯正治療は、後戻りを防ぐために矯正治療と同じ時間だけ保定期間が必要です。保定期間には簡易的なマウスピースのような装置を使います。

 

4. まとめ

子どもの歯の矯正は、骨格が原因の受け口や出っ歯、叢生なら就学前から始めるのがベストです。あごの成長を利用して矯正すれば、お子さんの負担も少なく、将来永久歯を矯正しなくて済む可能性も高くなります。

それ以外でも、歯並びが気になるようであれば、7〜8歳ころには始めるのが良いでしょう。永久歯が生え揃ってからでは、あごの成長も止まり、矯正期間も長くなります。

もしも分からないことがあれば、お気軽にご相談くださいね。

◆この記事のまとめ
1. 受け口は3〜4歳に矯正を始めるのがベスト
2. 出っ歯、叢生は6歳までに矯正を始めるのがベスト
3. 子どもの矯正は第一期治療と第二期治療の2段階
4. 第一期治療はあごの成長促進と永久歯をきれいに生えさせるのが目的
5. 第二期治療は咬み合わせや歯並びを整えることが目的